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第三話 クズ勇者、ダンジョンへ行く
その十五
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怪しい声に導かれ、オレたち勇者パーティは気味の悪い部屋に入った。
すると、入口が突然閉まる。
「うそ。入口に扉なんてなかったわよ」
「これは――ワナだ」
無口なクローゼがそうつぶやく。
「――ワナ?」
その時、部屋の奥がボウッと怪しい光が灯った。そこに、なにやら人影が――
「誰かいるのか?」
「キサマたちか? 妾の眠りを妨げるのは――」
そんな声が聞こえた。先ほどの男の声ではない。また、新たな人物だ――
いや――人物ではない。その人影がスーッと音もなく近づくと、それがなにかわかった。
「コイツもアンデット?」
ボロボロのローブを着ているが、中は骸骨――つまり、スケルトンだ。
「なんだ? スケルトンが一体だけ?」
それなら、敵というほどではない。
「違います。スケルトンではありません。あの杖を文献で見たことがあります」
ロゼルに言われ、アンデットの手にある杖を見た。立派な杖だ。持ち手の部分に大きな赤い水晶が見える。
「じゃあ、なんだってんだ?」
「あれは――リッチです」
「――えっ?」
リッチという言葉で、全員が息を飲む。
いにしえの魔女が永遠の命を手に入れようと禁忌の魔法を開発した。魔法は成功し、彼女は不死となった――が、それは魂だけで、やがて肉体は朽ち果て、醜いモンスターとなった――それが、リッチだ。
「そ、そんな怪物が、なぜこのダンジョンにいるんだ?」
いやいや、聞いてないぞ。
「おいオマエ、今、妾を怪物だと言ったか?」
このモンスター、しゃべっているぞ。知力があるということか?
「その醜い姿――どう見たって怪物だろ?」
リッチだろうが、なんだろうが、アンデットなら倒せばイイだけだ。
「ぬ、ぬ、ぬ……『怪物』と言っただけではなく、『醜い』だと? この妾のことを――」
なんか、リッチのカラダがブルブルと震えている。
「ゆるさん――オマエら皆殺しじゃ!」
リッチのカラダが炎に包まれる。まるで劫火のような激しい炎だ! その一部がこちらに向かってきた!
「きゃあ!」
ドスンッ! という大きな音と強烈な爆風を感じた――が、それ以上は何も起きない。クローゼが神盾アイギスで劫火を防いだのだ!
「今のうちに、逃げるぞ」と、クローゼがうしろを振り向き、オレたちに声をかける。
「逃げる? ふざけるな! オレは勇者だ。逃げるなんてマネできるか!」
「ダメです! そもそも、ココは下層へ向かうルートから外れています。リッチと戦う必要なんてないのです! 早くココから離れるのです!」
またロゼルだ。オレの腕を握り、引っ張る。
「うるさい! 離せ!」
オレは手にした神剣クサナギを振り回した。
「うわっ!」とロゼルが避ける。剣先が聖職服のゆったりした袖を切り裂いた。
「アレン! アンタ! 味方に剣を向けるなんて!」
ニグレアが文句を言うが、「邪魔するからだろ!」と言い返す。そうだ。オレがあのスケルトンを倒せばイイだけのことだ。
「うおぉぉぉぉっ!」
オレは武技、『瞬足』を使い、リッチに向かって突進する!
よし、やれる! オレは勇者なんだから、当たり前だ! オレの間合いにリッチを捕らえると、クサナギを振り下ろした!
「くらえぇッ!」
ガツッ! 手ごたえがあった! リッチのカラダにキズがついている。よし! クサナギなら、リッチにダメージを与えられる。そう思ったのもつかの間、リッチの目が光ると、激しい衝撃がカラダ全体に加わった。
「うわっ!」
その勢いで飛ばされ、尻もちを付く。クサナギも手放してしまい、リッチの前にカランと音を立てて転がった。
「な、なんだ?」
一瞬のことでよくわからなかったが、衝撃波みたいなモノだった。これも魔法なのか?
「うむむ、この妾にキズをつけるとは――オマエ、許せん」
リッチがつぶやくと、オレのカラダが宙に浮く。
「な、なんだぁ」
手足をバタバタしても何も触れない。リッチから「潰れてしまえ」という声が発せられると、ものスゴい勢いで横方向へ飛ばされた。
「うわぁぁぁぁっ!」
そのまま奥の壁に叩きつけられる!
「ぐふぁぁぁぁっ!」
壁が崩れオレはその中に埋もれた。かろうじて武技、『堅剛』を発動し、カラダの強度を上げたことでなんとか持ちこたえたが、生身のままなら肉片となって辺りに飛び散っていただろう。
「アレン! 大丈夫ですか!」
ロゼルの声が聞こえたが、何も言えない。カラダ中に感じる激しい痛みもあったが、それよりも圧倒的なリッチのチカラに恐怖で言葉を失っていたのだ。
「なんだ。まだ生きているのか? なら、楽にしてやろう」
リッチがそう言葉を続けると、床に転がっていた神剣クサナギが淡く輝き、ひとりでに浮き出す。そのまま横移動して、リッチの骨の手のひらに収まった。
「なるほど――神剣クサナギか? それで、妾のカラダにキズがついたのだな。しかし、この剣の持ち主として、オマエはあまりにも未熟。それを反省し、この剣にかかって死ぬのじゃ」
リッチがクサナギを振り上げた時、「聖なる光よ邪悪な魂を滅ぼせ! ホーリー!」というロゼルの声が部屋に響いた。それと同時に眩しい光がリッチを包む。
「おぉぉぉぉっ!」
リッチがそう悲鳴をあげる。
「や、殺れたの?」
ニグレアが半身半疑な声をあげるが、ロゼルは「どうやら、ダメのようです」と少し笑みを浮かべる。
「ハ、ハ、ハ! 千年ぶりに痛みというものを感じたぞ! このカラダにも五感があったのじゃな! そこの聖職者よ、礼の代わりにコレを受け取るのじゃ!」
リッチの高笑いのあと、振り上げたクサナギを振り抜く。その行き先は――
「ぐふあぁぁぁぁっ!」
ロゼルのカラダにクサナギが突き刺さる!
「ロゼル!」ニグレアの叫び声が聞こえた。
ダ、ダメだ。歯が立たない――強すぎる。このままでは、オレも殺される!
「う、うわぁぁぁぁっ!」
オレは気が狂ったように走り出した。幸いにもオレがぶつかった部分の壁が崩れ、外の通路へとつながっている。
「オレたちも脱げるぞ」
「待って! ロゼルが!」
「もう助からない! ヤツを連れ出そうとすれば、オレたちも殺られるぞ!」
クローゼも、ニグレアの腕を掴み、オレのあとを追った。だが、もうそんなことはどうでもイイ。オレは一目散に逃げた。
こんなところで死んでたまるか!
オレはいずれ世界を救う勇者だ!
あんなバケモノを相手にできるか!
そう、自分に言い聞かせ、全力で上の階を目指した。
すると、入口が突然閉まる。
「うそ。入口に扉なんてなかったわよ」
「これは――ワナだ」
無口なクローゼがそうつぶやく。
「――ワナ?」
その時、部屋の奥がボウッと怪しい光が灯った。そこに、なにやら人影が――
「誰かいるのか?」
「キサマたちか? 妾の眠りを妨げるのは――」
そんな声が聞こえた。先ほどの男の声ではない。また、新たな人物だ――
いや――人物ではない。その人影がスーッと音もなく近づくと、それがなにかわかった。
「コイツもアンデット?」
ボロボロのローブを着ているが、中は骸骨――つまり、スケルトンだ。
「なんだ? スケルトンが一体だけ?」
それなら、敵というほどではない。
「違います。スケルトンではありません。あの杖を文献で見たことがあります」
ロゼルに言われ、アンデットの手にある杖を見た。立派な杖だ。持ち手の部分に大きな赤い水晶が見える。
「じゃあ、なんだってんだ?」
「あれは――リッチです」
「――えっ?」
リッチという言葉で、全員が息を飲む。
いにしえの魔女が永遠の命を手に入れようと禁忌の魔法を開発した。魔法は成功し、彼女は不死となった――が、それは魂だけで、やがて肉体は朽ち果て、醜いモンスターとなった――それが、リッチだ。
「そ、そんな怪物が、なぜこのダンジョンにいるんだ?」
いやいや、聞いてないぞ。
「おいオマエ、今、妾を怪物だと言ったか?」
このモンスター、しゃべっているぞ。知力があるということか?
「その醜い姿――どう見たって怪物だろ?」
リッチだろうが、なんだろうが、アンデットなら倒せばイイだけだ。
「ぬ、ぬ、ぬ……『怪物』と言っただけではなく、『醜い』だと? この妾のことを――」
なんか、リッチのカラダがブルブルと震えている。
「ゆるさん――オマエら皆殺しじゃ!」
リッチのカラダが炎に包まれる。まるで劫火のような激しい炎だ! その一部がこちらに向かってきた!
「きゃあ!」
ドスンッ! という大きな音と強烈な爆風を感じた――が、それ以上は何も起きない。クローゼが神盾アイギスで劫火を防いだのだ!
「今のうちに、逃げるぞ」と、クローゼがうしろを振り向き、オレたちに声をかける。
「逃げる? ふざけるな! オレは勇者だ。逃げるなんてマネできるか!」
「ダメです! そもそも、ココは下層へ向かうルートから外れています。リッチと戦う必要なんてないのです! 早くココから離れるのです!」
またロゼルだ。オレの腕を握り、引っ張る。
「うるさい! 離せ!」
オレは手にした神剣クサナギを振り回した。
「うわっ!」とロゼルが避ける。剣先が聖職服のゆったりした袖を切り裂いた。
「アレン! アンタ! 味方に剣を向けるなんて!」
ニグレアが文句を言うが、「邪魔するからだろ!」と言い返す。そうだ。オレがあのスケルトンを倒せばイイだけのことだ。
「うおぉぉぉぉっ!」
オレは武技、『瞬足』を使い、リッチに向かって突進する!
よし、やれる! オレは勇者なんだから、当たり前だ! オレの間合いにリッチを捕らえると、クサナギを振り下ろした!
「くらえぇッ!」
ガツッ! 手ごたえがあった! リッチのカラダにキズがついている。よし! クサナギなら、リッチにダメージを与えられる。そう思ったのもつかの間、リッチの目が光ると、激しい衝撃がカラダ全体に加わった。
「うわっ!」
その勢いで飛ばされ、尻もちを付く。クサナギも手放してしまい、リッチの前にカランと音を立てて転がった。
「な、なんだ?」
一瞬のことでよくわからなかったが、衝撃波みたいなモノだった。これも魔法なのか?
「うむむ、この妾にキズをつけるとは――オマエ、許せん」
リッチがつぶやくと、オレのカラダが宙に浮く。
「な、なんだぁ」
手足をバタバタしても何も触れない。リッチから「潰れてしまえ」という声が発せられると、ものスゴい勢いで横方向へ飛ばされた。
「うわぁぁぁぁっ!」
そのまま奥の壁に叩きつけられる!
「ぐふぁぁぁぁっ!」
壁が崩れオレはその中に埋もれた。かろうじて武技、『堅剛』を発動し、カラダの強度を上げたことでなんとか持ちこたえたが、生身のままなら肉片となって辺りに飛び散っていただろう。
「アレン! 大丈夫ですか!」
ロゼルの声が聞こえたが、何も言えない。カラダ中に感じる激しい痛みもあったが、それよりも圧倒的なリッチのチカラに恐怖で言葉を失っていたのだ。
「なんだ。まだ生きているのか? なら、楽にしてやろう」
リッチがそう言葉を続けると、床に転がっていた神剣クサナギが淡く輝き、ひとりでに浮き出す。そのまま横移動して、リッチの骨の手のひらに収まった。
「なるほど――神剣クサナギか? それで、妾のカラダにキズがついたのだな。しかし、この剣の持ち主として、オマエはあまりにも未熟。それを反省し、この剣にかかって死ぬのじゃ」
リッチがクサナギを振り上げた時、「聖なる光よ邪悪な魂を滅ぼせ! ホーリー!」というロゼルの声が部屋に響いた。それと同時に眩しい光がリッチを包む。
「おぉぉぉぉっ!」
リッチがそう悲鳴をあげる。
「や、殺れたの?」
ニグレアが半身半疑な声をあげるが、ロゼルは「どうやら、ダメのようです」と少し笑みを浮かべる。
「ハ、ハ、ハ! 千年ぶりに痛みというものを感じたぞ! このカラダにも五感があったのじゃな! そこの聖職者よ、礼の代わりにコレを受け取るのじゃ!」
リッチの高笑いのあと、振り上げたクサナギを振り抜く。その行き先は――
「ぐふあぁぁぁぁっ!」
ロゼルのカラダにクサナギが突き刺さる!
「ロゼル!」ニグレアの叫び声が聞こえた。
ダ、ダメだ。歯が立たない――強すぎる。このままでは、オレも殺される!
「う、うわぁぁぁぁっ!」
オレは気が狂ったように走り出した。幸いにもオレがぶつかった部分の壁が崩れ、外の通路へとつながっている。
「オレたちも脱げるぞ」
「待って! ロゼルが!」
「もう助からない! ヤツを連れ出そうとすれば、オレたちも殺られるぞ!」
クローゼも、ニグレアの腕を掴み、オレのあとを追った。だが、もうそんなことはどうでもイイ。オレは一目散に逃げた。
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オレはいずれ世界を救う勇者だ!
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