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十五.
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朝ご飯が終わって、洗い物を済ませた頃、瑞穂が出勤してきた。今日も瑞穂にくっついていようと思っていた奈津だったが、佐奈が朝ご飯の時からやたらとテンションが高かったのが気になり、瑞穂の手伝いの前に蔵の方を覗きに行ってみる。
蔵の中も一度改装したようで、いかにも倉庫といった感じの内装ながら、換気扇などもついていてそれなりに清潔に保たれている。いくつか置かれた棚の中に雑多なものが無造作に置かれている。3階建てになっていて、奈津は階段を最上階まで上がっていく。古い書類や書物はそこにまとめて置いてあるらしい。
小さな小窓が設置してあって、佐奈でも背伸びすれば屋敷の裏手が見える。明かりは、真上に取り付けられた蛍光灯だけだったが、本を読むための光量は十分だった。ただし、蛍光灯のスイッチは下にあるようで、ここからは操作できないようで、不便そうに感じた。
いかにも古そうな書物を、机代わりの段ボールの上に並べ、丸い椅子に腰かけて熱心に読みふけっている藤次と、蔵の中を興味津々と言った感じで歩き回っている佐奈。佐奈のほうにあまり気を向けていないようで、少し――かなり、心配になる。
「佐奈。お姉ちゃんと一緒に、瑞穂さんのお手伝いをしようか」
と誘ってみるが、「んーん。ここにいる」という返事が返ってくる。
「……お父さん。ちゃんと佐奈のことを見ていてよね」
正面に立って声をかけてみるが返事がない。もう一度「お父さん」と声をかけるが、やはり無反応。やや強めの口調で声をかけると、藤次もようやく気が付いたようで、「ああ、来ていたのか。どうした?」と顔を上げて言う。
「……佐奈のことをちゃんと見ていてよ」
「心配するな。佐奈が大事な史料を傷めないようにちゃんと見ているから」
「心配するところが違うって……」
奈津の口調に少し不安が混じる。蔵の扉の鍵を閉めようかと本気で思った。
「もの凄く、不安だけれど、佐奈のことをよろしくお願いね」
「おう。任せろ。で、用は、それだけか?」
「まぁ……それだけって言えば、それだけなんだけれど……」
そう呟いてから、「そうそう」と奈津は話を変えた。
「ちょっと、聞きたいことがあるんだけれど……」
「何だ? 小遣いの値上げには応じられないぞ」
「……そっかぁ。じゃぁ、ウチの食卓には、これから二度とお父さんの大好物の鰤大根が乗ることはないね」
「ちょっと待て! 鰤大根を人質にするのは卑怯だぞ」
「人質なんて人聞きの悪い……って、別にそんなことじゃなくて。神様って、人を食べるのか、ちょっと気になってね」
「何だ? いきなり」
「だから、ちょっと気になっただけなんだって」
藤次は読んでいた書物を開いたままで段ボール箱の上に置いた。
「人間を食べる神様と言えば……有名なところでは仏教の護法神であり、夜叉の一種である荼枳尼天だろうかな。日本では稲荷信仰と習合して、白狐に乗った天女の姿で描かれることも多いけれど、インドの神、ダーキニーという人間の肉を食らう魔女が起源だと言われている」
今ではどんな身分にも関わらず誰にでも福を与えてくれる徳の高い神様として扱われているけれどな、と付け加えた。
奈津はそれをうんうんと頷きながら聞いていた。
「面白い話としては、鬼子母神の話だろうか」
と藤次は続けた。
「鬼子母神は500人の子供がいたんだが、その子育ての体力をつけるために人間の子を捕まえて食べていたんだ。見かねたお釈迦様が、鬼子母神の末の子を隠してしまわれた。半狂乱になってわが子を探し回る鬼子母神にお釈迦様は、「大勢いる子の一人を失っただけでもこれほど苦しいのに、それよりずっと少ない子を失った人間の母親の悲しみはいかばかりか」と諭して彼女の子を戻された。鬼子母神は改心して、人々を脅かすのをやめて三宝に帰依して、仏教の守護神となり、安産や子育ての守り神としても崇められるようになった」
「神様が人を食べるのは珍しいことなの?」
「いやいや。洋の西東問わず神様にとって人間は食い物だったのさ。でも……例えば西洋だとキリスト教が勢力を広げるにつれて、そういった神は悪魔の類に堕とされていった。日本でも、そういった流れがあったんだろう。有名な八岐大蛇も元は山神や水神だったと考える説がある。須佐之男命による八岐大蛇退治は、神に生贄を捧げていた時代の終わりを表すという説だ」
須佐之男命による八岐大蛇退治は日本神話で最も有名なエピソードである。
天照大神の弟という重要な立場にありながら乱暴狼藉をはたらき高天原を追われ、下界へ降りた須佐之男命が、出雲の国で涙にくれる老夫婦と出会った。
話を聞くと、ホウズキのように赤い目をした、八つの頭と八本の尾を持ち、峰八つ谷八つを覆うという巨大な体躯の怪物・八岐大蛇が、年に一度、若い娘を生贄として要求してくるのだという。今年の犠牲者はこの老夫婦に最後に残された娘・櫛名田比売なのだった。
一目見て櫛名田比売を気に入った須佐之男命は、櫛名田比売との結婚を条件に八岐大蛇退治を引き受けた。八つの樽に、強力な酒を仕込んでおき、これを飲んだ八岐大蛇の八つの頭が全て酔いつぶれている間に、全ての首を落とし、さらに全ての尾を切り落とし、退治したのである。
その尾の一つから神剣・天叢雲剣が出てきた。須佐之男命は天叢雲剣を、仲違いした高天原の天照大神に献上し、櫛名田比売とともに須賀の地に移り住んだと伝えられる。
「かつては洪水による犠牲者は水神の怒りに触れた者や巻き込まれた者と考えられたんだ。その神の怒りを鎮めるために、予め生贄を捧げる、あるいは人柱を立てることで、少しでも被害を軽くしようと考えた。しかし、治水によって洪水を克服したことで生贄などという悪弊を行う必要がなくなった。それが須佐之男命の八岐大蛇退治という形で、後世に残ったのではないか――」
藤次は身振り手振りを交えながら、だんだん饒舌になってきた。話し方も、子供に語って聞かせるというよりも、まるで学生に聞かせるような話し方になっていって、奈津も少し呆れてしまう。
その表情に気づいたか、藤次は小さくコホンと咳払いして、
「饅頭は中国の三国志の時代に、蛮族が川の氾濫を収めるために人の首を切り落として川に沈めるという蛮族の悪習を廃するために、諸葛孔明が発明したという話もある。人間や動物を神様への捧げものにするために代わりに、模した人形や食べ物で代用するようになったのだろう。中国の陶俑や兵馬俑、日本の土偶や埴輪なんかは有名だな。統治体制が確立し、社会生活を営む上で道徳が重んじられるようになると、いくら神への捧げものや祈願としても、人の命を奪うことは社会が容認しなくなっていったんだろう。あるいは神様の側も人から畏怖される存在から人に寄り添う存在にその性質が変わっていく過程で、人を食うなんて言う属性は忌むべきものに変わっていったんだろうな」
「そういう意味では、今の神様はずいぶん丸くなったんだね」
「丸くしたんだよ。人間が、な」
藤次は小さく鼻を鳴らすと、段ボール箱の上の書物を取り上げ、「こんなところで、いいか?」と言うと、手元に目線を落とす。
「うん……。じゃ、私は瑞穂さんの手伝いに行くから。お父さんも、暑くなると熱中症になるかもしれないから、時々、水を飲みに来てよ」
「ああ」
藤次の空返事を聞きながら、一度様子を見に来ようと奈津は思った。
* * *
蔵の中も一度改装したようで、いかにも倉庫といった感じの内装ながら、換気扇などもついていてそれなりに清潔に保たれている。いくつか置かれた棚の中に雑多なものが無造作に置かれている。3階建てになっていて、奈津は階段を最上階まで上がっていく。古い書類や書物はそこにまとめて置いてあるらしい。
小さな小窓が設置してあって、佐奈でも背伸びすれば屋敷の裏手が見える。明かりは、真上に取り付けられた蛍光灯だけだったが、本を読むための光量は十分だった。ただし、蛍光灯のスイッチは下にあるようで、ここからは操作できないようで、不便そうに感じた。
いかにも古そうな書物を、机代わりの段ボールの上に並べ、丸い椅子に腰かけて熱心に読みふけっている藤次と、蔵の中を興味津々と言った感じで歩き回っている佐奈。佐奈のほうにあまり気を向けていないようで、少し――かなり、心配になる。
「佐奈。お姉ちゃんと一緒に、瑞穂さんのお手伝いをしようか」
と誘ってみるが、「んーん。ここにいる」という返事が返ってくる。
「……お父さん。ちゃんと佐奈のことを見ていてよね」
正面に立って声をかけてみるが返事がない。もう一度「お父さん」と声をかけるが、やはり無反応。やや強めの口調で声をかけると、藤次もようやく気が付いたようで、「ああ、来ていたのか。どうした?」と顔を上げて言う。
「……佐奈のことをちゃんと見ていてよ」
「心配するな。佐奈が大事な史料を傷めないようにちゃんと見ているから」
「心配するところが違うって……」
奈津の口調に少し不安が混じる。蔵の扉の鍵を閉めようかと本気で思った。
「もの凄く、不安だけれど、佐奈のことをよろしくお願いね」
「おう。任せろ。で、用は、それだけか?」
「まぁ……それだけって言えば、それだけなんだけれど……」
そう呟いてから、「そうそう」と奈津は話を変えた。
「ちょっと、聞きたいことがあるんだけれど……」
「何だ? 小遣いの値上げには応じられないぞ」
「……そっかぁ。じゃぁ、ウチの食卓には、これから二度とお父さんの大好物の鰤大根が乗ることはないね」
「ちょっと待て! 鰤大根を人質にするのは卑怯だぞ」
「人質なんて人聞きの悪い……って、別にそんなことじゃなくて。神様って、人を食べるのか、ちょっと気になってね」
「何だ? いきなり」
「だから、ちょっと気になっただけなんだって」
藤次は読んでいた書物を開いたままで段ボール箱の上に置いた。
「人間を食べる神様と言えば……有名なところでは仏教の護法神であり、夜叉の一種である荼枳尼天だろうかな。日本では稲荷信仰と習合して、白狐に乗った天女の姿で描かれることも多いけれど、インドの神、ダーキニーという人間の肉を食らう魔女が起源だと言われている」
今ではどんな身分にも関わらず誰にでも福を与えてくれる徳の高い神様として扱われているけれどな、と付け加えた。
奈津はそれをうんうんと頷きながら聞いていた。
「面白い話としては、鬼子母神の話だろうか」
と藤次は続けた。
「鬼子母神は500人の子供がいたんだが、その子育ての体力をつけるために人間の子を捕まえて食べていたんだ。見かねたお釈迦様が、鬼子母神の末の子を隠してしまわれた。半狂乱になってわが子を探し回る鬼子母神にお釈迦様は、「大勢いる子の一人を失っただけでもこれほど苦しいのに、それよりずっと少ない子を失った人間の母親の悲しみはいかばかりか」と諭して彼女の子を戻された。鬼子母神は改心して、人々を脅かすのをやめて三宝に帰依して、仏教の守護神となり、安産や子育ての守り神としても崇められるようになった」
「神様が人を食べるのは珍しいことなの?」
「いやいや。洋の西東問わず神様にとって人間は食い物だったのさ。でも……例えば西洋だとキリスト教が勢力を広げるにつれて、そういった神は悪魔の類に堕とされていった。日本でも、そういった流れがあったんだろう。有名な八岐大蛇も元は山神や水神だったと考える説がある。須佐之男命による八岐大蛇退治は、神に生贄を捧げていた時代の終わりを表すという説だ」
須佐之男命による八岐大蛇退治は日本神話で最も有名なエピソードである。
天照大神の弟という重要な立場にありながら乱暴狼藉をはたらき高天原を追われ、下界へ降りた須佐之男命が、出雲の国で涙にくれる老夫婦と出会った。
話を聞くと、ホウズキのように赤い目をした、八つの頭と八本の尾を持ち、峰八つ谷八つを覆うという巨大な体躯の怪物・八岐大蛇が、年に一度、若い娘を生贄として要求してくるのだという。今年の犠牲者はこの老夫婦に最後に残された娘・櫛名田比売なのだった。
一目見て櫛名田比売を気に入った須佐之男命は、櫛名田比売との結婚を条件に八岐大蛇退治を引き受けた。八つの樽に、強力な酒を仕込んでおき、これを飲んだ八岐大蛇の八つの頭が全て酔いつぶれている間に、全ての首を落とし、さらに全ての尾を切り落とし、退治したのである。
その尾の一つから神剣・天叢雲剣が出てきた。須佐之男命は天叢雲剣を、仲違いした高天原の天照大神に献上し、櫛名田比売とともに須賀の地に移り住んだと伝えられる。
「かつては洪水による犠牲者は水神の怒りに触れた者や巻き込まれた者と考えられたんだ。その神の怒りを鎮めるために、予め生贄を捧げる、あるいは人柱を立てることで、少しでも被害を軽くしようと考えた。しかし、治水によって洪水を克服したことで生贄などという悪弊を行う必要がなくなった。それが須佐之男命の八岐大蛇退治という形で、後世に残ったのではないか――」
藤次は身振り手振りを交えながら、だんだん饒舌になってきた。話し方も、子供に語って聞かせるというよりも、まるで学生に聞かせるような話し方になっていって、奈津も少し呆れてしまう。
その表情に気づいたか、藤次は小さくコホンと咳払いして、
「饅頭は中国の三国志の時代に、蛮族が川の氾濫を収めるために人の首を切り落として川に沈めるという蛮族の悪習を廃するために、諸葛孔明が発明したという話もある。人間や動物を神様への捧げものにするために代わりに、模した人形や食べ物で代用するようになったのだろう。中国の陶俑や兵馬俑、日本の土偶や埴輪なんかは有名だな。統治体制が確立し、社会生活を営む上で道徳が重んじられるようになると、いくら神への捧げものや祈願としても、人の命を奪うことは社会が容認しなくなっていったんだろう。あるいは神様の側も人から畏怖される存在から人に寄り添う存在にその性質が変わっていく過程で、人を食うなんて言う属性は忌むべきものに変わっていったんだろうな」
「そういう意味では、今の神様はずいぶん丸くなったんだね」
「丸くしたんだよ。人間が、な」
藤次は小さく鼻を鳴らすと、段ボール箱の上の書物を取り上げ、「こんなところで、いいか?」と言うと、手元に目線を落とす。
「うん……。じゃ、私は瑞穂さんの手伝いに行くから。お父さんも、暑くなると熱中症になるかもしれないから、時々、水を飲みに来てよ」
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