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2 踊れないアルファ
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こういうの、なんていったっけ。
ブレイクダンス? 地面すれすれでくるくる回るヤツ。
リズムが複雑すぎてノリかたがわかんないし、間近で見るとスゴイよりも怖いが先にくる。
あと三メートルくらい離れて見たいけど、踊りながら近づいてくるんだよ。
怖い怖い怖い!
あれほど激しい動きをしながら、ほとんど息を乱した様子もなく踊っていた彼は「どうだった?」と僕に尋ねた。
ようやく終わったらしい。僕は愛想笑いで手を叩いた。すると相手は、しょんぼりと肩を落として去っていく。
なんなんだいったい。もっとダンスの良し悪しがわかる人に見てもらえばいいのに。
「先生、近々お祭りでもあるのかな。それともこっちの風習? 観光客をもてなすダンスとか?」
「誰かきみの前でダンスを?」
「うん。イケメンばっかり」
「そうか。すまない。てっきり知っているものだと思い込んでいた。アルファがきみの前で踊るとしたら、それは求愛だよ」
「求愛?」
「うっかりしていたな。確かにほかの国から独自の進化だと言われることがあるよ。この島では気に入った相手にダンスで求愛するんだ」
僕の脳内で、極楽鳥がコミカルに踊る姿が再生された。ぴよぴよぴよ。
そんなまさか。だってここ、オメガバースの世界なんだよね。
……あれが求愛?
「いや、ムリムリ。自分のことですら、受け入れがたいもんがあるのに」
「難しく考える必要はない。――と言ってやりたいところだが、きみはなにかと危ういからな」
言いながら、ミラロゥは僕に紙を手渡した。
「今回の検査結果だよ」
手渡された紙をのぞき込み、僕は小さくうめいた。
「また数値が上がってる……」
「そういう意味では、いまがいちばん危ないのかもしれないな。もうすこし濃く出れば、正式にオメガと認定してあげられるんだが」
「いや、認められたくない! どうしよう、僕、発情期とか来るの? フェロモンをどぱーっと出して、アルファを発情させて三日三晩ドロッドロのセックス三昧とかしちゃうの!?」
確認しとかなきゃという気持ちが強くなって、僕はミラロゥにつめよった。
「ルノン、ルノン!」
ミラロゥはのけぞるようにして、僕をなだめた。
「ご、ごめんなさい。別にエロい体験を求めてるわけじゃなくて、僕がそういう目に遭うかもしれないってのが、どうしても信じがたくて」
彼は、長い指で額を押さえながら、もう片方の手で待てのポーズを決めたまま言葉を続けた。
「まず、街なかでフェロモンを全開にすること自体が禁じられている。周囲にまで影響を及ぼすからね。どうしてもというときはそれ専用の場所に行くんだ」
そんなのがあるんだ。落ち着いたらそこへ入っていく恋人たちを観察したい。
じゃなくて!
「たとえば、僕の意思に関係なく誰かの性欲を暴発させちゃうってことはない?」
「そのための抑制剤だし、そのために踊るんだ。求愛を断りたいときは拍手をして」
「ああ、それで……」
イケメンがガッガリしていた理由がわかった。
「応じたいときは、きみも踊る」
「僕も踊るの? じゃあ永遠に応じられないな」
僕はあまりダンスに興味を持てないたちなのだ。リズム感もないし。
「心配しなくても、そのときになれば体の中からリズムが湧き出すさ」
そのとき、ミラロゥが扱う大きな検査機器がピピピッと音をたてた。そろそろおいとましなきゃと思うのだが、ついつい機械を操作するミラロゥの横顔に引きつけられた。
彼は、僕のためにありとあらゆる手を尽くしてくれた。つまり、役所とのやり取りとか、僕の身元の保証とか、仮住まいの提供とか。
異世界からきたなんて話は受け入れがたいだろうと思っていたのに、彼はあっさり信じてしまった。
信じやすい人かな、大丈夫かなって失礼なことを考えてしまったが、前例があるそうだ。
「それにこの目で見たからね。きみはが光の中から現れるところを」
拾ってしまったからには面倒を見なくては。この国に悪印象を持ってほしくない。そんなふうに言ってミラロゥはテキパキと面倒なことを片付けてくれた。
「なにからなにまで、ありがとうございます」
僕はもうふかぶかと頭を下げることしかできなかった。
そのとき、ミラロゥはあごに手をあて苦笑した。
「ルノン。きみは、もうすこし疑うことを覚えたほうがいいな」
からかいを含んだ声に聞きほれて、僕は間抜けにつぶやくばかりだ。
「へ?」
「きみはこれから、私の実験体になるんだよ」
「じ、実験?」
「そう。異世界人のバース判定なんておもしろいじゃないか。それに、研究所が仮住まいに決まったことだって、監視の意味もあるんだ。そう真正面から感謝されると、面映ゆいものがあるよ」
などと先生は目を細めた。
そんなわけで、僕はすっかりミラロゥに頼り切ってる。敬語もすっかり崩してしまっていたし、彼が怒らないのをいいことに、用事もないのに彼の研究室に入り浸っている。
「先生のダンスなら見てみたい気がするな」
「それは口説いているのか」
先生の顔が、困っているように見えた。
「そうじゃないよ。ただの興味本位」
慌てて首を振ると、ミラロゥは苦笑した。
「残念だが、私はもう踊れない。ずいぶん前につがいを亡くしてね。それ以来、体からリズムが湧いてこないんだ」
軽い口調ではあったが、瞳は陰ったままだった。
なぜだろう、すこし、羨ましいと思った。
僕は情がうすいほうなんだと思う。
たぶん僕はもう、もとの世界に帰れない。だけどそのことに安堵している自分がいる。
親、兄弟、友達、社会。
いつもどこか、ズレを感じていた。息苦しかった。物語の中に逃げ込んで現実に蓋をした。
だけど僕と違ってこの人は、誰かを愛したことがあるんだ。
そう思ったとき、ギャグみたいだって思った求愛ダンスが、きれいなものに思えた。
ふたりのダンスはきっと、胸が詰まるほど美しかったはずだ。
「……先生は、その人のことをとても大事にしていたんだね」
つがいを亡くしたアルファ、か。お話の中なら萌えられるけど、ミラロゥの悲しみは現実だ。
慰めかたなんて、わからないや。僕の心は複雑で、そそくさと逃げるしかなかった。
「僕、もう行くね。お邪魔しました!」
「ルノン」
「え?」
まさか呼び止められるとは思わなくて、きょとんと振り向くと、ミラロゥのほうもとまどっているように見えた。
「――今度出かけるときは、声をかけて。私も付き合おう」
「大丈夫だよ。拍手すればいいってわかったしね」
これ以上、先生の仕事の邪魔をするのは、さすがに気がとがめた。
ブレイクダンス? 地面すれすれでくるくる回るヤツ。
リズムが複雑すぎてノリかたがわかんないし、間近で見るとスゴイよりも怖いが先にくる。
あと三メートルくらい離れて見たいけど、踊りながら近づいてくるんだよ。
怖い怖い怖い!
あれほど激しい動きをしながら、ほとんど息を乱した様子もなく踊っていた彼は「どうだった?」と僕に尋ねた。
ようやく終わったらしい。僕は愛想笑いで手を叩いた。すると相手は、しょんぼりと肩を落として去っていく。
なんなんだいったい。もっとダンスの良し悪しがわかる人に見てもらえばいいのに。
「先生、近々お祭りでもあるのかな。それともこっちの風習? 観光客をもてなすダンスとか?」
「誰かきみの前でダンスを?」
「うん。イケメンばっかり」
「そうか。すまない。てっきり知っているものだと思い込んでいた。アルファがきみの前で踊るとしたら、それは求愛だよ」
「求愛?」
「うっかりしていたな。確かにほかの国から独自の進化だと言われることがあるよ。この島では気に入った相手にダンスで求愛するんだ」
僕の脳内で、極楽鳥がコミカルに踊る姿が再生された。ぴよぴよぴよ。
そんなまさか。だってここ、オメガバースの世界なんだよね。
……あれが求愛?
「いや、ムリムリ。自分のことですら、受け入れがたいもんがあるのに」
「難しく考える必要はない。――と言ってやりたいところだが、きみはなにかと危ういからな」
言いながら、ミラロゥは僕に紙を手渡した。
「今回の検査結果だよ」
手渡された紙をのぞき込み、僕は小さくうめいた。
「また数値が上がってる……」
「そういう意味では、いまがいちばん危ないのかもしれないな。もうすこし濃く出れば、正式にオメガと認定してあげられるんだが」
「いや、認められたくない! どうしよう、僕、発情期とか来るの? フェロモンをどぱーっと出して、アルファを発情させて三日三晩ドロッドロのセックス三昧とかしちゃうの!?」
確認しとかなきゃという気持ちが強くなって、僕はミラロゥにつめよった。
「ルノン、ルノン!」
ミラロゥはのけぞるようにして、僕をなだめた。
「ご、ごめんなさい。別にエロい体験を求めてるわけじゃなくて、僕がそういう目に遭うかもしれないってのが、どうしても信じがたくて」
彼は、長い指で額を押さえながら、もう片方の手で待てのポーズを決めたまま言葉を続けた。
「まず、街なかでフェロモンを全開にすること自体が禁じられている。周囲にまで影響を及ぼすからね。どうしてもというときはそれ専用の場所に行くんだ」
そんなのがあるんだ。落ち着いたらそこへ入っていく恋人たちを観察したい。
じゃなくて!
「たとえば、僕の意思に関係なく誰かの性欲を暴発させちゃうってことはない?」
「そのための抑制剤だし、そのために踊るんだ。求愛を断りたいときは拍手をして」
「ああ、それで……」
イケメンがガッガリしていた理由がわかった。
「応じたいときは、きみも踊る」
「僕も踊るの? じゃあ永遠に応じられないな」
僕はあまりダンスに興味を持てないたちなのだ。リズム感もないし。
「心配しなくても、そのときになれば体の中からリズムが湧き出すさ」
そのとき、ミラロゥが扱う大きな検査機器がピピピッと音をたてた。そろそろおいとましなきゃと思うのだが、ついつい機械を操作するミラロゥの横顔に引きつけられた。
彼は、僕のためにありとあらゆる手を尽くしてくれた。つまり、役所とのやり取りとか、僕の身元の保証とか、仮住まいの提供とか。
異世界からきたなんて話は受け入れがたいだろうと思っていたのに、彼はあっさり信じてしまった。
信じやすい人かな、大丈夫かなって失礼なことを考えてしまったが、前例があるそうだ。
「それにこの目で見たからね。きみはが光の中から現れるところを」
拾ってしまったからには面倒を見なくては。この国に悪印象を持ってほしくない。そんなふうに言ってミラロゥはテキパキと面倒なことを片付けてくれた。
「なにからなにまで、ありがとうございます」
僕はもうふかぶかと頭を下げることしかできなかった。
そのとき、ミラロゥはあごに手をあて苦笑した。
「ルノン。きみは、もうすこし疑うことを覚えたほうがいいな」
からかいを含んだ声に聞きほれて、僕は間抜けにつぶやくばかりだ。
「へ?」
「きみはこれから、私の実験体になるんだよ」
「じ、実験?」
「そう。異世界人のバース判定なんておもしろいじゃないか。それに、研究所が仮住まいに決まったことだって、監視の意味もあるんだ。そう真正面から感謝されると、面映ゆいものがあるよ」
などと先生は目を細めた。
そんなわけで、僕はすっかりミラロゥに頼り切ってる。敬語もすっかり崩してしまっていたし、彼が怒らないのをいいことに、用事もないのに彼の研究室に入り浸っている。
「先生のダンスなら見てみたい気がするな」
「それは口説いているのか」
先生の顔が、困っているように見えた。
「そうじゃないよ。ただの興味本位」
慌てて首を振ると、ミラロゥは苦笑した。
「残念だが、私はもう踊れない。ずいぶん前につがいを亡くしてね。それ以来、体からリズムが湧いてこないんだ」
軽い口調ではあったが、瞳は陰ったままだった。
なぜだろう、すこし、羨ましいと思った。
僕は情がうすいほうなんだと思う。
たぶん僕はもう、もとの世界に帰れない。だけどそのことに安堵している自分がいる。
親、兄弟、友達、社会。
いつもどこか、ズレを感じていた。息苦しかった。物語の中に逃げ込んで現実に蓋をした。
だけど僕と違ってこの人は、誰かを愛したことがあるんだ。
そう思ったとき、ギャグみたいだって思った求愛ダンスが、きれいなものに思えた。
ふたりのダンスはきっと、胸が詰まるほど美しかったはずだ。
「……先生は、その人のことをとても大事にしていたんだね」
つがいを亡くしたアルファ、か。お話の中なら萌えられるけど、ミラロゥの悲しみは現実だ。
慰めかたなんて、わからないや。僕の心は複雑で、そそくさと逃げるしかなかった。
「僕、もう行くね。お邪魔しました!」
「ルノン」
「え?」
まさか呼び止められるとは思わなくて、きょとんと振り向くと、ミラロゥのほうもとまどっているように見えた。
「――今度出かけるときは、声をかけて。私も付き合おう」
「大丈夫だよ。拍手すればいいってわかったしね」
これ以上、先生の仕事の邪魔をするのは、さすがに気がとがめた。
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いくつかのコメントを拝見し、大変申し訳なく思っております。
私は現在日本語を勉強しており、この文章はAI作品ではありませんが、
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もし読んでくださる中で日本語のおかしな点をご指摘いただけましたら、
本当にありがたく思います。
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