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最終回:永遠の愛を誓う
しおりを挟む『おめでとうー!!』
『レイちゃん、とっても素敵よー!!』
レイは王城にある教会で、豪華なウエディングドレスに身を包んでいた。レイは皆に祝福されながら、元気になった父とバージンロードを進む。父は涙を拭いながら、祭壇の前に立つジェイクとセルにレイの腕を手渡し、前列の席に着席した。隣には母が座っており、産まれたばかりの肌が真っ白な可愛らしい孫を抱いていた。
(すごい、二人とも、とっても素敵)
ジェイクとセルのいつもの騎士服もとっても素敵だが、特注のタキシードに身を包んだ二人は女性たちが「はぁぁ・・・」と甘いため息をつく程に格好いい。
「レイ、綺麗だ・・・」
「レイちゃん・・・すごい、天使みたいだ」
天使のような顔のセルに言われても説得力はないのだが、二人の瞳はレイしか見えていないようで、その言葉にレイは嬉しくなる。いつまでも見つめ合う三人に痺れを切らせた神父は咳払いをする。
「ごほんっ・・・では、始めましょう」
(ん、あれ、この神父、ゲームのキャラクターじゃなかったっけ)
目の前にいるこの神父は、ゲームの登場人物で、懺悔に来た新人騎士を懺悔室で美味しく頂いてしまうというものだ。
(あー、だからこの教会なのね・・・)
チラリと目線をゲストであるエリカに向ける。エリカはレイの目線に気がつき、頷いた。レオンやビッグも結婚式に参列してくれ、エリカの横に座っている。
「新婦、レイ・バトンは、新郎ジェイク・クイン、そしてセル・ファウラーを永遠に愛すことを誓いますか」
「・・・誓います」
「新郎、ジェイク・クイン、そしてセル・ファウラーは、新婦レイ・バトンを永遠に愛すことを誓いますか」
『誓います』
神父は両手を上げて、三人を祝福する。
「この国の神である、BL神は、どのような愛でも受け止めてくれるでしょう。三人に幸あれ」
──パァァアアアアアア
(あ、あれ・・・薔薇の・・・花びら?)
室内にいるにも関わらず、教会は三人を照らし出す。そして教会の天井に描かれている天使たちの持つ篭から、薔薇の花びらが舞い降りる。
「BL神様の、祝福だ──!!」
神父は感動して祈りを捧げている。すると薔薇の花びらと共に、一枚の紙がヒラヒラと落ちてくる。その紙はエリカの側に落ちる。
「あ、BL神からの神託だ・・・」
エリカが落ちてきた手紙をひょいと摘まみ上げる。エリカは、懐かしい日本語でその神託を読み上げた。
『君たちを天から覗・・・見守っていたよ。とっても楽しませてもらったから、レイたんにも加護をあげよう』
エリカは一息し、その続きを読んだ。
『いつまでも締まりがよくなる加護と、お尻の感度が良くなる加護だよ☆』
「アホか───!!お節介神!!」
エリカはそう叫びながら、その神託を破り捨てた。レイは「嘘だ、そんな加護、冗談でしょ──」と呟きながら耳をふさいだ。神父はビリビリと破かれた神託を「神託がぁ・・・」と必死に集めている。
「おいレイ、神託に何が書かれてたんだ?」
「レイちゃん、ぜーんぶ、教えてくれるでしょ??」
レイが二人にこっそりその神託を伝えると、「さっそく確かめてみよう」と言ってレイを誘拐するかのごとく寝室に運び去ってしまう。横目でエリカが「頑張ってね!!心中お察しします・・・」と言いながら手を振っている。ネイトは「やったぜ!!かっけー兄貴二人GET!」と喜んでいた。
───数年後、レオンが国王となったこの国に戦争を挑もうとする国はなかった。それも、この国には『天使のような悪魔』と『破壊の魔王』と呼ばれる二人のレオンの騎士が、いつでも番犬のように国を守っていると噂があり恐れられていたのも一因である。歴史書には、その二人を手懐ける女性がいつも側におり、彼らは彼女の側では安心しきった子犬のようになるのだと記されている。
+++
「俺たちはママとリンを守るぞ!!」
『おー!!』
レイは六人の息子と一人の娘に恵まれ、一人娘であるリンは大層皆に可愛がられた。六人の息子は父親たちに「ママとリンを守れ」と言われて育ち、ジェイクとセルが仕事でいない時はまるで本当の騎士のようにレイと娘を守ったのだった。
(私、こんなに幸せでいいのかな・・・)
レイは、死ぬまで二人に愛され、可愛く元気な子供たちに囲まれ、それはとてもとても幸せな人生を歩んだのであった。
【完】
ありがとうございました!!(*゚∀゚人゚∀゚*)♪明日番外編を投稿したいと思います。
※※『二人の♂♂シリーズ第三段』を制作予定ですが、作者の諸事情により少し時間がかかりそうなので、目処が立ちましたら投稿しますネ!!こちらの番外編も書きたいと思っていますので引き続きお気に入り登録していただけるとありがたいですm(_ _)m
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