ベビーケアズ ~最弱スキルが新米ママをサポートします~

冬花美優

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4話

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3人はレンからの育児クエストの依頼で赤ちゃんが母乳を飲んでくれない事の解決策を考える。

リナはまず、子育てマスターの知識からレンの乳房に異常はないか確認をする

「レン、触るけど少し張ってる感じがあるとか痛いとかある?」

「……ん、大丈夫みたい、痛くないし張ってないみたい」

リナは目を閉じて考える

そしてエレノアが続けてレンに質問をした

「あの、いつ頃から嫌がるようになりましたの?」

「数日前からだよ…いつものようにあげようとしたら突然嫌がって泣いたの…それからは飲む時もあるけど、ほとんど泣いて嫌がるの」

再びリナはレンに質問をする

「レン、ちょっと母乳の味を確かめるね」

「うん」

レンはリナの手の甲に母乳を載せてリナが確かめる。

するとリナは子育てマスターのスキルを発動させて母乳成分に変化がないか分析をはじめる

ソフィアとエレノアも心配して見つめた

するとリナは何かに気づいてレンに話す

「これ母乳の味が変化して赤ちゃんが飲まなくなったのかもしれない」

レンは何かを察したのかリナの返答に無言になる

エレノアはレンに優しく問う

「レンさん、何か心当たりがありますの?」

レンは頷く

「実は最近、私が育児に専念してるから仕事ができなくて食事がままならないの……」

エレノアは今の民たちの生活に格差が生まれている状況に胸が締め付けられる思いになる

「そ、そんな……なんで、こんな事に…」

ソフィアは続けて答える

「ま、どうせエレノアが知らない場所で老人貴族たちが裕福層だけを優遇してるんだろ」

エレノアは涙を浮かべて自分が姫殿下でありながら何もできてない事が悔しくなる

それからリナはまずはレンを助けるために再び子育てマスターのスキルを発動して両手の手のひらをレンに向けて優しい光を浴びせた

「子育てを司る女神よ、私の問に答えよ……母親の身体に母乳が正常になる加護を与えたまえ!」

レンは徐々に優しい光を浴び続けて身体が綺麗になって生き生きとした肌にツヤが出てくる

さらにレンは光が身体を駆け巡るような感覚になる

それを目の当たりにした、ソフィアとエレノアは驚愕する

「これが、子育てマスターの本来の力……すごいわ」

「うん、やっぱり子育てマスターのスキルは出来損ないなんかじゃない!もしかしたら伝説のスキルかもしれない!」

リナはレンに再び赤ちゃんに母乳をあげるように促す

レンは赤ちゃんを優しく抱いて母乳をあげようとするとリナが話す

「レン、あと母乳をあげる時は赤ちゃんの角度はこうして、レンはこんな感じの体勢にして、これであげてみて」

「わかったわ」

すると赤ちゃんはレンの乳房に吸い付いて元気に飲み始めた

レンは驚愕をして、歓喜する

「飲んだ!飲んでくれた……よかった……、飲んでくれてるよ!……ありがとう……」

レンが暮らす家の小さな部屋の窓から太陽の光が優しく差し込みレンと赤ちゃんを優しく照らす

それを見たリナは優しく微笑み、エレノアとソフィアもレンの嬉し涙に感銘を受けて泣いてしまう

「よかったですわ……」

「うん、こんなに嬉しい気持ちになるなんて……」

リナはレンに話した

「また何か困った時はベビーケアズを頼って」

続けてエレノアとソフィアも答えた

「そうですわ!私たちは女性の味方です!」

「そうだよ!何回でも来るから」

レンはリナとエレノアとソフィアに感謝を述べた

「みんな、ほんとありがとう……そうだ報酬……」

「いらない」

「え、何言ってるのリナ、私がそんなわけにいかないよ」

レンはリナに報酬を渡そうとするがリナは拒否した

「報酬はいらない…その代わりにさ…」

「代わりに何?」

「私たちのベビーケアズの宣伝だけしてほしい」

レンはポカンとした表情になる

「そんなんでいいの……?」

「うん!ベビーケアズを広めてくれたら、もっと困った人を救えるかもしれないから」

レンはリナの真っ直ぐな瞳に答える

「やっぱりリナちゃんは変わらないね…ほんとにありがとう、皆さんもありがとう」

こうして初めての育児クエストは無事成功した。

それからレンの話が瞬く間に育児ママ達に広まり、噂になる。

ギルドに帰ると受付嬢のミリアが驚愕した表情で3人を出迎えた。

「みんな!おかえりなさい!大変よ!」

ソフィアが返す

「どしたの?」

「実はベビーケアズの噂が育児ママ達に知れ渡って、もう育児クエストの依頼が殺到よ!」

エレノアとソフィアは喜びを見せるがリナは淡々と答える

「嬉しいけど、それだけ今、育児に困って助けを求めているんだよ…」

ソフィアとエレノアが返す

「ええ、そうね…育児がしやすい環境に少しでも近づくようにしましょう」

「そうだな、あたしらで、できることをしよう!」

そして3人は次の育児クエストを受ける
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