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KAISEN
協力体制?
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・・・
「リュージさん達さ、こっちと協力体制を取っている、と表向き言ってあったみたいなんだよ」
宿に戻ると、界ちゃんと色ちゃんの泊まって居る部屋に向かった。
そこで私の状況説明とお説教――――になるかと思いきや
話し始めたのは何故か色ちゃんだった。
「そうなの? 体制までは敷いてないと思うけど」
界ちゃんがきょとんとしている。
彼も彼で、リュージさんに会って来たという話を聞いて
特に私を咎めるとかもなく、ごく普通に話し合いし続けているのがちょっと怖い。
「そう、勝手に体制が敷かれてるのもだし、もう一つ変な事があって」
色ちゃんは淡々と言葉を続ける。
「どうも、一部の事件ファイルのデータが弄ってあるらしい。俺達が過小評価されてるみたいなんだよ」
「はぁ?」
聞いてないけど、と界ちゃんがテーブルに身を乗り出す。
まつりさんが、テーブルに置いているPCのキーを押すと、
画面に、いつも書かされる報告書が表示された。
「刑事の宮前さんから。県警側の報告書だってー」
その内容は驚くべきもので、
担当者の欄の名前・情報提供者の名前などが、一部リュージさんに入れ替わって居るのである。
「うおっ。な、なんだってー!?」
界ちゃんが大袈裟に驚いている。色ちゃんは知っていたらしい。
「『長年の勘を頼りに現地調査に行った。僅かな遺留品から、リュージが被害者のものと判断』『〇〇には事務処理やリストなどを依頼した』」
す、すごい。
文面は間違ってないけど、間違っている……!!
絶妙に、所々違う!!
主語とか!
「さすがだねぇ」
まつりさんが大笑いしている。
「笑いごとじゃないぞ」
夏々都君が冷静に突っ込んでいる。
「あぁ……あっち側の報告書までは見てなかったもんなぁ」
界ちゃんが項垂れた。
「こんな具合に、リュージと居ると常に協力体制を取っている事になってしまうんだ。前に、事務所の整理をしていたとき、ちょっと変だなと思って教えて貰った」
まつりさんは、ゲラなのかまだ笑っている。
「ほんと、ふざけんなよ……」
声が震えている。
大丈夫か。
「こいつ、なんかあるとツボに入ってしまうんです」
夏々都君が冷静に答えている。
前にもこういう事があったようである。
「その時はキレてたんですけどね」
もう笑うしかないのか。
「うーん。とにかく、別にそこまで協力してないのに、こういった改竄により向こうに恩義があるかのような形になっている、と。してやられましたな」
色ちゃんが淡々と呟く。
「ねー」
回復して来たらしいまつりさんが頷く。
2026年1月26日2時41分
「リュージさん達さ、こっちと協力体制を取っている、と表向き言ってあったみたいなんだよ」
宿に戻ると、界ちゃんと色ちゃんの泊まって居る部屋に向かった。
そこで私の状況説明とお説教――――になるかと思いきや
話し始めたのは何故か色ちゃんだった。
「そうなの? 体制までは敷いてないと思うけど」
界ちゃんがきょとんとしている。
彼も彼で、リュージさんに会って来たという話を聞いて
特に私を咎めるとかもなく、ごく普通に話し合いし続けているのがちょっと怖い。
「そう、勝手に体制が敷かれてるのもだし、もう一つ変な事があって」
色ちゃんは淡々と言葉を続ける。
「どうも、一部の事件ファイルのデータが弄ってあるらしい。俺達が過小評価されてるみたいなんだよ」
「はぁ?」
聞いてないけど、と界ちゃんがテーブルに身を乗り出す。
まつりさんが、テーブルに置いているPCのキーを押すと、
画面に、いつも書かされる報告書が表示された。
「刑事の宮前さんから。県警側の報告書だってー」
その内容は驚くべきもので、
担当者の欄の名前・情報提供者の名前などが、一部リュージさんに入れ替わって居るのである。
「うおっ。な、なんだってー!?」
界ちゃんが大袈裟に驚いている。色ちゃんは知っていたらしい。
「『長年の勘を頼りに現地調査に行った。僅かな遺留品から、リュージが被害者のものと判断』『〇〇には事務処理やリストなどを依頼した』」
す、すごい。
文面は間違ってないけど、間違っている……!!
絶妙に、所々違う!!
主語とか!
「さすがだねぇ」
まつりさんが大笑いしている。
「笑いごとじゃないぞ」
夏々都君が冷静に突っ込んでいる。
「あぁ……あっち側の報告書までは見てなかったもんなぁ」
界ちゃんが項垂れた。
「こんな具合に、リュージと居ると常に協力体制を取っている事になってしまうんだ。前に、事務所の整理をしていたとき、ちょっと変だなと思って教えて貰った」
まつりさんは、ゲラなのかまだ笑っている。
「ほんと、ふざけんなよ……」
声が震えている。
大丈夫か。
「こいつ、なんかあるとツボに入ってしまうんです」
夏々都君が冷静に答えている。
前にもこういう事があったようである。
「その時はキレてたんですけどね」
もう笑うしかないのか。
「うーん。とにかく、別にそこまで協力してないのに、こういった改竄により向こうに恩義があるかのような形になっている、と。してやられましたな」
色ちゃんが淡々と呟く。
「ねー」
回復して来たらしいまつりさんが頷く。
2026年1月26日2時41分
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