かいせん(line)

たくひあい@あい生成

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KAISEN

協力体制?

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「でも、よく、あっちのデータを貰えたよな」
界ちゃんが言う。
「あぁ、それはね前にネイビーさんが、知ってて紹介してくれたらしくて」
まつりさんがのほほんと微笑んでいる。
「それで、宮前さんを通して送って貰ったんだ」
「誰?」
界ちゃんが「成程、ネイビーさんか」と反応している。
……前の職場の人とかだろうか。
誰と誰だ。

「あの件太田さんが、なんか凄い妬ましい視線で睨んで居たから、あの人には内緒だよ」
「ボーンズさんとかのときも……」
「拗れてるなぁ」
「でも、挑戦系もあるのがねぇ」
「やっぱりバスケが」




(また、挑戦って言ってる)
まつりさんと界ちゃんが何やら話している中、色ちゃんはというとぼんやりとPCの書類を眺めている。

……と思っていたら突然、賑やかな曲が流れ始めた。
サランキュアだ!

『「しおり:今日も学校行かないと! ウィンク」
「るい:君は可愛いね。 キュン」
「しおり: ごめんね! 涙目 結婚は、無理かな」
「るい:そんなぁ」
「しおり: わたし、お姫様だし、お金持ちの王子様じゃないと」
「みらい:二人ともおはよー!」』











一話の冒頭が聞こえて来た辺りで、まつりさんがPCを見た。
「あっ、動画サイトになってる」
動画が終わり、次の動画に変わる。


今度は真っ暗な画面。字幕付きの外国語が流れる。
廃墟探検の様子?のようである。

――マリィ!聞いたか!
――夜中、倉庫から歌が聞こえるらしい!
――ははは……
――何笑ってるんだ!マリィ!
――チキン。過ぎた事はいい
――何青ざめてるんだよ

「マリィさんと、チキンさんの動画、今人気だよね。日本語吹き替えまであるし」
夏々都君がワクワクした感じで言っている一方、色ちゃんは「あれ?」とおろおろしている。
たまにある事だが、PCが色ちゃんに反応してしまっているようだ。



――中に下着姿のおっさんがいるって話だったけど、実際に居たのは女だと。
ケイトは何故嘘を…
――行こう。朝になっちまう
――――うわぁああああぁあ!!! 視界が!!
――――落ち着け帽子だ!!
――――どっから取って来たんだ

流れ続けるマリィ&チキンを夏々都君が解説してくれる。
「この、話題にしてるケイトって人、前回のクッキング動画で何故か半端に嘘をついてて、黙って材料にソースを混ぜてたんですよー」

「え、なんでー?メンバーに黙って入れたの?」
私が会話に混ざると、夏々都君は気さくな感じで答えてくれた。
「さぁ? 騒動になるんだけど、理由は明かしてないです。『俺の味』みたいな統一感を所有したかったんじゃないかとか」
「意味わかんない。ウケる」

「『ずっと黙ってようと思ったけど、やっぱりお前、勝手に入れてるよな?』
『知ってるかどうか聞かれてないもん!』 
みたいな感じでメンバーが揉み合いになるのが面白くて」



それがある程度聞こえた後、まつりさんが
「はーい、後にしましょう」と✕を押したのでページが閉じた。

「ともかく。悪い部分や、どうでもいい部分だけこちらの事として報告されていて、良い部分がリュージの名前に書き換わってる、って事だよな?」
界ちゃんが複雑そうに笑う。
「だね」
まつりさんが頷く。
「じゃあ、あの人本当は普段何してるんだ?」

界ちゃんが複雑そうに笑う。
まつりさんは、さぁ?と曖昧な事を言った。
「スパイ稼業かなぁ……あの人。最近は神出鬼没だから」

刑事も仮の姿って事?

「なんか、こう来たか。真っ当な部分に含まれる俺らの情報は何処に行くんだろ」
界ちゃんがちょっと悩ましげだ。

「絶対いくつか誇張されてるけどね」
何故かマリィの動画を再び再生しながら、色ちゃんが淡々と言う。

「困りそうなのが良い部分以外を実際の記録から偽造することで、でも事実でしょ? とか言ってくる気だって事だろうな」

うわぁ、汚い。叩いてもからかっても良いように利用していて
評価されるべきな事実だけが相手の中に混ざったままなんて。やりがい搾取だ。

そのとき
『――マリィ! 朝が来たぞ!』
『なんだ、チキン!』
吹き替え版?ネタ動画が大音量で流れてきて、
私は思わずビクッとなった。
「あ、ごめん」
色ちゃんが音量を下げる。


「何故だ……? どっかに触れてるのかな?」
まつりさんが不思議そうにPCを確認するも、すぐに、合ってるな?と言って手を止めてしまった。


2026年1月27日2時38分
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