かいせん(line)

たくひあい@あい生成

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aimed at precision

(有給の 場所)aimed at precision

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特異能力科は、何故か会社事務所にある。
超能力者はそもそも数が少ないし、未解決事件も毎日多発しないので
暇な時などには外部には未公開の捜査資料関係の整理、事務作業なんかもこなすのだった。

「えーっと? こっちが空の契約書で、こっちが……」
 先輩に運んどいて、と言われた書類を仕分けていると、所長に呼び出されていた色が戻って来る。
ケーキの箱を手にしている。
「おー、話、終わったか」
「うん。まぁね」
色は右手をひょいと上げ、箱を見せてきた。

「これ、リュージさんたちから。さっき会ったんだ」
「お。やったー。今から休憩する?」

色は颯爽と書類の方に向かう。
「いや。先に片付けよう。俺も手伝う」
冷ややかだった。
仕事中、集中していると大体この冷たさである。

「これを、分ければいいの?」
色は、俺を無視して、
ケーキを冷蔵庫に。それから箱から半分書類を抱えて机に乗せる。
「はい。これ見て」
俺がぐったりしながらも、一応貰っている指示書を渡すと、彼はてきぱきと動き出した。
「ふむ、データ入力は……と」
色が、PCの方に目をやる。
うぅ……
「えーっと、何からやるのかな」
色が、箱の中から書類を分けて行く。
「これと」
これと、これと、と、俺の前にも書類が積まれていく。
「それから――――」
「だーっ!――契約書関係の書類、厚すぎ!」
俺は思わず叫んだ。



昼間、柳時(りゅうじ)さんがやって来て雑用仕事を任された。それが、これだ。

「なーにが
『これ、データが途中までの紙と画面の文字しか無くてね。
営業さんは向こうからもらったデータを差し替えて調合と思っていたんだろうなぁ。わけあって無理だと判断。先方のデータはめちゃくちゃなのでテキスト取りしか出来ない。それどころかテキスト打たなあかん部分もある、と。今こそGoogle翻訳活用かな?』だよ……データがめちゃくちゃなのは、管理が杜撰だからだろ」


 彼は刑事だ。
グレーがかった黒髪は斜めに整えていて、なかなか紳士的な刑事さん、なのだが、たまに怖い。
彼は何か力があるわけではなくて、普通の人。
理由あって別部署の癖に、よく此処に来て居る。
「調査に出掛けるらしいので、代わりにやっておいてくれ」ということらしい。

「でも、こういうのも掘り出し物の情報があったりするもんだよ」

俺はとっくに集中が切れているので、ダル絡みしたりなどしているのだけど、色は楽しそうだ。
「ケーキ分の労働をしなければ」などと硬い事を言っていた。
「うー、優しくしてよー。せっかく、二人きりだよー」

どうしてこう、いつもいつも、真面目なんだ。もっと甘い雰囲気になれないものなのか?

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