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第2章

第14話

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 チロシです。

 リズの陰毛を全て剃り終えて満足したとです。

 ツルツルのアソコが丸見えな状態とです。

 アソコが丸見えになってると興奮するとです。

 その後にクマの魔石を回収する為に、アーマーナイトXVで魔石を引き出している最中に事件はおこったとです。

 シムニ゛ちゃんに続き、アーマーナイトXVも負傷したとです。

 辛かとですよ。



~*~*~*~



 おいおい、アーマーナイトXVまで傷者にされるとか聞いてないぞ。なんじゃこりゃ~。

「チロシ大丈夫?怪我はない?」

 俺は怪我は無いが、アーマーナイトXVのバンパーが……

「バンパーって、確か車の前に付いてる物だったよね」

 俺は無言で頷くとエヴァは駆け足でバンパーを見に行ってくれた。

「ちょっと、何処にも傷や凹みもないよ。どうなってるの?」

 んっ……まさか……。

 俺はシムニ゛ちゃんの件が頭を過ぎった事で、直ぐにアーマーナイトXVのボンネットを開くレバーを引いて車外に降りた。そしてからエヴァが居るバンパーの前にくると、ボンネットを開け放ち中を観る。

 やっぱり……シムニ゛ちゃんの時と一緒かよ。

「えっ?何これ、魔核が車に寄生してるの。車に命が宿っている……」

 エヴァの呟きに俺は何を言っているのか理解できなかった。だが、アーマーナイトXVに命が宿る?なら、シムニ゛ちゃんは既に生き物と化していたのか?へえっ?意味がわからんとです。

 どうゆう事だよ。命が宿るって、ありえないだろう車は機械だぞ、命何ってのは、そもそもないんだぞ。

「魔石は、動物を魔物に変えた結果に出来る物なんだよね。その魔石が育ってしまって魔核になるんだ。魔核にまで育つとね。魔核には意思が生まれる訳なんだけど、ボクにも詳しくはわかんないんだよね。でも、命がなかった物にでも命が宿った例は昔からあるんだ」

 意思があるって事は、車が俺を襲ってくるって事か?

「いやいや、魔核の意思では無く、命がなかった物が命を宿す……説明が難しいね。どう説明したものかな……」

 シムニ゛ちゃんとかに襲われたら、俺は死ねるぞ。抵抗も出来ずに死ねる自信があるからな。

「あぁーもう、チロシは少し黙っててよ。ボクだって専門の事ではないんだから、上手く説明しようと必死なんだからね」

 おっ、おう、すまんかった。

 エヴァの説明を簡単に掻い摘んで説明するとこうだ。魔石は魔核が育つと意思を持つ石に生まれ変わるが、石には意思を生み出す事はできるが、魔核自体の意思は存在せず、寄生した物の意思が反映されると、エヴァの説明ではこう言っている。

 詰まりは、魔核が車に寄生した事で、車にあった意思が目覚めたと、こう言いたいんだな?

「そうだよ、物は生き物みたいな明確な意思はないけど、だが、意思はあるとされてるの。その意思が魔核により、具現化されてしまう現象の事を魔核意思だったか……魔石意思だったか……そんな名前の現象の事を、そう呼ぶんだよね……確か……」

 これは、あれだな、自分の都合の良い方向に向うって事でいいのかな?

「どうなんだろうね。チロシは車に対して酷い扱いはしてないでしょ」

 当たり前だ。車は家族、車は親友、車は愛だ。

「愛?そっ、そうなんだね。ボクにもちょっと分かる気はする。自分が作った物を愛せない作り手なんって職人ではないからね」

 うんうん。そう全ては愛なんだよ愛。

 エヴァは俺の言っている事が、半分も分かってない様で、不思議な顔を俺に向けていたが、納得したのか考えるのを止めたのか、俺に対してウンウンと頷いているだけになっていた。

 だから、エヴァに対しても愛はあるからな、それを車に対しても注いでいるだけだ。

「あっ、そんな言い回しだと分かりやすいね」

 おい、やっぱり分かってなかったのかよ。

 エヴァは冷や汗を垂らしながら俺から顔を背けている。物に対しての愛は変ではないからな。大事に物を使うのは日本人の美徳だから!

 エヴァは、シムニ゛もアーマーナイトXVも、まだ子供のままだから、これからの俺の育て方次第で、良くもなるし、悪くもなると言い放た。つまりは、俺は二台のママになった訳だな。

 子育てをした事はないが、車に対しての愛情は誰にも負けんよ。そう自分で自負はしているつもりだ。

「チロシなら、車達も良い子に育つよね」

 そうかな?いや、俺だからな。良い子に育つに決まっている。

「はっはははは……そうだといいね……」

 育つって事はレベルが上がるって事なんだよな?

「れべる?れべるって何のことチロシ」

 レベルだよレベル。敵を倒すと強くなるシステムの事を言うんだが。

「……んっ、何を言っているのか分かんないけど、れべるね……ボクは知らないね」

 レベルが無いだと。それならばスキルはあるんだろ?

「また分かんない単語をだしてくるね。すきるってのも知らない」

 嘘だろ……ならば、この世界では強くなるには、みんなは如何しているんだよ?

「そりゃー決まってるじゃない。修練を積み、技を鍛えて強くなるんだよ」

 はぁ?ここって前の世界と変わんないやり方でしか、強さは得られないのかよ。

「前の世界って何のこと?でも、魔物なんかは魔石を多く取り込む事で、成長を続ける事は出来るよ。人間や亜人達は繁殖力が以上に強いから、数で押して倒すって戦い方をしてるけど、質より数の暴力の方が強いんだよね、実際の戦いってのはね」

 まじか、まじか、まじか、チートも無ければ魔法もないのかよ。

「えっ、魔法はあるよ。だってチロシだって使ってるじゃないか。あのがれーじ召還って召還魔法をね」

 えっ?あれって魔法だったのかよ。

「知らないで使ってたの?ボクにはチロシの方が信じられないよ。召還魔法の使い手は貴重で大国に召抱えられるんだよ普通はね」

 俺は普通ではなかったのか。

「その国の国民にならないと無理だね。おいそれと雇い入れる馬鹿な国があるなら観て見たいよね。間諜の宝庫になってるはずだよね」

 そっ、そうだよね。そうなるよね……

 エヴァを後ろからハグすると、腰をエヴァの下半身に密着して、肉棒を押し付け肉棒から伝わる感覚で、俺は精神を安定させた。

「ちょっとチロシ、止めてよ。まだ解体が残ってるのに、早くしないと日が暮れてしまうんだからね」

 もう少しだけ、もう少しだけ、こうしてて好いかエヴァ?

「もう、チロシの馬鹿、少しだけだからね。あとチューもしてくれないと駄目だから」

 俺はエヴァの顎を手で動かすと、エヴァの口元にディープキスをして、混乱している頭の中を整理する。

 この世界には、レベルもスキルも無いが、魔法はある。これが分かっただけでも大きな前進だ。それに、車達も育って行くと強くなる可能性が生まれるのも、行幸なのだろうな。俺は強くないが、車の運転には自信があるし、それを操作すればクマの時みたいに倒す事もできる。

そして、俺は召還魔法使いだと分かった事が、混乱を一掃深める事に拍車をかけている。オジサンは童貞でもないのに魔法使いになってしまいました。これがネットの世界なら、盛大に草が生え撒くってますよ、はい。煽られて、煽られまくって盛大に爆死ものだぞ、おい!

 十代には童貞を卒業しているオッサンが、何の因果か異世界で魔法使い。笑えねよ。全然笑えねぇーから。

「チロシ、チロシ、考え込んでどうしたの。ボクにもっとしてよ♡ボクはチロシが大好きだし、凄く愛してるんだよぉ♡」

 エヴァの言葉で、俺の理性の箍が外れたががはずれしまい、俺は一匹の野獣と化してエヴァの腰に肉棒を押し込む獣と化していた。

「あぁっんっ、チロシまたぁ、またなの、悪い子ですね。ボクが鎮めてあげるね♡」

 俺とエヴァは獣と化して、森の中でお互いの腰を激しくぶつけ合い、その音が森に盛大に木霊しており、その音を聞いた者は股間を膨らませたと言う。 




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