ゲート・キーパー〜秘密の実験場で俺は亜人達の教師になる事にした〜赴任先にいたのは美人教師と亜人の生徒達⁈俺はまったり学園生活を送ります

青樹春夜

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第89話 立ち上がれ、篠宮

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 認めん。

 こんな非道な仕打ちは絶対に認められない。

 一歩譲って水泳の授業が男女別である事は受け入れよう。篠宮の中学時代もそうであったからだ。(ちなみに高校は私立の男子校——篠宮家の方針による)

 しかし、普通は同じ時間にプールを分けて授業をするはずだ。いやするべきだ。

「そうではないのか!?」

 篠宮の叫びに、ウォルフがあきれたように首を振る。

「先生の熱弁はわかるけどさ」

「わかってくれるのか! ウォルフ!!」

「わかるよ! 例え推定Aの徳田姉妹と推定AAのカナエしか来ないとしてもな!」

 篠宮とウォルフはガシッと手を組む。ついでに篠宮はザブンとプールに入った。

 そっと顔を近づけて小声で会話する。

「Aなのかい?」

「おそらく」

 そこへ突然バシャッと、水をかけられる。カグラだ。

「人の妹までそういう目で見るでない!」

「あ、ごめんごめん。……ところで他の女子はなんで出てこない?」

「えーと、白井は暑くてダメ。黒羽先輩も陽射しがダメ。先生レディさんはもともと来ないし」

 全滅じゃないか。

「あとは?」

「エメたんかなぁ」

「エメロードちゃんか。……彼女はプールの水でも泳げるのかい?」

 篠宮は、一度水槽にいる所は見たが、海水だったのか淡水だったのかはわからなかった。

「エメたんは水質浄化能力があるんだ。もちろんキレイな水にいる方が良いけど、多少の水質の汚れなら平気さ」

「海は?」

「確か、少し時間をかけて慣らせば、入れるって聞いたなぁ。適応能力もあるはずだよ」

 そこへカグラも会話に加わる。

「昔はここで泳いでいた覚えがあるぞ」

「えー、じゃあ一緒に泳げるじゃないか」

 篠宮がそう聞くと、ウォルフとカグラは顔を見合わせた。

「アレが邪魔するからなぁ」

「うむ、アレがのう」

 アレってなんだよ。





 つづく
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