【完結】となりに引っ越してきた年下イケメンの性癖は、絶対にヒミツです!?

高野百加

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王子様のプロポーズ

王子様のプロポーズ②

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「なに……これ」

そこには幼い頃、自分が着てみたいとだだをこねた、水色のきれいなドレスが置いてあった。

「たぶん、サイズこれでいけると思うんだけど……」

「……」

あまりのことにピシッと固まる。これ? 今から着るの?

「こ……これって……」

「いまからあそぼ? キャラ変して。未央はお姫さま。僕は王子さま。着替え、後ろのファスナーあげてあげるから、着たら声かけて」

亮介はそっと寝室のドアを閉めた。
なんか、うれしすぎて鼻血が出そう。「亮介、着れたよ。ファスナーお願いします」

未央は寝室のドアをそっと開けて、亮介を呼んだ。

「向こうむいててね」

亮介にそう言われ、未央はドアのすぐそばで後ろを向き、ファスナーをあげてもらった。

「あの……」

「振り向かないで。コンコンってノックするから、そしたら出てきて?」

「うん……」

亮介の王子さまってどんなんだろ。ドレスと一緒に置いてあったティアラもつけてみる。寝室の鏡をみると、見たことない人がそこにいるようだった。

──コンコン

ドアをノックする音。未央はそろりと寝室を出た。

亮介は王子さまファッションに身を包んでいた。といってもさっきの格好にマントを羽織ったくらいだけど、十分王子さまだ。

「……きれい」

「なんか恥ずかしいね、でもうれしい」

「似合ってますよ。ごめん、自分のほうは予算オーバー」

「ふふっ、亮介も似合ってるよ。ありがとう。夢みたい。こんなドレス着たかったの」

未央の水色のドレスは肩の部分がレースになっていて、Aラインのふわふわとしたかわいらしいデザインだった。素直にテンションがあがる。

「喜んでくれてよかった。さあ、こちらへ」

ムード作りなのか、スマホで音楽を流してくれている。あのアニメの曲だ。

亮介はバルコニー近くの窓際に、未央を呼んだ。

「姫、先日のプロポーズ、もう一度やり直させてくださいませ」

「へ? やり直し?」
亮介は未央の手を取って手の甲にキスした。

「こうしてキスしたときには、もう私はあなたのこと好きになっていました。愛してます。ずっと」
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