短き者達

雨彩 色時

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さむい

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 結婚してダブルベットを買った。しかし、困った事がある。彼女は掛け布団を独り占めするのだ。僕はいつも寒くて起きる。掛け布団は彼女が贅沢に使って、幸せそうに寝ていた。


 ある日、僕は彼女と大喧嘩をしてしまった。彼女は実家へと帰り、家で一人となる。
 お酒を何本呑んでも怒られない。
 チャンネル争いをしなくてもいい。
 なんと言っても、ベットが広く掛け布団を取られない。いつも寒くて起きていた朝じゃないのだ。しかし、朝の目覚めは何故だが悪く、いつも以上に寒さを感じた。
 数日が経ってもそれは変わらない。そして、早朝に僕は決意した。

「僕が悪かった戻って来て欲しい」


 素直に謝ると彼女も謝ってくれた。この喧嘩でお互いに気付いたことが多くあったのだろう。そうだと僕は嬉しい。

 お酒を沢山呑むよりも君が作った晩御飯をいっぱい食べていた方が幸せだ。
 自分が好きな番組を観るより、時々は君の好きな番組を見て君の好きなモノを知りたい。
 そして、どんなに暖かい掛け布団でも、君が隣に居ないと人肌が寂しくて凄く寒い。
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