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前篇
残酷(3)*
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「んー、右の方もかなり充血してるねぇ。中もだいぶ腫れてるみたいだし、酷い抱き方されてるんだね」
「酷いわけがあるか。これは子種を出すために購入したものだぞ」
「優しくしないと嫌われるぞ?」
「優しくしたところで僕になんのメリットがある」
吐き捨てる。不要すぎる忠告だった。
「わかってないね。お気に入りの子があんあん喘ぐのも結構いいものなんだぞ? アレクシス」
ならば尚更興味がない。こいつはお気に入りでもなんでもないのだから。
「くだらんことを言ってないでさっさと続けろ」
「しょうがないな……お、奥でぴくぴくしてるのは突起かな? すごい、ここまでつぶつぶしてるのは初めてみたよ。見た目はちょっとグロいねぇ、熟れたザクロみたいだ。まあでも、ここで先っぽを擦ったらすっごく気持ちよさそうだ……こっちはどうなってるのかな?」
ああだこうだと品定めしながら、時間をかけて震える中をたっぷりと視姦したマティアスが、じゅぶんと一気に指を引き抜いた。リョウヤの腰がびくびくと浮きあがる。
「──ぁあッ、は……く」
「すごいな、ちょっと弄っただけで手首までべっとべとだよ」
指に付着した透明な蜜を、指を擦り合わせてぬちゃぬちゃと広げるマティアス。顔を晒されてしまったリョウヤがシーツに額を押し付けて唇を噛んだ。せめてもの抵抗なのだろうが、こんなのは序の口なのだ。
それに、目を背けても現実は変わらない。
おまえが、こうされるしか価値がないということもな。
素早くズボンのベルトを外し前をくつろげる。取り出した硬くて長い欲をぷっくりと膨らんだ双丘にぴとりと添え、擦り付けながら上下にゆるく扱いて、芯を持たせた。
リョウヤがはっと目を見開き、逃げを打つ。
もちろん、そんな細腰は掴んで引きずり戻した。
「あれ、もう挿れちゃうのかい? まだ早いと思うんだけどな」
「知るか」
「なんて酷いご主人様だ。坊やもかわいそうにねぇ」
大げさに嘆いたマティアスだったが、この男の言う「かわいそう」は、「可愛そう」だ。
その証拠に、次の瞬間にはにっこりと微笑んだ。
「さぁ、可愛い蛙の坊や。ご主人様のぶっといのを挿れてもらうとこ、ちゃんと見ておこうね」
「ゃ……ぁ、あ」
マティアスが、横を向いていたリョウヤの顔をぐいっと正面に向かせ、固定した。苦し気に揺れる目と視線が合う。食いしばることを忘れた唇も震えていた。じっと打ち震える黒を見つめたまま、脚の裏を押さえて入れやすい位置を探る。
ここだ、見つけた。
ゆっくりと、確実に腰を落としていく。
「──ひぁッ……い゛ッ、」
リョウヤが胸からのけ反り、びいんと小さな足指が伸びた。散々突き上げてきたというのに、男を咥え込もうと蠢くここはまだ初々しい。
小刻みに揺らしながら、懸命に収縮する内壁に逆らい、ずぶずぶと太い昂ぶりを埋めていく。
「ぁッ……──あ゛、かは……」
「あれ、キツそう。そこそこ濡らしてあげたのにね、乾きやすい子なのかな? よしよし、頑張れ頑張れ! ほらもうちょっとだよ……でもないか」
「ァ、あ゛ぁぐ……ぅ」
色気の欠片もない声だが、相変わらず中は申し分ない絡みつきだった。しかも柔い媚肉はじゅくじゅくと吸い付くように蠢き、まだ男が足りないと、埋めてくれないと寂しいとばかりに、奥へ奥へといざなってくる。
少しでも気を抜けば、すぐにもっていかれそうだ。
「……ひっ……ひぅ、」
唇をはくはくと震わせるリョウヤは相当辛そうで、陸に打ち上げられ酸素を求める魚のようだった。
もちろん、それでも腰を止めることはない。ずぶぶぶ、と一番太いところを通過させた途端、リョウヤがぱかりと目を開き、首を振って暴れ始めた。
「酷いわけがあるか。これは子種を出すために購入したものだぞ」
「優しくしないと嫌われるぞ?」
「優しくしたところで僕になんのメリットがある」
吐き捨てる。不要すぎる忠告だった。
「わかってないね。お気に入りの子があんあん喘ぐのも結構いいものなんだぞ? アレクシス」
ならば尚更興味がない。こいつはお気に入りでもなんでもないのだから。
「くだらんことを言ってないでさっさと続けろ」
「しょうがないな……お、奥でぴくぴくしてるのは突起かな? すごい、ここまでつぶつぶしてるのは初めてみたよ。見た目はちょっとグロいねぇ、熟れたザクロみたいだ。まあでも、ここで先っぽを擦ったらすっごく気持ちよさそうだ……こっちはどうなってるのかな?」
ああだこうだと品定めしながら、時間をかけて震える中をたっぷりと視姦したマティアスが、じゅぶんと一気に指を引き抜いた。リョウヤの腰がびくびくと浮きあがる。
「──ぁあッ、は……く」
「すごいな、ちょっと弄っただけで手首までべっとべとだよ」
指に付着した透明な蜜を、指を擦り合わせてぬちゃぬちゃと広げるマティアス。顔を晒されてしまったリョウヤがシーツに額を押し付けて唇を噛んだ。せめてもの抵抗なのだろうが、こんなのは序の口なのだ。
それに、目を背けても現実は変わらない。
おまえが、こうされるしか価値がないということもな。
素早くズボンのベルトを外し前をくつろげる。取り出した硬くて長い欲をぷっくりと膨らんだ双丘にぴとりと添え、擦り付けながら上下にゆるく扱いて、芯を持たせた。
リョウヤがはっと目を見開き、逃げを打つ。
もちろん、そんな細腰は掴んで引きずり戻した。
「あれ、もう挿れちゃうのかい? まだ早いと思うんだけどな」
「知るか」
「なんて酷いご主人様だ。坊やもかわいそうにねぇ」
大げさに嘆いたマティアスだったが、この男の言う「かわいそう」は、「可愛そう」だ。
その証拠に、次の瞬間にはにっこりと微笑んだ。
「さぁ、可愛い蛙の坊や。ご主人様のぶっといのを挿れてもらうとこ、ちゃんと見ておこうね」
「ゃ……ぁ、あ」
マティアスが、横を向いていたリョウヤの顔をぐいっと正面に向かせ、固定した。苦し気に揺れる目と視線が合う。食いしばることを忘れた唇も震えていた。じっと打ち震える黒を見つめたまま、脚の裏を押さえて入れやすい位置を探る。
ここだ、見つけた。
ゆっくりと、確実に腰を落としていく。
「──ひぁッ……い゛ッ、」
リョウヤが胸からのけ反り、びいんと小さな足指が伸びた。散々突き上げてきたというのに、男を咥え込もうと蠢くここはまだ初々しい。
小刻みに揺らしながら、懸命に収縮する内壁に逆らい、ずぶずぶと太い昂ぶりを埋めていく。
「ぁッ……──あ゛、かは……」
「あれ、キツそう。そこそこ濡らしてあげたのにね、乾きやすい子なのかな? よしよし、頑張れ頑張れ! ほらもうちょっとだよ……でもないか」
「ァ、あ゛ぁぐ……ぅ」
色気の欠片もない声だが、相変わらず中は申し分ない絡みつきだった。しかも柔い媚肉はじゅくじゅくと吸い付くように蠢き、まだ男が足りないと、埋めてくれないと寂しいとばかりに、奥へ奥へといざなってくる。
少しでも気を抜けば、すぐにもっていかれそうだ。
「……ひっ……ひぅ、」
唇をはくはくと震わせるリョウヤは相当辛そうで、陸に打ち上げられ酸素を求める魚のようだった。
もちろん、それでも腰を止めることはない。ずぶぶぶ、と一番太いところを通過させた途端、リョウヤがぱかりと目を開き、首を振って暴れ始めた。
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