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第五章
大丈夫
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「じゃあ……じゃあ、一体誰が何のために母を殺したと言うのですか……?」
自分でも驚くくらい、まるで縋るような、子供みたいな声が出た。
父は黙ってレオンハルトを見つめ、首を小さく横に振った。
「分からん」
「そんな……探さなかったんですか? 仮にも、一度は関係があった女性ですよね。僕を産んだ母ですよね?! あなたは、自分の息子を産んだ女を殺した犯人を野放しにしたんですか?!」
掴み掛かりたかった。だけど革張りの重厚な椅子に座ったまま落ち着き払った様子の父の胸倉に手は届かなくて。
レオンハルトはこのたぎる感情をダン! と机を拳で叩くに収めるしかなかった。
「探したさ。だが見つからなかった。相手はプロだ。簡単には見つからない」
「諦めたんですか……?」
「私には守るべき家庭がある」
「……っ!」
レオンハルトの目の前を絶望が黒く染めていく。
"守るべき家庭"に、母が入ったことはない。
あまりに母が可哀想だ。こんな男の子供を産んで、殺されて、敵も取ってもらえないなんて……。
レオンハルトはふら……とよろめきながら父に背を向けた。黙って部屋を出ていくレオンハルトを、父は止めようとしなかった。
「…………」
扉の前でレオンハルトはふと、足を止めて父を振り返った。
「……父上」
「なんだ」
「母のことを、一度でも愛したことはありましたか」
シン……と沈黙が落ちた。
レオンハルトと目が合ったまま、父は何も言わずに黙っていた。それが答えだと思った。
レオンハルトは再び扉の方へ体を向けると、そのまま父の書斎を出ていき、屋敷からも出て行った。
「……笑えてくるな」
父と母の出会いや馴れ初めをレオンハルトは知らない。誰も教えてくれなかったからだ。
だけど、レオンハルトが母に父のことを尋ねた時、母が父のことを悪く言ったことは一度もなかった。
母が父のことを語る事はそもそも滅多にないことだったけれど、数少ないその機会、父を語る母の目はいつも優しかった。
レオンハルトは会ったこともない父に対して、悪いイメージを持った事はなかった。死んだと思っていたから。
だから母が居なくなって、孤児院まで父が迎えに来た時レオンハルトは嬉しかった。父は死んでいなかったのだと。自分はひとりぼっちになってしまったのではなかったのだと。
だけど父にとってはそうではなかった。
平民との間に作った婚外子など疎ましいだけだったのだろう。
父はまったくレオンハルトに興味を示さず、ただ衣食住を提供し、学校へやる金を出すという義務を果たすだけ。
これまではそれでよかった。生活に困らないようにしてくれただけでありがたいと思っていた。
だけど、あの男は母のことを弄んで、母の人生をめちゃくちゃにした。最低な男だったのだ。
――――――
「おかえりなさい、レオン」
「……ただいま」
寝室へ向かうと、ルーナも当然のように後をついてくる。
狭い家なので、この滞在期間中は一番大きな寝室をレオンハルトとルーナ2人の寝室として使うことにしていた?
寝室の扉を閉めたルーナが、レオンハルトの頬に手を当てて顔を覗き込んできた。
「疲れた顔をしてるわね」
「そんなことないよ」
そう答えると、ルーナがじっとレオンハルトの顔を見つめてきた。
何も言ってこないが「嘘ね」と顔に書いてある。
その金色の瞳を前に、レオンハルトは嘘をつき続ける自信がなくなってしまった。
「……本当は、疲れてる」
「よく言えました」
ニコ、と笑ったルーナに手を引かれて、ベッドまでやって来た。
ルーナがベッドに腰掛けて、ぽんぽんと膝を叩く。
レオンハルトは少し迷ってから、やはりベッドの上に横になって、ルーナの膝に頭を乗せた。
「レオン、お疲れ様。よく頑張ったわね」
ルーナは優しくレオンハルトの頭を撫でて、髪をすいた。
強張っていた心がどんどん解けていく。しばらく黙ったままルーナに髪を撫でてもらってから、レオンハルトはぽつりぽつりと言葉を溢し始めた。
「……父に会った」
「そう」
「母は、病気で死んだんだと思ってた。だけど違ったんだ。母は僕の目の前で……殺されて死んだ」
ルーナの手の動きがぴたりと止まった。頭上では息を呑むような音が聞こえる。
「……僕は、父が母を殺す手引きをしたんじゃないかと思ってる……。だが父は違うと。でも犯人は探していないと。それは、母のことをなんとも思っていないからで……」
声が震えそうになって、ぐっと唇を噛み締めた。
可哀想なお母様。自分を愛してもいない男の子を産んで、無惨に殺されて死んでしまって、犯人も探してもらえない。
「僕を産んだばっかりに……母は……母の人生はめちゃくちゃに……僕なんか……僕なんか……」
再度口を開こうとしたその瞬間。
「やだ、まさか生まれてこなければよかったなんて言わないわよね?」
ルーナがレオンハルトの口元を手で覆った。
レオンハルトは驚いて顔を動かし、ルーナを見上げる。
「私、後悔してるわ。あんなこと言わなければよかったって。きっとレオンも後悔するわ。だから言わないで。お願いよ」
……そうだ、ルーナも一度「生まれてこなければよかった」と口にしたんだ。
「レオンは、お母様のことを愛しているじゃない。今だってこんなに大事に思っているじゃない。こんなに可愛くて優しい息子を産んだお母様が、不幸だなんて到底思えないわ」
「ルーナ……」
「最期がどんな終わり方でも、それまでにあった幸せがなかったことになるわけじゃないでしょう? お母様はレオンを産んで、いっしょに暮らして、とても幸せだったと思うわ」
「そうだろうか……?」
ルーナの眉尻が下がって、口元がふっと弛んだ。レオンハルトの頭を抱えて、こつんと額をくっつけてくる。
「それに、レオンが生まれてくれなければ、私はどうしたらいいの? レオン以外と結婚なんて嫌よ。考えられないわ」
……僕がが居なければ居なかったで、きっと他に良い相手が現れただろう。
だけどルーナが言っているのはそういうことじゃない。それはレオンハルトにも理解できた。
ルーナが後悔しているといった理由。レオンハルトが生まれて来たことを悔やんではいけない理由。
それは目の前にいる愛する人を蔑ろにして、傷付けてしまうから。
ルーナが止めてくれてよかった。レオンハルトにはルーナがいる。
「……ありがとう、ルーナ」
「大好きよ、レオン」
ルーナがレオンハルトの額にキスを落とした。それだけで、大丈夫になれる気がした。
自分でも驚くくらい、まるで縋るような、子供みたいな声が出た。
父は黙ってレオンハルトを見つめ、首を小さく横に振った。
「分からん」
「そんな……探さなかったんですか? 仮にも、一度は関係があった女性ですよね。僕を産んだ母ですよね?! あなたは、自分の息子を産んだ女を殺した犯人を野放しにしたんですか?!」
掴み掛かりたかった。だけど革張りの重厚な椅子に座ったまま落ち着き払った様子の父の胸倉に手は届かなくて。
レオンハルトはこのたぎる感情をダン! と机を拳で叩くに収めるしかなかった。
「探したさ。だが見つからなかった。相手はプロだ。簡単には見つからない」
「諦めたんですか……?」
「私には守るべき家庭がある」
「……っ!」
レオンハルトの目の前を絶望が黒く染めていく。
"守るべき家庭"に、母が入ったことはない。
あまりに母が可哀想だ。こんな男の子供を産んで、殺されて、敵も取ってもらえないなんて……。
レオンハルトはふら……とよろめきながら父に背を向けた。黙って部屋を出ていくレオンハルトを、父は止めようとしなかった。
「…………」
扉の前でレオンハルトはふと、足を止めて父を振り返った。
「……父上」
「なんだ」
「母のことを、一度でも愛したことはありましたか」
シン……と沈黙が落ちた。
レオンハルトと目が合ったまま、父は何も言わずに黙っていた。それが答えだと思った。
レオンハルトは再び扉の方へ体を向けると、そのまま父の書斎を出ていき、屋敷からも出て行った。
「……笑えてくるな」
父と母の出会いや馴れ初めをレオンハルトは知らない。誰も教えてくれなかったからだ。
だけど、レオンハルトが母に父のことを尋ねた時、母が父のことを悪く言ったことは一度もなかった。
母が父のことを語る事はそもそも滅多にないことだったけれど、数少ないその機会、父を語る母の目はいつも優しかった。
レオンハルトは会ったこともない父に対して、悪いイメージを持った事はなかった。死んだと思っていたから。
だから母が居なくなって、孤児院まで父が迎えに来た時レオンハルトは嬉しかった。父は死んでいなかったのだと。自分はひとりぼっちになってしまったのではなかったのだと。
だけど父にとってはそうではなかった。
平民との間に作った婚外子など疎ましいだけだったのだろう。
父はまったくレオンハルトに興味を示さず、ただ衣食住を提供し、学校へやる金を出すという義務を果たすだけ。
これまではそれでよかった。生活に困らないようにしてくれただけでありがたいと思っていた。
だけど、あの男は母のことを弄んで、母の人生をめちゃくちゃにした。最低な男だったのだ。
――――――
「おかえりなさい、レオン」
「……ただいま」
寝室へ向かうと、ルーナも当然のように後をついてくる。
狭い家なので、この滞在期間中は一番大きな寝室をレオンハルトとルーナ2人の寝室として使うことにしていた?
寝室の扉を閉めたルーナが、レオンハルトの頬に手を当てて顔を覗き込んできた。
「疲れた顔をしてるわね」
「そんなことないよ」
そう答えると、ルーナがじっとレオンハルトの顔を見つめてきた。
何も言ってこないが「嘘ね」と顔に書いてある。
その金色の瞳を前に、レオンハルトは嘘をつき続ける自信がなくなってしまった。
「……本当は、疲れてる」
「よく言えました」
ニコ、と笑ったルーナに手を引かれて、ベッドまでやって来た。
ルーナがベッドに腰掛けて、ぽんぽんと膝を叩く。
レオンハルトは少し迷ってから、やはりベッドの上に横になって、ルーナの膝に頭を乗せた。
「レオン、お疲れ様。よく頑張ったわね」
ルーナは優しくレオンハルトの頭を撫でて、髪をすいた。
強張っていた心がどんどん解けていく。しばらく黙ったままルーナに髪を撫でてもらってから、レオンハルトはぽつりぽつりと言葉を溢し始めた。
「……父に会った」
「そう」
「母は、病気で死んだんだと思ってた。だけど違ったんだ。母は僕の目の前で……殺されて死んだ」
ルーナの手の動きがぴたりと止まった。頭上では息を呑むような音が聞こえる。
「……僕は、父が母を殺す手引きをしたんじゃないかと思ってる……。だが父は違うと。でも犯人は探していないと。それは、母のことをなんとも思っていないからで……」
声が震えそうになって、ぐっと唇を噛み締めた。
可哀想なお母様。自分を愛してもいない男の子を産んで、無惨に殺されて死んでしまって、犯人も探してもらえない。
「僕を産んだばっかりに……母は……母の人生はめちゃくちゃに……僕なんか……僕なんか……」
再度口を開こうとしたその瞬間。
「やだ、まさか生まれてこなければよかったなんて言わないわよね?」
ルーナがレオンハルトの口元を手で覆った。
レオンハルトは驚いて顔を動かし、ルーナを見上げる。
「私、後悔してるわ。あんなこと言わなければよかったって。きっとレオンも後悔するわ。だから言わないで。お願いよ」
……そうだ、ルーナも一度「生まれてこなければよかった」と口にしたんだ。
「レオンは、お母様のことを愛しているじゃない。今だってこんなに大事に思っているじゃない。こんなに可愛くて優しい息子を産んだお母様が、不幸だなんて到底思えないわ」
「ルーナ……」
「最期がどんな終わり方でも、それまでにあった幸せがなかったことになるわけじゃないでしょう? お母様はレオンを産んで、いっしょに暮らして、とても幸せだったと思うわ」
「そうだろうか……?」
ルーナの眉尻が下がって、口元がふっと弛んだ。レオンハルトの頭を抱えて、こつんと額をくっつけてくる。
「それに、レオンが生まれてくれなければ、私はどうしたらいいの? レオン以外と結婚なんて嫌よ。考えられないわ」
……僕がが居なければ居なかったで、きっと他に良い相手が現れただろう。
だけどルーナが言っているのはそういうことじゃない。それはレオンハルトにも理解できた。
ルーナが後悔しているといった理由。レオンハルトが生まれて来たことを悔やんではいけない理由。
それは目の前にいる愛する人を蔑ろにして、傷付けてしまうから。
ルーナが止めてくれてよかった。レオンハルトにはルーナがいる。
「……ありがとう、ルーナ」
「大好きよ、レオン」
ルーナがレオンハルトの額にキスを落とした。それだけで、大丈夫になれる気がした。
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