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それでも青海くんは眠り続ける
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「泉…代わるからお前一度帰れよ。こんなところじゃ寝れないだろ」
もう夕方になっていたのか真実が交代しに来てくれていた。
真実の傍らには浅川さんの姿もある。
しかし私は青海くんから離れることができなかった。
もし青海くんがこのままいなくなってしまったら……そう考えると涙も止まらない。
「いつ起きるかだって分からないのに…。な?」
真実は私の肩に触れる。
「いやっ!青海くんから離れたくないっ!離れたらっ……青海くんいなくなっちゃうっ!」
自分の感情を一度外に出してしまうと止まらなくなってしまう。
青海くんの手を強く握りながら一心に早く目を覚ましてほしいと願う。
それでもやはり青海くんが目を覚ます様子はなかった。
「泉……」
真実はそれ以上何も言わずにただ立ち尽くしていた。
その時病室のドアが開く。
「もうお前たち家に帰りなさい!透君だって鳴き声ばかり聞かされたら、起きるに起きれないだろ」
お父さんだ。
「2人とも明日の朝までこの部屋に入ることは禁止する。守れないなら透君他の病院に転院させるから覚えておきなさい」
お父さんは私たちに向かって言う。
父には珍しく有無を言わさぬ迫力に驚いて私はそっと青海くんの手を離す。
「真実のお友達かい?」
お父さんが浅川さんに話しかける。
「悪いんだけど、2人を連れて帰って貰えるかな?家の場所も鍵も真実が持ってるから。ついでに2人が食事を摂るか見張って貰えるとありがたいんだけど…どうかな。3人で好きなものでも食べて少し休ませて貰えないかな」
お父さんはそう言いながら浅川さんに持っていた財布を渡していた。
「えっ……あのっ!?」
戸惑っている浅川さん。
「悪いね……今妻も青海くんのご両親のことで忙しくって家に帰って来れないんだ。本当に悪いんだけどお願いできないかな?」
「……何ができるかは分からないですけど……それで良ければ……」
浅川さんの返事にお父さんが安心した様に笑う。
「……最悪一緒にいてやるだけでいいから。君のご両親に連絡しておこうか?」
「……いえ。後で自分でします」
そんな会話をぼんやりと聞いていた。
「頼んだよ」
父はそう言うと私の肩をそっと撫でる。
「いずみ、今日はお友達とちゃんと食事を摂りなさい」
真実が私の手を引く。
「泉、今日はもう帰ろう。透が転院させられたら困るだろ」
……何も言い返せず、私は真実に従った。
もう夕方になっていたのか真実が交代しに来てくれていた。
真実の傍らには浅川さんの姿もある。
しかし私は青海くんから離れることができなかった。
もし青海くんがこのままいなくなってしまったら……そう考えると涙も止まらない。
「いつ起きるかだって分からないのに…。な?」
真実は私の肩に触れる。
「いやっ!青海くんから離れたくないっ!離れたらっ……青海くんいなくなっちゃうっ!」
自分の感情を一度外に出してしまうと止まらなくなってしまう。
青海くんの手を強く握りながら一心に早く目を覚ましてほしいと願う。
それでもやはり青海くんが目を覚ます様子はなかった。
「泉……」
真実はそれ以上何も言わずにただ立ち尽くしていた。
その時病室のドアが開く。
「もうお前たち家に帰りなさい!透君だって鳴き声ばかり聞かされたら、起きるに起きれないだろ」
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お父さんは私たちに向かって言う。
父には珍しく有無を言わさぬ迫力に驚いて私はそっと青海くんの手を離す。
「真実のお友達かい?」
お父さんが浅川さんに話しかける。
「悪いんだけど、2人を連れて帰って貰えるかな?家の場所も鍵も真実が持ってるから。ついでに2人が食事を摂るか見張って貰えるとありがたいんだけど…どうかな。3人で好きなものでも食べて少し休ませて貰えないかな」
お父さんはそう言いながら浅川さんに持っていた財布を渡していた。
「えっ……あのっ!?」
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「……何ができるかは分からないですけど……それで良ければ……」
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「……最悪一緒にいてやるだけでいいから。君のご両親に連絡しておこうか?」
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「いずみ、今日はお友達とちゃんと食事を摂りなさい」
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……何も言い返せず、私は真実に従った。
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