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第1章 はじめまして幻想郷
熊、グリズリー2
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「こんなの熊じゃねーっす!!!」
ガギィィン!!
音を響かせて盾で追撃を抑えたファーレンが叫んだ。
牙をむき出しにしてるのにクリクリの目がファーレンを見て垂れ耳が揺れる。
微妙に力が抜けるその熊の姿にヒクヒクと口を引き攣らせる。
「そう、力抜けるよなーこの姿」
苦笑して剣を振るタクはジャンプして頭の上から攻撃するが、爪で遮られ地面に着地する。
その瞬間、ミサイルが熊を貫く。
「ヒット、やったね」
親指を立てるナズナにリィンは防御壁を展開、そしてスイが武器を振り上げながら前衛へと向かった。
今回は人数が少ないのでスイも前に出る作戦なのだ。
「おらおら!!」
ぶんっ!と音が聞こえ振り下ろされる楽器に熊の腕が吹き飛んだ。
そのまま体ごと回転して楽器を地面に付けて両足で熊の顔を蹴る。
ゴキィ!!!
「………………え?」
首が折れて真横に曲がっている。
熊さんのうるうるおめめはぎゅるーっとスイを見た。
「……………………ぎゃーーーー!!!ホラーか!!!」
「わあぁぁぁぁぁぁ!!!なんだこれ!!!」
「首折れた…」
スイとファーレンが叫び、ナズナが呆然と呟いた。
タクとリィンも目を見開いている。
熊のゲージは一気に減ったがまだ死んではいない為、ゆっくりと前に歩き出す。
首、折れたまま………
「ぎゃーーー!!!そのまま動くな!!!くまぁぁぁぁぁ!!」
「さ、さがれさがれ!!っ!おっも!お前おっも!!!」
「わ!私は重くないよ!!」
ファーレンが前にいるスイの腰に腕を回して盾で庇いながら下がろうとするが武器の重さに下がれない。
スイは一瞬武器をしまうと、ファーレンはスイを抱えたまま後に下がった。
首が90度に曲がったままスイを見るグリズリーに全員が引き攣る。
「お、おぉう、スイちゃん凄い事したな…」
「偶然の産物です………」
「あれ、もげるのかな……」
「やめてぇ!ナズナちゃんやめてぇ!!」
じっとグリズリーの首を見るナズナにリィンがナズナの肩を掴んで揺さぶった。
グオオォォォォォ!!!
『シュール!!!』
首が曲がったまま吠える熊に全員が口を揃えた。
静かに諭してくれる大人メンバーが居なくてカオスと化しているクラメン達。
「ん?継続ダメージが効いてる」
首が折れた為にダメージはそのまま受け続けるグリズリーにタクが眉をあげた。
「見た目あれだが…倒し切るぞ」
『おー!!』
そこからは一方的な戦闘になった。
視界が変わるため、慣れてくる頃には既にゲージが赤に近い橙色。
そして赤に変わった時バーサーカーモードに移行した。
体が赤く発光して体のサイズが変わっていく
ムクムクムクムク………………
『っっ!ぎゃーーーー!!!』
「きゅ?」
首が折れた赤いうさぎが登場。
爛々とした目がスイ達を捉えていた。
ガギィィン!!
音を響かせて盾で追撃を抑えたファーレンが叫んだ。
牙をむき出しにしてるのにクリクリの目がファーレンを見て垂れ耳が揺れる。
微妙に力が抜けるその熊の姿にヒクヒクと口を引き攣らせる。
「そう、力抜けるよなーこの姿」
苦笑して剣を振るタクはジャンプして頭の上から攻撃するが、爪で遮られ地面に着地する。
その瞬間、ミサイルが熊を貫く。
「ヒット、やったね」
親指を立てるナズナにリィンは防御壁を展開、そしてスイが武器を振り上げながら前衛へと向かった。
今回は人数が少ないのでスイも前に出る作戦なのだ。
「おらおら!!」
ぶんっ!と音が聞こえ振り下ろされる楽器に熊の腕が吹き飛んだ。
そのまま体ごと回転して楽器を地面に付けて両足で熊の顔を蹴る。
ゴキィ!!!
「………………え?」
首が折れて真横に曲がっている。
熊さんのうるうるおめめはぎゅるーっとスイを見た。
「……………………ぎゃーーーー!!!ホラーか!!!」
「わあぁぁぁぁぁぁ!!!なんだこれ!!!」
「首折れた…」
スイとファーレンが叫び、ナズナが呆然と呟いた。
タクとリィンも目を見開いている。
熊のゲージは一気に減ったがまだ死んではいない為、ゆっくりと前に歩き出す。
首、折れたまま………
「ぎゃーーー!!!そのまま動くな!!!くまぁぁぁぁぁ!!」
「さ、さがれさがれ!!っ!おっも!お前おっも!!!」
「わ!私は重くないよ!!」
ファーレンが前にいるスイの腰に腕を回して盾で庇いながら下がろうとするが武器の重さに下がれない。
スイは一瞬武器をしまうと、ファーレンはスイを抱えたまま後に下がった。
首が90度に曲がったままスイを見るグリズリーに全員が引き攣る。
「お、おぉう、スイちゃん凄い事したな…」
「偶然の産物です………」
「あれ、もげるのかな……」
「やめてぇ!ナズナちゃんやめてぇ!!」
じっとグリズリーの首を見るナズナにリィンがナズナの肩を掴んで揺さぶった。
グオオォォォォォ!!!
『シュール!!!』
首が曲がったまま吠える熊に全員が口を揃えた。
静かに諭してくれる大人メンバーが居なくてカオスと化しているクラメン達。
「ん?継続ダメージが効いてる」
首が折れた為にダメージはそのまま受け続けるグリズリーにタクが眉をあげた。
「見た目あれだが…倒し切るぞ」
『おー!!』
そこからは一方的な戦闘になった。
視界が変わるため、慣れてくる頃には既にゲージが赤に近い橙色。
そして赤に変わった時バーサーカーモードに移行した。
体が赤く発光して体のサイズが変わっていく
ムクムクムクムク………………
『っっ!ぎゃーーーー!!!』
「きゅ?」
首が折れた赤いうさぎが登場。
爛々とした目がスイ達を捉えていた。
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