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第二章、〘飛び交う依頼〙

ギア21、まだ早い親心、坊ちゃんボンボンネズミ男?

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「…前回、主人公である元宮もとみや 成也なるや、コードネーム:マイナス。通称ギアヒーローエヴォが所属するギアヒーローズ御一行は、無数?の罠が仕掛けられた複数の洞窟の道を探索することとなる。そして最後、直太なおた(コードネーム:エヌ ギアヒーロークイップ)と穴闇なぐら(コードネーム:ブラック ギアヒーローダヌア)が巨大なダイヤモンドの壁に挟まれ閉じ込められてしまったことを、エヴォは知る由もなかった。…ところで皆様、エヴォのあのホワイトライオンギア、遊園地での戦いから一体どうしたと思います?…完全にとは言えませんが、私が調節して少しでも長く形態が保てるようにしました。しかし、それでもタイムリミットはあります。あのギアをどうするか…やっぱり、素人がギアを改造するのは避けた方が良いですかね……」

「…ポインターが…止まった…?!まさか?!…ダヌアーッ!!クイップーッ!!」
彼の声は奥まで響いて木霊する。一切反応が無く、その瞬間、彼はギアヒーローのアーマーの中で冷や汗をかく。
「まずい…!!今すぐ行かねぇ……と……ん?木霊……?え、よう考えたらなんで木霊してんの?洞窟だから声が響くとか……?でもさっきはどっちかっつうと音響して声がエコーかかる感じだったよな……でも今は、奥まで響く感じがしない…完全に声が返ってきてる……これまさか……」
エヴォは一度だけ落ち着いて、2人のポインターをもう一度見つめる。
「…動いてるやん!!これ多分アイツら、道中崩れて帰れなくなっただけか!!それに、ただ道が崩れただけでこんなに声は(多分)響かない(知らんけど)!…一旦落ち着け、相手はあのデスブレイド、何をしでかすのか分からない奴らだ。これは、罠の可能性がある。…それに、何故道が崩れた音がこっちまで響かなかったのか、それも関係あるかも。」
彼はまるで吹っ切れたかのように緊張が解け、頭をフル回転させる。
「…親心を芽生えさせるのはまだ早かったかな……まだ好きな人すらいないし、もうちょい先延ばしさせてもらうで。…ま、安否を気にしない訳にゃあ行かないけども。」
ため息を一つ。アーマー越しに背中を左の裏拳でトントン叩き、手に持っていたマスタフォンをしまう。
「…崩れた音が聞こえなかったのはつまり、たまたまそうなったんじゃない。わざとそうした。これで、罠の可能性が確信まで迫った。…ふぅ、そこを考えられなかったお前も、それをすぐに思いつかなかった俺も、まだまだ未熟者よな!なぁ!ジャアクカルマさんよ!!」
ドシュンッ!!と、こっそり出していたギアシューターで右斜め後ろの天井に撃つ。その瞬間、「ひぎぃやァァァーッ!!?」という悲鳴と共に、ある物体が撃ち抜かれた天井の穴から落下する。
「…やっぱりな。後ろから奇襲する気だったんだろ?お前。」「ウグッ…ヒヤァ…ッ?!な、なぜわかった…?!」「…勘だ。」「…ハァ?!」「お前が仮にそこにいなくても、どうせ奇襲ってことは分かってたし、いっその事全部撃ちまくってこの洞窟完全崩壊させようかなって思ってたけど、なんか上手くいったな。」
エヴォが撃ち抜いた敵はまるでネズミの様な姿をしており、お世辞にもとても綺麗とは言えない程の汚さと悪臭を放つそのジャアクカルマは、威嚇の声を上げながらビクビクと後退りをする。
トゥルルルル…!
「ん?…ネストさんからだ。なんだろ。」「(…!)今だァッ!!」「よっ。」スカッ「な、避け…?!」「セイ…ッヤァァァッ!!!」ズガァンッ!「アグァァァーッ!?ボエェッ?!」「…うぇ?!ヘドロ?!危なッ!!」
着信音の鳴ったマスタフォンに気を取られたエヴォの隙を突こうとしたジャアクカルマはその攻撃を軽々しく避けられ、そのままカウンターを決められ地べたに叩き落とされる。その際に敵の口から吐かれたヘドロのような物を避けるために、エヴォは後ろへジャンプして数メートル程敵と距離をとる。
「あんまし『今だッ!』とか言わん方が良いよ?めっちゃ分かりやすいし隙しかないし。」「グ、グゥ…ッ!!」「さて、ネストさんからの着信は、と…」
彼はマスタフォンに映った電話ボタンを押し電話に出る。その声はやはりネストからだった。
「へいへい。こちらエヴォ。」【エヴォか?今ジャアクカルマと交戦中だな?】「おう。めっちゃ臭いネズミの敵とね。多分ドブネズミ。ってかどっから見てんの?」【あなたのマスクに仕込んであるカメラからです。それはそうと、エヴォ様の言う通り、奴はドブネズミ及び[ジャアクドブネズミ]です。ドブネズミは穴を掘ったりしますが、それ以外に噛み付くことも勿論できます。更には、倒しても病原菌がそこから発生することが多々。もしかしたら、それを攻撃に利用する可能性もあります。注意してください。】「おう!分かった!!多分あのヘドロがその危険な奴ってことやな!!…え、てぇーことは…ここ密室で狭いところだから?」【ということはー?】「もしかしてー?」【…めっちゃこちらが不利な状態です。】「デスヨネー。さっき蹴飛ばした時めっちゃヘドロみたいなのかかりそうだったし。もうちょい狭かったらヤバかったな。」
エヴォは尚更、先程のヘドロを避けてよかったなと心の底から考える。病気になるのだけは本当にゴメンだからだ。
「てめぇら…長い話は終わりか…?舐めやがって…俺を前にして、電話とはな…!」「なら、なんで電話中に攻撃してこなかったんだ?お前。」「な…ッ?!そ、それは…」「どうせさっきの一撃で、本能的に勝てないと察したんだろ?(多分。)」
彼は指を差し、ジャアクドブネズミの心情を口に出して見通す。その行為は正直、極めて危険なことであった。密室で狭い空間での戦闘。更には危険な武器を持った敵に対しその対応は、逆上の危険性があった。しかし、エヴォはそれを分かっていてやっていたのだ。
「…来いよビビり。」「…だ、誰が……ビビりだァァーッ!!!」「…オラァッ!!」「グゲェッ!?」
エヴォは逆上して突撃してきたジャアクドブネズミを受け流し、右脇腹を蹴り飛ばす。そう、彼の狙いはこれであった。確かに逆上されると危険かもしれない。しかし彼は分かっていた。相手は戦い慣れしていない者だと。そしてこのカウンターももろに受けるところを見る感じ、完全に戦闘慣れしてないことが彼の中で完全決定した。煽りに煽りまくり、逆上した敵にカウンターを打つ。それが彼なりの考えであった。
「おっとヘドロにも注意っと!!」「ブグッ!?」「そらもういっちょ!!」「ギゲェヤァーッ?!」
カウンターされた勢いに任せヘドロを吐きそうになるが、その瞬間に彼は敵の下に回り込み、顎に向かって手のひらでアッパーする。アッパーしたついでに口を無理矢理ふざき込み、ヘドロを飲ませてからもう一度溝にストレートパンチを叩き込み、目の先の壁まで吹き飛ばす。
「…しかしなー、この戦法ずっと使ってたら絶対反応されるよなぁ。多分、早くて次の次にカウンター返しされるかな。」「お、お前ぇ…戦い慣れしてるのか…?!」「…まだコレギアヒーローズやって1ヶ月くらい…かな?」「な…?!……この…化け物め……!」「初めて言われたわそれ。」「嘘つけッ!グゥッボォアッ!!」「よし、今や。」
ジャアクドブネズミがヘドロを吐き出したことを確認した瞬間、エヴォは猛スピードでヘドロをくぐり抜けて相手に突撃する。
「は、速…!?」「ッラァ!!」「グホォ!?ッ貴様…!」「うぉっとあぶね!…やっぱ流石に、これだけじゃ行動読まれっかぁ。」
バックステップで距離を取ったエヴォは、ふたつのギアを取り出す。
「…んじゃ、俺もこの環境を利用させてもらうか!」
[コガネグモ!][ホワイトライオン!]
「…形態変化フォームチェンジ!!」
[TRANCE FORM.]
[Rising!Fighting!Justice!]
[コガネグモ!ホワイトライオォォンッ!!]
「…あーやっべ。そーいやホワイトライオンのギア改造した時に、ほかの組み合わせの変身音編集するの忘れたー…まいっか!」
エヴォは白・黒・黄色のシマシマ配色のホワイトライオンとなる。従来のホワイトライオンの形態に加え、背中には八本の脚、目の横には無数の複眼が構成されているといった姿になる。
「な、なんだぁ…?!その姿…!?」「…この姿?そーだなぁ…白黄金ハクコガネライオン…とか、どう?」「…あ?俺に聞いている…のか…?」「うん。」「…いや知るかッ!!グッボォアッ!!」
いい加減イライラが止まらないジャアクドブネズミはもう一度ヘドロを吐く、しかし、エヴォは攻撃を避けるのではなく、今度は蜘蛛の糸で作られた球体をぶつけ相殺する。
「…さぁ、最高の負けイベントを始めようか。」「…チッ!」
ヘドロに相殺された蜘蛛の糸の塊は爆発四散し、それぞれ飛び散った場所に結界の如く糸を張り巡らせる。
「…?なんだ?」「…んえーと、ココとココとココに糸が飛んだ訳だから……てことは、ココに糸張れば……よし、行ける!」
「おりゃ!」と手のひらから天井に向かって糸を出し、天井にがっちり張り付いて固定されているのを確認する。そして、エヴォはホワイトライオンによる超スピードを駆使し、各糸の張り付いた場所に高速移動する。
「ここ!そしてここにも!そんでもってここ!」「な、何をしているんだ…?!動きが速すぎて……見えない……!!」
ジャアクドブネズミは目を凝らしても見えないそのスピードに圧倒される。辛うじて見えるのは、エヴォの通った道に見える白く輝く糸。
「…まさか?!」「気付くのおっせぇよ!!」
エヴォは地面に着地し、引いていた糸を力強く引っ張る。
「これが俺流!この場でしか使えない即興奥義!!蜘蛛隠れの結界術!!…っていう技名は、どうかな?」
引っ張られた糸に繋がられた各所はまるで蜘蛛の巣のように、糸が辺り一面にバッ!と広がる。
「こ、これじゃあ何も出来ないじゃないか!!」「だってそういう技だしな。あ、足元注意ね?マジであらゆるところに糸張ったから。」「…チッ!良いだろう!全て避けてやれば……」
その瞬間、ジャアクドブネズミは背面にあった糸に背中を当てる。
「…あ?!コイツ…!!な?!ヤバい!!コイツ…離れろ!!だ、ダメだ…絡まって取れな…?!」
ジャアクドブネズミは本能のままに暴れて完全に絡まってしまい、身動きが取れなくなってしまう。
「…ホワイトライオンは長く使えないからな。…10秒で決着をつける!!」
[必殺!][カルマ!]
「ハァァァァ……!」「ま、まて!!俺は実は世界一の金持ち企業の息子なんだ!!俺に手を出したら後悔するぞ!!」「…ほう?世界一の金持ちはお前じゃなくて海外の人じゃなかったかな?それに、金持ちにしては随分と泥臭い戦法使うな?もうちょい金使った何かをするのでもなくな。」「…わ、分かった!!そこまで言うなら、あぁぁそうだ!!いくら欲しい!?金ならいくらでもやる!!」「どうせデスブレイドから提供された金だろ?あんな宗教のような扱いされてたらそりゃ金が溜まるさ。それをいくらか提供してもらって実質的に世界一の金持ちになったんだろ?」「う、うぐぅ……」「んでもって、名無しの小さな企業の子供がお前なんだろ?」「な、なんでそれを?!」「勘。」「…ハァ?!」
[白獣王!コガネグモ!エヴォストライクフィニッシュ!]
「…白銀獣王斬ッ!!」
エヴォは腕から白く輝く爪を伸ばす。この狭っ苦しい暗闇の中にひとつの光が溢れる。ひとつの光は輝く白い糸を更に照らし、神々しさを更に増させる。まるで芸術のようで、敵からしたらそれは死を意味する。
「や、やめてくれ……!!」「…別に殺しはしないさ。でも、ちょっと痛いかもな。…ハァッ!!」
光のように通るひとつの白い影。通り過ぎた道はまた更に糸を張るかのよう。しかし、それは糸では無い。ただの暗闇を照らす光だ。
「ハァッ!タァッ!セイヤァッ!!」「ガァ!?グァッ!?グゥアァッ!?」
光はジャアクドブネズミとすれ違う度、光度を増す。三つの筋は無数に交差し、絡み合う度に速さは永遠に増していく。
「…これで、トドメだッ!!」
[必殺!][カルマ!]
必殺奥義フィニッシュは蜘蛛の糸をもスパッと斬り裂く、[白銀獣王無双]!!名前はまんまかもだけど、自分で言えるくらいの破壊力を堪能しな!!」
[[コガネグモ!][ホワイトライオン!]エヴォストライクフィニッシュ!!]
「オッッダァァァァーーッ!!!!」「ひッヒギヤァァァァァーッ!!??」
蜘蛛の糸は全て斬り裂かれ、まるで雪のように舞い落ちる。金持ちとは言い難い醜き害獣に放たれた必殺技。それはまるで、光指す正義の裁き。八本の脚を纏った白き獣の一撃キックは、無数の刃は風の如く、白き光は稲妻の如く、その大いなる破壊力は、地上の表面を揺らがせる程であった。
「…ギアヒーローエヴォ、任務完了、ってな。」
エヴォは変身を解除し、自信に満ち溢れた目つきで凛々しく立ち上がる。ジャアクドブネズミは強制変身解除し、膝から崩れ落ちる。
「…って任務未完了じゃねぇか。あの二人がマジで心配だ。…大丈夫かな…」「グッ……貴様ァ……」「…なんでこんなことをした?デスブレイドにしては珍しく陰湿な方法で、それも他人を巻き込まずに、俺たちだけに被害を被ろうとした。」「…金が欲しかったんだよ!!…親父の会社が倒産して……」「おいおいおいおい。さっきと言ってること違うじゃないか。何が会社が倒産だよ。金持ちであることは変わりないとして、世界一の金持ちでは無くないか?」
もうこの際、言いたいことも全部吐き出した方が良いと判断し、思い浮かんだ言葉をズバッと発言する。
「さっきお前に言われた通りさ!!デスブレイドに金を貰ったんだよ!!!それも、小さな国なら買収できるほどのな!!!」「…やっぱりか。まぁ、分かったよ。デスブレイドもそんなデカくなったら、金くらいならいくらでも出せるだろうな。」
日本から展開したのか、それともどこかの大きな国から展開したのか、どちらにせよ、日本だけでそれほどの金は流石に集まらないかもしれない。海外でかき集めない限り、国家資産レベルの金は集まらないだろう。兎にも角にも分かることは、まるで宗教となったデスブレイドの財産は、それほどの物になったのだと言うこと。
「…さて、アイツらの安全を確認したいけど、この場を離れるわけにゃあ行かんよなぁ……」「…おい、お前。」「あ?なんや?」
まるで醜く汚れた獣を見るかのような目で、マイナスは睨まれる。しかし、それは見下しの目ではなく、邪魔だからさらに虐殺してやると言わんばかりの目だ。
「…教えてやる。俺に金を渡したのはたしかにデスブレイドだ。だがな、その金を直接渡した人物・・が居るはずだろ?」「…何となく言いたいことは分かったけど、結局何が言いたい?」「お前は……ヴァンパ様・・・・・に殺されるんだ!!」「…ヴァンパ……?」
その時、エヴォの背面に斬撃の波動が撃たれる。エヴォは波動の衝撃で舞い上がった砂の煙幕に包まれる。
「や、やったァァァ!!!ヴァンパ様ァ!!!流石で…」「…ドブネズミ、貴様は用済みとなった。」
ジャアクドブネズミの正体であった者は、黒いフードを被った謎の男に、赤く染った刀身の剣でズバッ!!と切り裂かれる。その者は声をも出せず、唖然とした表情で、身体が斜め二つに分かれてそのまま倒れ込む。
「…エヴォ!!貴様はこの程度では死なんだろう!!今までの貴様の闘いは全て見てきた!!その無限に成長するかのような戦闘センス、それは私を心の底から震え上がらせた!!来い!!エヴォ!!」「……悪いな?俺たちも居る。」「間に合って良かったです!本当に!!」
ダヌアとクイップは、変身を解除していたマイナスを護ろうとし、構えた姿で煙幕から現れる。
「…か、間一髪……だった……なんだよあいつ……ヴァンパって言ってたぞ……」
「…ヴァンパだと?」「え、ダヌア知ってんの?」「…端的に言えば、PIG QUEENと共に故郷を壊滅させた張本人だ。」「…は!?」
マイナスは話が突然過ぎて脳内回路がショートする。
「久しぶりだな、ナオタ。」「…え?僕ですか?」
ヴァンパという男はフードを脱ぎ、紅色の目を輝かせる。
「…覚えていないのか、それはそうだな、貴様は、記憶喪失・・・・だからな。」「!?」「はぁ?!え、……どゆこと!?」
ギアヒーローズは突然の事実に息が止まる。ヴァンパは赤い刀身の剣の先を彼らに向け、言葉を言い放つ。
「……貴様らに、最終夜を告げよう。」

次回ギア22、奴来シ時、夜ガ来ル。

おまけ
「…アイツは…ヴァンパ……」「おーおー、どうしたんじゃあネストぉー?」「見ての通りです…NONAMEの隠れた右腕、[ヴァンパ・サクリファス]が姿を現しました。」「ほう。なかなかにやぁぶぁいでぇぇはないかぁ?」「ええ、あなたみたいにふざけてる場合では無いんです。」「なんじゃと。」「そんなことより、余程のことがない限り、姿を現さないヴァンパが何故……」「まぁ、表はPIG QUEENとフォリカがデスブレイドの幹部的な役割だからのぅ。しかし、あやつが現れるということは、それほどエヴォがあやつらにとって脅威ということ。……頃合は徐々に近いか……くくっ……」「…イチゲンさん、何か言いました?」「んぅぅ?ぬぁぁんにもぉぉ?」「…まぁ良いです。…皆様、ヴァンパは相当の強敵。おそらく今のままでは絶対に倒せない…ギアヒーローズ……頑張ってください……」
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