マイ ネーム イズ


 名を夏目懐石(ナツメカイセキ)という男が居た。
 苗字、名前と個々には気に入ったこの名前だが、遠目に見れば存在がチラつく『夏目漱石』に嫌気が刺していた。

 名前を始まりに、悩みを抱える高校生らの物語。


ーーマイネームイズーー。


 生を受け、身体がこの世に誕生し、親から最初に貰うプレゼント。ーーそれが名前。

 
 願いを込めたり、受け継いだり。
 理想の押し付けであったり。
 時には、見た目と音だけで決めた意味のない字の羅列だったり。

 自分の名前が好きなのは、鏡に映る自分が美しく見えているそれと一緒なのだろうか?

 所詮は許容範囲の違いでしか無くて、自分そのものを表しているから。

ーー好きでなければ成り立たないのが、現実だ。

 自分の名前を嫌うのは、誰よりも愛している自分にその名前が相応しくない、と嘆く姿ではないか?

私の名前はーー。

私は、自分の名前がーー。



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※初心者による完結していない小説の書き出しです。掲載後、訂正、修正が告知なく発生することが多々あります。ご了承下さい。

ストーリー展開や設定の変更もございます。ご了承下さい。

この作者の他作品においてキャラの名前が一致している、似ている場合がございますが、関係はありません。素人作者による気に入った名前の使い回しでしかなく、一切深い意味はございません。
それぞれ作品ごとで、孤立した世界としてお楽しみいただければ幸いです。
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