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第二章 知れば知るほど
第六話
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どきっ、と。
胸が高鳴るのは仕方ないだろう。私だってこれでも女だ。こんなに綺麗で素敵な男性にすぐ隣から微笑みかけられたら、そりゃあ心臓はどきどきするし顔だって赤くなるに決まってる。
私は確かに既婚者で、彼にとってはただの家事代行。でも、そういうたくさんの肩書以前に一人の人間でもあるんだ。こんなに純粋無垢な好意を――ラブではなくライクであっても――あまりにもまっすぐに向けられれば、素直に喜んでしまう心をたしなめることはできないはずだ。
(まして夫は嫌味とため息ばかりで、優しい言葉なんてかけてくれないし……)
慣れない言葉に慌てる私を微笑ましそうに眺めながら、諏訪邉さんはトートバックからボールを取り出した。スカイ、と声をかければ、顔を上げたスカイくんがにこにこと舌を出して駆け寄ってくる。
諏訪邉さんがボールを投げて、スカイくんがそれを追いかけて……青空を横切る緑のボールと、それを見つめる諏訪邉さんの横顔。爽やかで優しいその景色をすぐ隣に並んで見ていると、二人を彩る絵画の世界に私まで参加しているようで。
(……なんだか、夢を見ているみたい)
鼻先をくすぐる風の冷たさがちっとも気にならないくらい、私の心はほのかな熱で満たされていた。
しばらくドッグランで遊んだ後、諏訪邉さんは「そろそろ出ましょうか」と言ってスカイくんを呼び寄せた。思い切り遊んで満足そうなスカイくんにお水をあげて、リードをきちんとつけ直してから私たちはランを出る。
「ランで遊んだ後、公園を一周するのがいつもの散歩コースなんです。池にかかる橋の上から鯉を眺めるのがスカイのお気に入りなんですよ」
そう言って諏訪邉さんはスカイくんのリードを傍のフェンスにくくると、私にひとこと断った上で近くのお手洗いへと歩いていった。
スカイくんをそれとなく撫でながら、フェンスに寄りかかって諏訪邉さんを待つ。ふいに視線を感じて顔を上げると、小型犬を連れた女性たちと目が合った。妙に見覚えがあると思ったら、さっきのドッグランの中でもこちらをじろじろと見てきた年若い二人組だ。
彼女たちは私の方を横目で見つつ、小さな声で何やらひそひそ笑いあっている。……ほら、やっぱり夫婦じゃないって。全然見た目が釣り合ってないもん。あの女の方、いくらなんでも顔も服装もおばさんすぎでしょ。出張ホスト? まさかママ活とか……?
(……すみません、丸聞こえです)
急にいたたまれない気持ちになって、静かにうつむき目を逸らす。そうしてから、どうして私の方が逃げなきゃいけないんだろうと、悔しいというより悲しい気持ちで奥歯に力が籠もっていく。
私、そんなにおばさんかな。笑われなきゃいけない容姿なのかな。
薄暗い思いがぐるぐるとお腹の中を巡っていく。嫌な気配がして顔を上げると、傍のパン屋さんの大きな窓ガラスに自分の姿が映っていた。
自分で切っただけのぼさぼさの髪。
使い古してぺらぺらのコート。
血色の悪い土気色の肌と、目の下を彩るどんよりした隈。
(ひどい――)
と、自分でも口走ってしまいそうなほどみすぼらしいその姿に、喉からかすかな音を鳴らして私はひとり立ちすくむ。
自分のことを平凡だと思っていた。特徴のないつまらない女だと思っていた。
でも、違う。――若さという最高の化粧を失った末、何もせず生きてきた私のありのまま。
これは平凡なんかじゃない。
平凡以下の不器量な女だ。
あっ、という声に我に返ると、お手洗いから諏訪邉さんがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
見るからに仕立ての良いグレーのコートが風になびく。すらりと伸びた長い足の、歩く姿の荘厳さ。揺れる前髪を軽く抑えつつ、微笑みもせず無表情のその佇まいは怖いほど綺麗だ。
(ああ嫌だ。私、こんな人と並んで歩いていたんだ)
自分の容姿も顧みず、平気で彼と微笑みあった。思い返せばなんとまあ、恥知らずなことだろう。
全然見た目が釣り合っていないと、彼女たちの言葉に一度は腹も立てた。でも、実際こうして目の当たりにすれば、そのすべてが正論だとつくづく思い知らされる。
先ほどの感嘆はどうやらその彼女たちが発したものだったらしい。犬のリードを引き寄せながら、彼女たちは甘い表情で諏訪邉さんへと秋波を送る。……そして諏訪邉さんは彼女たちを見つめたまま、私の隣へ添うように並ぶと、
「僕の連れが、何か?」
静かな、しかし確かな圧力を込めた声で、そう言った。
淡い朱に染まっていた彼女たちの頬が、一瞬にして引きつるのが見えた。諏訪邉さんはもう一度、二人の顔を確かめるみたいにゆっくりと交互に見まわした後、にこ、と軽く会釈をして静かにきびすを返す。
「お待たせしました。行きましょうか」
「は、はい」
スカイくんのリードを取り、諏訪邉さんは歩き始める。少し遅れて、斜め後ろをついていこうとした私の背中を、彼の長い指が支えるみたいに後ろからそっと押した。
(庇ってくれたんだ)
優しく触れられた背中がじわりと淡い熱を持つ。
嬉しい――とは思う。彼はやっぱり知れば知るほど、素敵で非の打ち所がない人だ。姿形が表すそのまま、穏やかで優しくて凛々しくて、神様がきっとこの人のことを愛しているだろうと思える方。
でも、私は?
このみすぼらしい身なりの私は、彼の優しさを享受するに相応しい人間なのだろうか?
(……消えてしまいたい)
スカイくんがきらきらした瞳で、先へ行こうと私たちを促す。
今日だけはお付き合いさせてもらって、今度からは遠慮しよう。それがきっと長い目で見れば、彼自身のためにもなるはずだ。
自分に向かって言い訳をしながら、私はコートの前を押さえると、ほんの少しだけ彼から離れるように震える肩を抱いて歩いた。
胸が高鳴るのは仕方ないだろう。私だってこれでも女だ。こんなに綺麗で素敵な男性にすぐ隣から微笑みかけられたら、そりゃあ心臓はどきどきするし顔だって赤くなるに決まってる。
私は確かに既婚者で、彼にとってはただの家事代行。でも、そういうたくさんの肩書以前に一人の人間でもあるんだ。こんなに純粋無垢な好意を――ラブではなくライクであっても――あまりにもまっすぐに向けられれば、素直に喜んでしまう心をたしなめることはできないはずだ。
(まして夫は嫌味とため息ばかりで、優しい言葉なんてかけてくれないし……)
慣れない言葉に慌てる私を微笑ましそうに眺めながら、諏訪邉さんはトートバックからボールを取り出した。スカイ、と声をかければ、顔を上げたスカイくんがにこにこと舌を出して駆け寄ってくる。
諏訪邉さんがボールを投げて、スカイくんがそれを追いかけて……青空を横切る緑のボールと、それを見つめる諏訪邉さんの横顔。爽やかで優しいその景色をすぐ隣に並んで見ていると、二人を彩る絵画の世界に私まで参加しているようで。
(……なんだか、夢を見ているみたい)
鼻先をくすぐる風の冷たさがちっとも気にならないくらい、私の心はほのかな熱で満たされていた。
しばらくドッグランで遊んだ後、諏訪邉さんは「そろそろ出ましょうか」と言ってスカイくんを呼び寄せた。思い切り遊んで満足そうなスカイくんにお水をあげて、リードをきちんとつけ直してから私たちはランを出る。
「ランで遊んだ後、公園を一周するのがいつもの散歩コースなんです。池にかかる橋の上から鯉を眺めるのがスカイのお気に入りなんですよ」
そう言って諏訪邉さんはスカイくんのリードを傍のフェンスにくくると、私にひとこと断った上で近くのお手洗いへと歩いていった。
スカイくんをそれとなく撫でながら、フェンスに寄りかかって諏訪邉さんを待つ。ふいに視線を感じて顔を上げると、小型犬を連れた女性たちと目が合った。妙に見覚えがあると思ったら、さっきのドッグランの中でもこちらをじろじろと見てきた年若い二人組だ。
彼女たちは私の方を横目で見つつ、小さな声で何やらひそひそ笑いあっている。……ほら、やっぱり夫婦じゃないって。全然見た目が釣り合ってないもん。あの女の方、いくらなんでも顔も服装もおばさんすぎでしょ。出張ホスト? まさかママ活とか……?
(……すみません、丸聞こえです)
急にいたたまれない気持ちになって、静かにうつむき目を逸らす。そうしてから、どうして私の方が逃げなきゃいけないんだろうと、悔しいというより悲しい気持ちで奥歯に力が籠もっていく。
私、そんなにおばさんかな。笑われなきゃいけない容姿なのかな。
薄暗い思いがぐるぐるとお腹の中を巡っていく。嫌な気配がして顔を上げると、傍のパン屋さんの大きな窓ガラスに自分の姿が映っていた。
自分で切っただけのぼさぼさの髪。
使い古してぺらぺらのコート。
血色の悪い土気色の肌と、目の下を彩るどんよりした隈。
(ひどい――)
と、自分でも口走ってしまいそうなほどみすぼらしいその姿に、喉からかすかな音を鳴らして私はひとり立ちすくむ。
自分のことを平凡だと思っていた。特徴のないつまらない女だと思っていた。
でも、違う。――若さという最高の化粧を失った末、何もせず生きてきた私のありのまま。
これは平凡なんかじゃない。
平凡以下の不器量な女だ。
あっ、という声に我に返ると、お手洗いから諏訪邉さんがこちらに向かって歩いてくるのが見えた。
見るからに仕立ての良いグレーのコートが風になびく。すらりと伸びた長い足の、歩く姿の荘厳さ。揺れる前髪を軽く抑えつつ、微笑みもせず無表情のその佇まいは怖いほど綺麗だ。
(ああ嫌だ。私、こんな人と並んで歩いていたんだ)
自分の容姿も顧みず、平気で彼と微笑みあった。思い返せばなんとまあ、恥知らずなことだろう。
全然見た目が釣り合っていないと、彼女たちの言葉に一度は腹も立てた。でも、実際こうして目の当たりにすれば、そのすべてが正論だとつくづく思い知らされる。
先ほどの感嘆はどうやらその彼女たちが発したものだったらしい。犬のリードを引き寄せながら、彼女たちは甘い表情で諏訪邉さんへと秋波を送る。……そして諏訪邉さんは彼女たちを見つめたまま、私の隣へ添うように並ぶと、
「僕の連れが、何か?」
静かな、しかし確かな圧力を込めた声で、そう言った。
淡い朱に染まっていた彼女たちの頬が、一瞬にして引きつるのが見えた。諏訪邉さんはもう一度、二人の顔を確かめるみたいにゆっくりと交互に見まわした後、にこ、と軽く会釈をして静かにきびすを返す。
「お待たせしました。行きましょうか」
「は、はい」
スカイくんのリードを取り、諏訪邉さんは歩き始める。少し遅れて、斜め後ろをついていこうとした私の背中を、彼の長い指が支えるみたいに後ろからそっと押した。
(庇ってくれたんだ)
優しく触れられた背中がじわりと淡い熱を持つ。
嬉しい――とは思う。彼はやっぱり知れば知るほど、素敵で非の打ち所がない人だ。姿形が表すそのまま、穏やかで優しくて凛々しくて、神様がきっとこの人のことを愛しているだろうと思える方。
でも、私は?
このみすぼらしい身なりの私は、彼の優しさを享受するに相応しい人間なのだろうか?
(……消えてしまいたい)
スカイくんがきらきらした瞳で、先へ行こうと私たちを促す。
今日だけはお付き合いさせてもらって、今度からは遠慮しよう。それがきっと長い目で見れば、彼自身のためにもなるはずだ。
自分に向かって言い訳をしながら、私はコートの前を押さえると、ほんの少しだけ彼から離れるように震える肩を抱いて歩いた。
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