ある独りの侯爵令嬢は精霊に愛される。

玲藍

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第二章 王宮編

11

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あれよあれよと私の知らない間に舞踏会デビューの準備が着々と進み、私の身体は隅々まで採寸され、オスカー様と対になる衣装が作られる予定だそう。
私は頻繁に王宮に呼ばれるようになり、ダンスレッスンを受けています。
私とオスカー様はデビュタントとして一番最初に踊るらしいです。ほかのデビューの方々と一緒と聞いて安心しました。失敗してしまったら目立ちますもの。





「こんな短期間でここまでの出来ならば合格でございます、レミリア様。ダンスレッスンは初めてとお聞きしておりましたので驚いています。」

「いえ、先生の教えがあってこそです。まだまだステップの覚束無いところがありますし、精進しなくては行けないですわ。」

ダンスを教えてくれた講師の方はベタ褒めしてくれていますが、最初の頃は両手では数え切れないほど足を踏みました。

「少し早いですが、今日はここまでです。お疲れ様でございました。」

 レッスンが終わり、少し時間が余っているのでマーガレット様の所へ向かいます。いつでもいらっしゃい。と言われていますが、私に付いてくれた王宮侍女に言伝を頼み、許可が出てから向かいます。
そうして廊下を歩いていると突然後ろから声をかけられました。

「そなたは、どこの者だ?この奥にある部屋は王妃の部屋だが、見たところ侍女でもなさそうだ。名を名乗れ。」





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