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第7章 夏休み編
第37話 初恋の人と俺の本音②
私はようやく気が付いた。
隆君を苦しめている事に……
私の事を本気で好きでいてくれる隆君……
それなのに私は彼の笑顔に甘えてしまい、つい『山本君』の事を嬉しそうにベラベラと話してしまった。
彼の笑顔が作り笑顔とも知らずに……
そして隆君に『嫉妬心』を与えてしまった。
これがもし逆の立場ならどうだっただろう……
私も隆君に『嫉妬』しているであろうか?
おそらく『嫉妬』していると思う。
前に寿さんが私達と一緒に買い物をする事を断った時、私は良い気分では無かった。
口では隆君に、これから出会う人の事を好きになってしまったら、私の事は忘れてくれてもいいからと言ってしまったが、実際、隆君が同年代の女の子と仲良くしている姿を見たら、その子達が羨ましく思うし『嫉妬』してしまう。
自分も『小学生』に戻りたいという感情が起こる。
それなのに私は……
『卒園』の日のプラットフォームでの『プロポーズ』
あれが全ての始まりだった。
あの時、急に隆君が『生まれ変わった』かの様に見えてしまったけど、『幼稚園児』の隆君に『プロポーズ』をされて、正直私は嬉しかった。
でもテレビドラマか何かの影響であんな事を言ったのだと私は思い、隆君が『本気』で言っているとは思えなかった。
しかし隆君のお母様が送ってくれた手紙の内容、そして小一の夏休みに志保ちゃんと一緒にうちに遊びに来てくれた事で私は隆君が本気で私の事を想ってくれていると確信した。
そして毎年数回、家に遊びに来てくれるようになり、特に初めてうちに来てくれた夏休みの日と同じ日には必ず隆君が遊びに来てくれる。
私はそれが楽しみで仕方が無かった。
それでもこの数年間、私には不安と迷いがあったのも事実である……
私は本当に隆君に好かれても良いのだろうか?
隆君の人生を台無しにしているのではないだろうか?
隆君はもっと同年代の子と仲良くしないといけないんじゃないのか?
私の頭の中はそんな事ばかりが駆け巡っていた。
そんな私の不安と迷いを吹き飛ばしてくれたのは『遊園地デート』での『観覧車』の中での出来事……
見た目は小学六年生の男の子だけど、目の奥は私よりも『大人』に見える隆君。
時々、私がドキッとする事もあったくらい……
そんな『大人』な隆君が私の誕生日を知っていて『ツインのハートのネックレス』のプレゼントしてくれた。
大きなハートと小さなハートがくっついたシルバーのネックレス。
嬉しかった……
本当に心から嬉しかった……
何でアナタは私の心を掴むのがそんなに上手なの? って聞きたいくらいに……
今は大きい方のハートが私の様な感じだけど、あと数年もすれば隆君の方が大きいハートの方になっているでしょうね……そして私がくっついて……
そして私が感激をしている最中
私は隆君と『キス』をした。いえ、してしまった……
アレは事故かもしれないけど、私にとっては正真正銘、『大好きな人』との『キス』だった。
隆君の初めてのキスの相手がこんなおばさんで申し訳無いけども、正直、私は嬉しかったし、その後に隆君が言ってくれた言葉が更に嬉しかった。
『俺はつねちゃんが大好きだ!! 今日のキスも一生忘れないし、それに……、俺が十八になったら……なったら俺と結婚してください!!』
またしても隆君が私に『プロポーズ』をしてくれた。
今度は具体的に『俺が十八になったら』と……
私の中の何か得体の逸れない殻が割れた瞬間だった。
待とう……
待ってみよう……
もし隆君が途中で好きな人が出来ても私はそれで良いの。
隆君が幸せになってくれたらそれで良い……
出来れば一緒に幸せになれたら良いんだけどなぁ……
私は隆君が十八歳になるまで独身でいる決意をした。
あと六年……
六年後には私は三十五歳。
その時まで若々しくいられるように努力しなくちゃ。
隆君、大丈夫かな……? 体調は戻ったかな……?
会いたい……隆君に会いたい……
会って心から謝りたい……
そして……
――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
お互いに両想いの二人。
これから二人はどんな道を進んでいくのか?
次回もお楽しみに(^_-)-☆
隆君を苦しめている事に……
私の事を本気で好きでいてくれる隆君……
それなのに私は彼の笑顔に甘えてしまい、つい『山本君』の事を嬉しそうにベラベラと話してしまった。
彼の笑顔が作り笑顔とも知らずに……
そして隆君に『嫉妬心』を与えてしまった。
これがもし逆の立場ならどうだっただろう……
私も隆君に『嫉妬』しているであろうか?
おそらく『嫉妬』していると思う。
前に寿さんが私達と一緒に買い物をする事を断った時、私は良い気分では無かった。
口では隆君に、これから出会う人の事を好きになってしまったら、私の事は忘れてくれてもいいからと言ってしまったが、実際、隆君が同年代の女の子と仲良くしている姿を見たら、その子達が羨ましく思うし『嫉妬』してしまう。
自分も『小学生』に戻りたいという感情が起こる。
それなのに私は……
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あれが全ての始まりだった。
あの時、急に隆君が『生まれ変わった』かの様に見えてしまったけど、『幼稚園児』の隆君に『プロポーズ』をされて、正直私は嬉しかった。
でもテレビドラマか何かの影響であんな事を言ったのだと私は思い、隆君が『本気』で言っているとは思えなかった。
しかし隆君のお母様が送ってくれた手紙の内容、そして小一の夏休みに志保ちゃんと一緒にうちに遊びに来てくれた事で私は隆君が本気で私の事を想ってくれていると確信した。
そして毎年数回、家に遊びに来てくれるようになり、特に初めてうちに来てくれた夏休みの日と同じ日には必ず隆君が遊びに来てくれる。
私はそれが楽しみで仕方が無かった。
それでもこの数年間、私には不安と迷いがあったのも事実である……
私は本当に隆君に好かれても良いのだろうか?
隆君の人生を台無しにしているのではないだろうか?
隆君はもっと同年代の子と仲良くしないといけないんじゃないのか?
私の頭の中はそんな事ばかりが駆け巡っていた。
そんな私の不安と迷いを吹き飛ばしてくれたのは『遊園地デート』での『観覧車』の中での出来事……
見た目は小学六年生の男の子だけど、目の奥は私よりも『大人』に見える隆君。
時々、私がドキッとする事もあったくらい……
そんな『大人』な隆君が私の誕生日を知っていて『ツインのハートのネックレス』のプレゼントしてくれた。
大きなハートと小さなハートがくっついたシルバーのネックレス。
嬉しかった……
本当に心から嬉しかった……
何でアナタは私の心を掴むのがそんなに上手なの? って聞きたいくらいに……
今は大きい方のハートが私の様な感じだけど、あと数年もすれば隆君の方が大きいハートの方になっているでしょうね……そして私がくっついて……
そして私が感激をしている最中
私は隆君と『キス』をした。いえ、してしまった……
アレは事故かもしれないけど、私にとっては正真正銘、『大好きな人』との『キス』だった。
隆君の初めてのキスの相手がこんなおばさんで申し訳無いけども、正直、私は嬉しかったし、その後に隆君が言ってくれた言葉が更に嬉しかった。
『俺はつねちゃんが大好きだ!! 今日のキスも一生忘れないし、それに……、俺が十八になったら……なったら俺と結婚してください!!』
またしても隆君が私に『プロポーズ』をしてくれた。
今度は具体的に『俺が十八になったら』と……
私の中の何か得体の逸れない殻が割れた瞬間だった。
待とう……
待ってみよう……
もし隆君が途中で好きな人が出来ても私はそれで良いの。
隆君が幸せになってくれたらそれで良い……
出来れば一緒に幸せになれたら良いんだけどなぁ……
私は隆君が十八歳になるまで独身でいる決意をした。
あと六年……
六年後には私は三十五歳。
その時まで若々しくいられるように努力しなくちゃ。
隆君、大丈夫かな……? 体調は戻ったかな……?
会いたい……隆君に会いたい……
会って心から謝りたい……
そして……
――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
お互いに両想いの二人。
これから二人はどんな道を進んでいくのか?
次回もお楽しみに(^_-)-☆
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