66 / 133
第11章 それぞれの思い編
第66話 初恋の人と俺の理解者
しおりを挟む
トゥルルルー トゥルルルー
ガチャッ
「隆~っ!! 山本さんって人から電話よ~っ!!」
えっ? や、山本さんだって!?
『つねちゃん』達とバーベキューをしてから二日後の夜、まだゴールデンウイーク期間中である夜に山本さんから電話があった。
俺が少し不安な声で電話に出ると山本さんは俺とは真逆で凄く興奮した声で話し出した。
「たっ、隆君、聞いてくれっ!! お、俺……志保ちゃんと……『結婚を前提』としたお付き合いをする事になったよ!! これも隆君のお陰だ!! 本当に有難う!!」
この後、引き続き山本さんは終始、興奮状態で俺にお礼を何回も言っていた。
彼の話をまとめると、こうである。
志保姉ちゃんも山本さんの事が学生時代からずっと好きだったということ。
でも志保姉ちゃんも山本さんと同じで自分から告白はした事が無く、フラれるのが怖くて躊躇していたこと……
俺からすれば何て羨ましい……いや、ふざけた奴等なんだ。と思ってしまうが……
そして志保姉ちゃんがこれまであまり恋愛に対して積極的になれなかった最大の理由は自分が姉妹の長女であるという事だった。
簡単に言えばご両親が昔ながらの人なのでどうしても『鎌田家』を絶やしたく無いという思いが強く、その思いは二人の娘にも浸透しており、自分が結婚する時は『婿養子』をとらなくてはいけないと思っていた。それと妹の美保姉ちゃんに押し付けるのも姉として申し訳ないという思いもあったらしい。
しかし、今の時代、そんな事を言ってもなかなか理解してもらえる人など現れないだろうと半ば諦めて恋愛に対して積極的になれずにいたそうだ。
でも今回、山本さんがその部分を突いたのだ。
「俺は三男だし、別に『山本』の姓にもこだわっていない。俺は『婿養子』でも全然構わない!! だからもし志保ちゃんさえよければ俺と『結婚前提』で付き合って欲しい!!」
山本さんのその言葉に志保姉ちゃんは顔をぐしゃぐしゃにしながら大泣きしたそうだ。勿論、うれし泣きだが……
俺は電話を切ると直ぐに『つねちゃん』に電話をした。
「もしもし、常谷ですが……」
久しぶりに『つねちゃん』が一番に電話に出てくれて俺はホッとした。
そして直ぐに山本さんからの電話の内容を説明すると、『つねちゃん』が言うには、ついさっきまで、その件について志保姉ちゃんと電話で話をしていたそうだ。
「志保ちゃん、本当に喜んでいたわ。まさか昔から好きだった人が自分の一番の悩みを解決してくれるとは思っていなかったって。これは『奇跡』としか思えないって……」
「そ、そうなんだ……それは本当に良かったよ……」
「隆君が『奇跡』を起こしてくれたって言ってたわ……」
「えっ? お、俺が!?」
山本さんは志保姉ちゃんにどこまで話をしたんだろうかと少し不安にはなったが小さい頃からお世話になっている志保姉ちゃんの幸せに少しでも役に立てた事は俺も素直に嬉しかった。
あと志保姉ちゃんは『つねちゃん』との電話での会話で最後にこう言ったらしい。
「香織先輩、申し訳ないですが私の方が先に『幸せ』にならせて頂きますね!!」
なんというストレートな言い方だ……
まぁ、志保姉ちゃんらしいと言えばそれまでなんだが……
でも『つねちゃん』だって……あと四年……
俺が十八歳になるまで、あと四年……
俺は『つねちゃん』との電話を終え受話器を置いた瞬間にまた電話のベルが鳴り出した。
勿論、俺が受話器を取ったのだが、受話器の向こうの声はまたしても山本さんの声であった。俺が『もしもし』と言った瞬間に山本さんは自分を名乗らず、電話に出た俺を隆だという事も確認せずに話し出す。
「隆君ゴメン!! 一つ大事な事を言い忘れていたよ!!」
「えっ、何ですか?」
「君も頑張れって言いたかったんだ!!」
「な、何の事ですか!?」
「ハッハッハッハ!! 俺と君との間で『隠し事』なんてしなくて良いじゃないか!?」
先日、初めて会った人に言われる様なセリフでは無いけどなと心の中で突っ込んでしまったが、俺はそのまま山本さんの話を聞いている。
「俺は『お似合い』だと思っているから!! 愛さえ有れば歳の差なんて関係無いからさ!! だから君には頑張って欲しいんだ。どうか香織先輩を幸せにしてあげて欲しい!! 俺は君の『味方』だから。ずっと応援しているから!!」
「・・・・・・」
俺は心の中が熱くなった。
『この世界』に来てからの俺はずっと一人で……
『つねちゃん』と結婚する為だけにずっと頑張って来た。
ある意味、俺は孤独だった……
でも今、俺は山本さんから『応援の言葉』を貰えた。
初めて『理解者』を得られたのだ。
それも俺が『別の世界』から来た『中身は大人』だという事も知らずにだ。
今までの俺の心を色で表せば、どちらかといえば『灰色』に近い少し暗い目の色だったと思う。
しかし山本さんの『応援の言葉』を聞いた瞬間、俺の心の中に『赤色』や『黄色』、そして『青色』などの色々な色が入り、少し明るい色になった様に思えた。
本当に……俺はなんて『幸せ者』なんだろう……
『この世界』に来てからの俺は『前の世界』では感じた事の無い気持ちが溢れ出しそうなくらいにある。
これも全て『つねちゃん』のお陰……『つねちゃん』と出会えたからだと思う。
『つねちゃん』がいるから、『つねちゃん』と何が何でも結婚したいから……
俺はその為なら何でも頑張れる。
その頑張りの過程で素敵な人達との出会いも生み、そして今日みたいな事に繋がっているのだと俺は思う。
俺は初めて他人に『本心』を言う。
「お、俺……頑張ります!! 絶対に『つねちゃん』を幸せにしてみせます!!」
「うん……君なら絶対に幸せに出来るよ……」
「あ……有難う……ございます……」
電話を切り、受話器を置いた左手の甲の上に冷たいものがポタっと落ちる。
ほんと俺は最近、涙もろくなったよなぁ……
歳のせいなんだろうか……?
―――――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
これでこの章は最終です。
次回から新章開始!!
どうぞ次回もお楽しみに(^_-)-☆
ガチャッ
「隆~っ!! 山本さんって人から電話よ~っ!!」
えっ? や、山本さんだって!?
『つねちゃん』達とバーベキューをしてから二日後の夜、まだゴールデンウイーク期間中である夜に山本さんから電話があった。
俺が少し不安な声で電話に出ると山本さんは俺とは真逆で凄く興奮した声で話し出した。
「たっ、隆君、聞いてくれっ!! お、俺……志保ちゃんと……『結婚を前提』としたお付き合いをする事になったよ!! これも隆君のお陰だ!! 本当に有難う!!」
この後、引き続き山本さんは終始、興奮状態で俺にお礼を何回も言っていた。
彼の話をまとめると、こうである。
志保姉ちゃんも山本さんの事が学生時代からずっと好きだったということ。
でも志保姉ちゃんも山本さんと同じで自分から告白はした事が無く、フラれるのが怖くて躊躇していたこと……
俺からすれば何て羨ましい……いや、ふざけた奴等なんだ。と思ってしまうが……
そして志保姉ちゃんがこれまであまり恋愛に対して積極的になれなかった最大の理由は自分が姉妹の長女であるという事だった。
簡単に言えばご両親が昔ながらの人なのでどうしても『鎌田家』を絶やしたく無いという思いが強く、その思いは二人の娘にも浸透しており、自分が結婚する時は『婿養子』をとらなくてはいけないと思っていた。それと妹の美保姉ちゃんに押し付けるのも姉として申し訳ないという思いもあったらしい。
しかし、今の時代、そんな事を言ってもなかなか理解してもらえる人など現れないだろうと半ば諦めて恋愛に対して積極的になれずにいたそうだ。
でも今回、山本さんがその部分を突いたのだ。
「俺は三男だし、別に『山本』の姓にもこだわっていない。俺は『婿養子』でも全然構わない!! だからもし志保ちゃんさえよければ俺と『結婚前提』で付き合って欲しい!!」
山本さんのその言葉に志保姉ちゃんは顔をぐしゃぐしゃにしながら大泣きしたそうだ。勿論、うれし泣きだが……
俺は電話を切ると直ぐに『つねちゃん』に電話をした。
「もしもし、常谷ですが……」
久しぶりに『つねちゃん』が一番に電話に出てくれて俺はホッとした。
そして直ぐに山本さんからの電話の内容を説明すると、『つねちゃん』が言うには、ついさっきまで、その件について志保姉ちゃんと電話で話をしていたそうだ。
「志保ちゃん、本当に喜んでいたわ。まさか昔から好きだった人が自分の一番の悩みを解決してくれるとは思っていなかったって。これは『奇跡』としか思えないって……」
「そ、そうなんだ……それは本当に良かったよ……」
「隆君が『奇跡』を起こしてくれたって言ってたわ……」
「えっ? お、俺が!?」
山本さんは志保姉ちゃんにどこまで話をしたんだろうかと少し不安にはなったが小さい頃からお世話になっている志保姉ちゃんの幸せに少しでも役に立てた事は俺も素直に嬉しかった。
あと志保姉ちゃんは『つねちゃん』との電話での会話で最後にこう言ったらしい。
「香織先輩、申し訳ないですが私の方が先に『幸せ』にならせて頂きますね!!」
なんというストレートな言い方だ……
まぁ、志保姉ちゃんらしいと言えばそれまでなんだが……
でも『つねちゃん』だって……あと四年……
俺が十八歳になるまで、あと四年……
俺は『つねちゃん』との電話を終え受話器を置いた瞬間にまた電話のベルが鳴り出した。
勿論、俺が受話器を取ったのだが、受話器の向こうの声はまたしても山本さんの声であった。俺が『もしもし』と言った瞬間に山本さんは自分を名乗らず、電話に出た俺を隆だという事も確認せずに話し出す。
「隆君ゴメン!! 一つ大事な事を言い忘れていたよ!!」
「えっ、何ですか?」
「君も頑張れって言いたかったんだ!!」
「な、何の事ですか!?」
「ハッハッハッハ!! 俺と君との間で『隠し事』なんてしなくて良いじゃないか!?」
先日、初めて会った人に言われる様なセリフでは無いけどなと心の中で突っ込んでしまったが、俺はそのまま山本さんの話を聞いている。
「俺は『お似合い』だと思っているから!! 愛さえ有れば歳の差なんて関係無いからさ!! だから君には頑張って欲しいんだ。どうか香織先輩を幸せにしてあげて欲しい!! 俺は君の『味方』だから。ずっと応援しているから!!」
「・・・・・・」
俺は心の中が熱くなった。
『この世界』に来てからの俺はずっと一人で……
『つねちゃん』と結婚する為だけにずっと頑張って来た。
ある意味、俺は孤独だった……
でも今、俺は山本さんから『応援の言葉』を貰えた。
初めて『理解者』を得られたのだ。
それも俺が『別の世界』から来た『中身は大人』だという事も知らずにだ。
今までの俺の心を色で表せば、どちらかといえば『灰色』に近い少し暗い目の色だったと思う。
しかし山本さんの『応援の言葉』を聞いた瞬間、俺の心の中に『赤色』や『黄色』、そして『青色』などの色々な色が入り、少し明るい色になった様に思えた。
本当に……俺はなんて『幸せ者』なんだろう……
『この世界』に来てからの俺は『前の世界』では感じた事の無い気持ちが溢れ出しそうなくらいにある。
これも全て『つねちゃん』のお陰……『つねちゃん』と出会えたからだと思う。
『つねちゃん』がいるから、『つねちゃん』と何が何でも結婚したいから……
俺はその為なら何でも頑張れる。
その頑張りの過程で素敵な人達との出会いも生み、そして今日みたいな事に繋がっているのだと俺は思う。
俺は初めて他人に『本心』を言う。
「お、俺……頑張ります!! 絶対に『つねちゃん』を幸せにしてみせます!!」
「うん……君なら絶対に幸せに出来るよ……」
「あ……有難う……ございます……」
電話を切り、受話器を置いた左手の甲の上に冷たいものがポタっと落ちる。
ほんと俺は最近、涙もろくなったよなぁ……
歳のせいなんだろうか……?
―――――――――――――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
これでこの章は最終です。
次回から新章開始!!
どうぞ次回もお楽しみに(^_-)-☆
0
あなたにおすすめの小説
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる
九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。
※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
学園のアイドルに、俺の部屋のギャル地縛霊がちょっかいを出すから話がややこしくなる。
たかなしポン太
青春
【第1回ノベルピアWEB小説コンテスト中間選考通過作品】
『み、見えるの?』
「見えるかと言われると……ギリ見えない……」
『ふぇっ? ちょっ、ちょっと! どこ見てんのよ!』
◆◆◆
仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。
劣悪な環境での寮生活を1年間終えたあと、2年生から念願のアパート暮らしを始めることになった。
ところが入居予定のアパートの部屋に行ってみると……そこにはセーラー服を着たギャル地縛霊、りんが住み着いていた。
後悔の念が強すぎて、この世に魂が残ってしまったりん。
尚也はそんなりんを無事に成仏させるため、りんと共同生活をすることを決意する。
また新学期の学校では、尚也は学園のアイドルこと花宮琴葉と同じクラスで席も近くなった。
尚也は1年生の時、たまたま琴葉が困っていた時に助けてあげたことがあるのだが……
霊能者の尚也、ギャル地縛霊のりん、学園のアイドル琴葉。
3人とその仲間たちが繰り広げる、ちょっと不思議な日常。
愉快で甘くて、ちょっと切ない、ライトファンタジーなラブコメディー!
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
∞
桜庭かなめ
恋愛
高校1年生の逢坂玲人は入学時から髪を金色に染め、無愛想なため一匹狼として高校生活を送っている。
入学して間もないある日の放課後、玲人は2年生の生徒会長・如月沙奈にロープで拘束されてしまう。それを解く鍵は彼女を抱きしめると約束することだった。ただ、玲人は上手く言いくるめて彼女から逃げることに成功する。そんな中、銀髪の美少女のアリス・ユメミールと出会い、お互いに好きな猫のことなどを通じて彼女と交流を深めていく。
しかし、沙奈も一度の失敗で諦めるような女の子ではない。玲人は沙奈に追いかけられる日々が始まる。
抱きしめて。生徒会に入って。口づけして。ヤンデレな沙奈からの様々な我が儘を通して見えてくるものは何なのか。見えた先には何があるのか。沙奈の好意が非常に強くも温かい青春ラブストーリー。
※タイトルは「むげん」と読みます。
※完結しました!(2020.7.29)
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる