食の使徒 素人だけど使徒に選ばれちゃいました。癒しの食事を貴方に 幻想食材シリーズ

夜刀神一輝

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快適な街作り

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 まずは城下街の住む場所とキッチンを確認、広いキッチンがあり壁一枚向こうには、お客様が座れるホールがある。 
 
 キッチン自体も人が作業しながらも行き来できるくらいには広々して、ぶつからない様に出来ている。 
 
 ちなみにこのキッチン兼店と王宮側にあるキッチンは繋がていて、王宮側を第一キッチンに使い、王宮の広間で食事を披露する事も、逆に城下町側に設置してある店兼キッチンを第一キッチンに指定して作業を行き来する事も可能な様で、自分でどっちが第一キッチン、第二キッチンと設定しての作業が出来る。 
 
 かなり広々としている。 
 
 住むところも家具も申し分ない、問題はトイレである。 
 
 現代の洋式トイレ、ウォシュレットに暖房付きになれた人間には異世界のこの昭和の和式以上に古そうなシステムはきつい。 
 
 回収型になっているのか?どこかにまとめられるわけなんだが、回収する人間の仕事を奪う訳になるわけだが、どうにも我慢が出来ない。 
 
 後々作る事も考え、街の下に下水、排水の強固な通路を設計、配置、あとで各家にトイレと配管を設置すれば現代のトイレを街全体に配置する事が可能になる。 
 
 あとで確認をとってOKがもらえたら完全設置しよう。 
 
 今は応急的に自分の家のみに設置、風呂場と水道なども追加設置して完全に現代の家を再現させる。 
 
 水は場所によってはあまり綺麗じゃないので、王宮の感覚で下町で水を飲むとざらざらした濁った水を飲む事になる琴もあるので注意、どこの家、店でも浄化の魔石をつかっている訳ではないので、井戸や川から汲んだままの生水で生活している人たちも少なくない。 
 
 もう早速僕の建築スキルで色々な整備が必要な気がしたので、シルフィを通して王様達に確認をとると。 
 
 「そんな事が可能なのか!?」 
 
 と大いに驚かれた。 
 
 「まずは街中の家のトイレとキッチンに排水溝を設置して地下の下水を通して、浄水施設に最終的には川を通して海に排出されます。これにより井戸などの水汲み作業や水を沸かす薪なんかも節約できて、またその分生活も楽になります。街にある汚物もなくなり、綺麗な石畳に、公衆トイレも設置して、各家庭にお風呂も設置、衛生面でかなり綺麗になり病気になる確率も減ります。これらの動力源は電気ではなく、全て魔石による物で定期的に魔法使いによる魔力の供給が必要になります、そこから料金の設定をして無理のない料金を市民から徴収すればいいかと」 
 
 電気、ガス、水道料金を一括請求だが、現代の料金よりも魔力と言う力での料金設定なので割と安くお得な気がする。 
 
 シルフィを含む王様とその大臣とかの人たちかな?ぼーっと僕の話を黙って聞いていた。 
 
 「ああ、申し訳ない、その地下の工事や各家庭の排水の設置、風呂の設置などはいい案だと思うが、莫大な資金と労力が必要になるのではないか?始めるにしても今すぐどうこうなるものではないと思われるが」 
 
 「ええっと、僕のスキルで一瞬で設置可能です」 
 
 「「「!!!!?????」」」」 
 
 「まずは不揃いに建てられた家を綺麗に設置し直して、通りなんかも馬車が端に止めてある状態で中央に二台すれ違えるように四車線を意識した道路の広さを、それと街に余裕を持たせるために広々とした土地の確保や余裕も必要になってくるので、城壁の拡張、拡大、巨大な魔物に対抗する為の高さに再設定、対空物理砲と魔道砲の設置、魔力による物理障壁と魔道障壁の結界の強化」 
 
 「ままままま!!!!まってくれ!?使徒殿!?嫌、使徒様!!!」 
 
 「え?はい」 
 
 「そんな事も可能なのか!!??使徒様の!樹殿の能力で本当にそんな!?今言った事が可能なのか!!??」 
 
 「ああ、なんか出来ちゃうみたいですね」 
 
 「できちゃうみたいって、いつき殿は食の使徒様なのですよね?」 
 
 「一応そうです。そう言われてます。美味しいものを作って、いつかは女神様に献上する様にいわれていますね」 
 
 「食べ物の使徒様なのに、街にそんな追加できたりって???」 
 
 「僕もなんで出来るかまではわからないんですけど、出来ちゃうみたいなんで使った方がいいかと思って、僕だけ快適な生活ってのも不公平じゃないですか?」 
 
 「幸運な事なのだが、頭が追いつかなくて」 
 
 「ですよね、完成品をみて、納得いかなかったら元に戻す事も可能なので、ガンガン利用しちゃいましょう。街に街灯も設置したので夜中でも明るく街を歩けるし、路地裏なんか暗い部分やスラムなんかもなくしちゃって、古い建物は新しい建物に設置しなおして、他にはどんなのが必要だろうか??んん??おっダンジョンも設定いじれますね」 
 
 「「「「「はぁあああああああ????」」」」」 
 
 「ああ、なんかダンジョンにセーフティネットを設置可能で、50階層まではもし死亡しても武器やアイテム、食料などの持ち物没収ペナルティだけで地上へ生還できる様にすることが可能です」 
 
 「ごごごごごご!五十階層とは、多くの高級な鉱石や霊薬、魔物の肉などの素材がとれる。他国所か我が国にすら50階層の魔物の食材やアイテムなどは簡単には手に入らないのに、50階層までは死亡するリスクがないと??」 
 
 「はい、そう書いてますね。その変わり最深部まで攻略してもダンジョンコアも持ち帰る事が出来ないと書いてあるので、そういう事なんでしょうね。まぁダンジョンコア停止させちゃったら、魔物や鉱石に霊薬や霊草なんかの安定供給も止まっちゃうので、停止させるのはもったいないと思います」 
 
 「50階層までは命の危険なしに物資がとり放題・・・・・・」 
 
 「魔物との戦闘によるスキルアップや位階の上昇も可能なので、最深部に積極的に挑んでみよう!って注意書きが・・・・・神様が書いたのかな?」 
 
 「なんという恩恵!!使徒様に感謝を!多くの事が変わる!これから変わっていく!!!」 
 
 「これは忙しくなりそうですな」 
 
 「色々の物資得る事が出来ても、地上まで持ち帰る事や保管する事がこれから問題になるのでは?」 
 
 「ああ、僕アイテムボックス作れますよ。時間が経過する奴から、完全時間停止の容量無限の奴も」 
 
 「ふぅえ?」 
 
 ふぇって少女漫画以外で聞く事あるんだ。 
 
 「僕、ある程度鍛治や魔道具作成とか能力もあるので、作れますよ」 
 
 「完全時間停止の無限容量のアイテムボックスは、国宝を軽く超えるアイテムですよ!?世界レベルでみて!!ダンジョンから発見された事も極々少数例であり、それを作成できると!!??」 
 
 「できますよ?」 
 
 僕は何気ない普通のカバンをアイテムボックスに作成し直した。 
 
 大臣さん達は開いた口が塞がらない状態で口をパクパクさせながら、唖然としている。 
 
 とりあえず、今できる事はこんなもんかとやるだけやって、今日の所は王宮の部屋に帰った。
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