33 / 183
休日 異世界天丼
しおりを挟む
今日はお休みである、ここ最近内臓など沢山手に入ったので休みの日にまとめて出来るだけ仕込みをして、焼き上げストックにしときたいと言う理由と、料理自体もストック出来るので、大量に作れる物を作ってストックしていく作戦である、それに大型魚の頭もあるので、頬肉や頭の肉など食べれるところをカットして保存して置きたい。
大鍋に牛の薄切りとくし切りの玉ねぎ、水、みりん、醬油、生姜、砂糖、和風出汁を入れて味を見ながらコトコト煮込む、灰汁を取りながら、弱火で煮込んでいく、ちなみにお肉はマウンテンオックスのお肉で非常にデカいので店内に入らないので外で捌いて小分けにしてから中でカットするらしい。
巨体で筋肉質かと思いきや、赤身はしっとりと柔らかく、さっぱりとしてそれでいて力強い旨味を放ついいお肉である。
他にも週に一回イールの日の為の、ウナギを捌いたりしていかなければいけない、大量にある中で串焼き様に頭とエリ、肝にレバーにヒレ焼き骨もからっと揚げれば骨せんべいとして食べれる、身の方もくりから串や白焼き用などの身も確保していく。
朝5時から起きて、内臓の下処理とカット、串にセットをしながら牛丼を煮込み、次にウナギを捌いている、しかもどこかで修行していた訳でもないので、上手くできなかった物なんかもあるけど、見た目は悪くても食えるから大丈夫だろ。
リリが起きてからは、リリが朝食の準備をしてくれてねねが起きてから、みんなで朝食をとり、リリとねねも野菜の皮むきなど下処理の手伝いをしてくれる、定食に添える煮物やヒジキの煮つけ、漬物などの仕込みをする、アイテムボックスの中の時間が止まってるのが本当にありがたい!まとめて作って保管しても悪くならないのだから。
外から人の気配がしたりもするけど、でかでかと看板に本日お休み!の看板を遠くからでも見える様に出しているので、問題ないだろう。
昼食の準備を始める、俺の好物でもあり、ルーカスさんの店や野菜やで食材を吟味して万全に備えた、そう・・・今日は天丼だ!。
まずはエビ!色々な種類のエビ!しかも異世界のエビがあるなかで、大きさも程よく美味そうだったエビ!花エビ、見た目も綺麗で薫り高いエビだ。
次に貝!シェルジュエル、ジュエルシェルでもいいらしい、貝を開くと宝石の様な身や貝柱がごろんと入っていて、七色に輝いている様に見える!味も抜群に美味いって話だ!。
次にスケルトンデビル、見たまんまイカなのだが、締めても白くならずゼリーの様に透き通った身をしている、こっちの世界では珍味に入るらしく人気はあまりないとか。
軍隊アスパラ、軍隊の様に大量に育つ事からつけられた、アスパラ好きにはたまらない美味さで青臭さもなくシャキシャキとして美味い!。
ししとうと大葉は日本の物を使う。
踊りマイタケ、踊り出したくなる程甘味と旨味を放つ。
甘露レンコン、じゅわっと水分が多めのレンコン、歯ごたえ抜群でこれも美味い。
最後に魚のとろメゴチ、小型ながら極上の味わいのある魚。
これらを炊きたてのご飯の上に天ぷらにして乗せる!そしてウナギでも使っている俺の特性甘ダレをかける。
やばい!なんて豪華な見た目なんだ!これ店で出すって言ったらいくらするんだろ?銀貨4枚以上はもらわないと厳しいかな?銀貨4枚でも元とれるけど5枚か6枚で売りたい、そう!これは安売りすべきじゃない!まぁ手間とかあるから店のメニューに並ぶことはないんだけどね、へっへっへ悪いね俺達だけで味わっちゃって。
「えへっへっへっへ」
「わぁ!いい匂い!お兄ちゃん嬉しそうだね!」
「とってもいい匂いです~」
「今日は天丼だよ!見てよこの出来!滅茶苦茶美味そうじゃない!?」
「わぁ~美味しそう!」
「二人の分もあるよ~早速食べよう!」
「「「いただきま~す」」」
まずは二本あるエビの一本目を、サクサクのフワフワでありながらプリンとした身!油とエビの甘味が調和されてうんまい!!!。
ここですかさず米を食う!タレのかかった米が硬めに炊いたお米と相性が良く、喉を喜ばせる!このグイグイと米が喉に運ばれていく感覚がまたたまんない!!!!。
シェルジュエル!弾力があり、繊維一つ一つが立っていてくにくにとして美味い!宝石級の美味さ!。
誰が名付けたのかスケルトンデビル、見た目は悪魔っぽいけどくにくにこりこりしてこれも美味い!刺身で食べても絶対美味い!サクサクの衣とコリコリの触感がいい一品だ!。
軍隊アスパラもほこほこして美味い!甘露レンコンはゴリゴリとちょっと固めだが独特な甘みがあって楽しい!。
そして踊りマイタケ、こいつが美味い!サクフワの後にしっとりこりっとしているのにキノコ臭さはなく、旨味をしっかり主張する!甘いタレとマイタケの旨味が舌の上に広がり、そこに雪崩れ込む米の三重奏!
最後にとろメゴチ!ふわっとした身がしっとりと舌でとろける様に淡く消えてゆく、まるで氷を食べたかのようにふっと消えていく!淡泊な白身をタレが支えて、エビに負けるか!?と自分が主役です!と言わんばかりの美味さ!それでいて消えていくのは潔くふっといなくなる!
異世界天丼!驚きの美味さだ!素材を変えたらまた違う美味さを放つんだろうなと考えたら、天丼だけでどんだけ種類ができるのかわからない!ああっ俺でこんなに美味く仕上げられるなら、プロが作るのはもっと格段に上の美味さなんだろうなぁと考えてしまった、否それにしても自分でも驚くほどうまくできた!。
「ふわわ!エビ!すっごい!美味しい!ぷりぷり!野菜もシャキシャキ!でこのお魚なんかふわふわで最後とろける~!!!」
「フリッターより軽いですね!甘めの味付けなのに嫌になる事なく素材たちの美味しさを底上げするかの様!野菜もご馳走みたいに美味しい!油ものなのにどこかさっぱりしてくどくない!」
「自分でも自信作だよ。箸休めの柴漬けがまたなんとも・・・・」
「サクサクのフワフワなのに!エビはプリンとしてて!シェルジュエルはしっかり噛み応えあるし、コリコリしてたり触感が色々楽しい!」
「一つ一つの素材の味も濃厚に感じます!なんか完成された味って感じでなんとも言えない美味しさです!」
「合格かな?」
「合格も合格!大合格だよ~!これお店で出すの!?」
「今のところは出さないかな、僕達だけ特別って事で」
「わ~!私これ大好きだよ!美味しすぎるよ~!」
「色んな味が楽しめて、とても豪華で美味しいです!私も好きですこれ!んん~~」
三人で幸せを噛みしめている時に、店の外から声が聞こえた。
「うにゃぁ!?今日はお休み!?そんなぁ~!こんな美味そうな匂いさせて!それは生殺しだよ~!どんどんどん!斗真~!あたしにも食わせてくれ~!?」
店の外でニーアさんが半べそかいてる声が聞こえた。
ニーアさん達にはお世話になっているので、この幸せを分けてあげよう。
ドアを開けると、さっきまで泣いていたのが嘘の様に笑顔になって店に入ってきた、きっとこの天丼くったらびっくりしてまた笑顔になる事だろう。
大鍋に牛の薄切りとくし切りの玉ねぎ、水、みりん、醬油、生姜、砂糖、和風出汁を入れて味を見ながらコトコト煮込む、灰汁を取りながら、弱火で煮込んでいく、ちなみにお肉はマウンテンオックスのお肉で非常にデカいので店内に入らないので外で捌いて小分けにしてから中でカットするらしい。
巨体で筋肉質かと思いきや、赤身はしっとりと柔らかく、さっぱりとしてそれでいて力強い旨味を放ついいお肉である。
他にも週に一回イールの日の為の、ウナギを捌いたりしていかなければいけない、大量にある中で串焼き様に頭とエリ、肝にレバーにヒレ焼き骨もからっと揚げれば骨せんべいとして食べれる、身の方もくりから串や白焼き用などの身も確保していく。
朝5時から起きて、内臓の下処理とカット、串にセットをしながら牛丼を煮込み、次にウナギを捌いている、しかもどこかで修行していた訳でもないので、上手くできなかった物なんかもあるけど、見た目は悪くても食えるから大丈夫だろ。
リリが起きてからは、リリが朝食の準備をしてくれてねねが起きてから、みんなで朝食をとり、リリとねねも野菜の皮むきなど下処理の手伝いをしてくれる、定食に添える煮物やヒジキの煮つけ、漬物などの仕込みをする、アイテムボックスの中の時間が止まってるのが本当にありがたい!まとめて作って保管しても悪くならないのだから。
外から人の気配がしたりもするけど、でかでかと看板に本日お休み!の看板を遠くからでも見える様に出しているので、問題ないだろう。
昼食の準備を始める、俺の好物でもあり、ルーカスさんの店や野菜やで食材を吟味して万全に備えた、そう・・・今日は天丼だ!。
まずはエビ!色々な種類のエビ!しかも異世界のエビがあるなかで、大きさも程よく美味そうだったエビ!花エビ、見た目も綺麗で薫り高いエビだ。
次に貝!シェルジュエル、ジュエルシェルでもいいらしい、貝を開くと宝石の様な身や貝柱がごろんと入っていて、七色に輝いている様に見える!味も抜群に美味いって話だ!。
次にスケルトンデビル、見たまんまイカなのだが、締めても白くならずゼリーの様に透き通った身をしている、こっちの世界では珍味に入るらしく人気はあまりないとか。
軍隊アスパラ、軍隊の様に大量に育つ事からつけられた、アスパラ好きにはたまらない美味さで青臭さもなくシャキシャキとして美味い!。
ししとうと大葉は日本の物を使う。
踊りマイタケ、踊り出したくなる程甘味と旨味を放つ。
甘露レンコン、じゅわっと水分が多めのレンコン、歯ごたえ抜群でこれも美味い。
最後に魚のとろメゴチ、小型ながら極上の味わいのある魚。
これらを炊きたてのご飯の上に天ぷらにして乗せる!そしてウナギでも使っている俺の特性甘ダレをかける。
やばい!なんて豪華な見た目なんだ!これ店で出すって言ったらいくらするんだろ?銀貨4枚以上はもらわないと厳しいかな?銀貨4枚でも元とれるけど5枚か6枚で売りたい、そう!これは安売りすべきじゃない!まぁ手間とかあるから店のメニューに並ぶことはないんだけどね、へっへっへ悪いね俺達だけで味わっちゃって。
「えへっへっへっへ」
「わぁ!いい匂い!お兄ちゃん嬉しそうだね!」
「とってもいい匂いです~」
「今日は天丼だよ!見てよこの出来!滅茶苦茶美味そうじゃない!?」
「わぁ~美味しそう!」
「二人の分もあるよ~早速食べよう!」
「「「いただきま~す」」」
まずは二本あるエビの一本目を、サクサクのフワフワでありながらプリンとした身!油とエビの甘味が調和されてうんまい!!!。
ここですかさず米を食う!タレのかかった米が硬めに炊いたお米と相性が良く、喉を喜ばせる!このグイグイと米が喉に運ばれていく感覚がまたたまんない!!!!。
シェルジュエル!弾力があり、繊維一つ一つが立っていてくにくにとして美味い!宝石級の美味さ!。
誰が名付けたのかスケルトンデビル、見た目は悪魔っぽいけどくにくにこりこりしてこれも美味い!刺身で食べても絶対美味い!サクサクの衣とコリコリの触感がいい一品だ!。
軍隊アスパラもほこほこして美味い!甘露レンコンはゴリゴリとちょっと固めだが独特な甘みがあって楽しい!。
そして踊りマイタケ、こいつが美味い!サクフワの後にしっとりこりっとしているのにキノコ臭さはなく、旨味をしっかり主張する!甘いタレとマイタケの旨味が舌の上に広がり、そこに雪崩れ込む米の三重奏!
最後にとろメゴチ!ふわっとした身がしっとりと舌でとろける様に淡く消えてゆく、まるで氷を食べたかのようにふっと消えていく!淡泊な白身をタレが支えて、エビに負けるか!?と自分が主役です!と言わんばかりの美味さ!それでいて消えていくのは潔くふっといなくなる!
異世界天丼!驚きの美味さだ!素材を変えたらまた違う美味さを放つんだろうなと考えたら、天丼だけでどんだけ種類ができるのかわからない!ああっ俺でこんなに美味く仕上げられるなら、プロが作るのはもっと格段に上の美味さなんだろうなぁと考えてしまった、否それにしても自分でも驚くほどうまくできた!。
「ふわわ!エビ!すっごい!美味しい!ぷりぷり!野菜もシャキシャキ!でこのお魚なんかふわふわで最後とろける~!!!」
「フリッターより軽いですね!甘めの味付けなのに嫌になる事なく素材たちの美味しさを底上げするかの様!野菜もご馳走みたいに美味しい!油ものなのにどこかさっぱりしてくどくない!」
「自分でも自信作だよ。箸休めの柴漬けがまたなんとも・・・・」
「サクサクのフワフワなのに!エビはプリンとしてて!シェルジュエルはしっかり噛み応えあるし、コリコリしてたり触感が色々楽しい!」
「一つ一つの素材の味も濃厚に感じます!なんか完成された味って感じでなんとも言えない美味しさです!」
「合格かな?」
「合格も合格!大合格だよ~!これお店で出すの!?」
「今のところは出さないかな、僕達だけ特別って事で」
「わ~!私これ大好きだよ!美味しすぎるよ~!」
「色んな味が楽しめて、とても豪華で美味しいです!私も好きですこれ!んん~~」
三人で幸せを噛みしめている時に、店の外から声が聞こえた。
「うにゃぁ!?今日はお休み!?そんなぁ~!こんな美味そうな匂いさせて!それは生殺しだよ~!どんどんどん!斗真~!あたしにも食わせてくれ~!?」
店の外でニーアさんが半べそかいてる声が聞こえた。
ニーアさん達にはお世話になっているので、この幸せを分けてあげよう。
ドアを開けると、さっきまで泣いていたのが嘘の様に笑顔になって店に入ってきた、きっとこの天丼くったらびっくりしてまた笑顔になる事だろう。
応援ありがとうございます!
39
お気に入りに追加
2,633
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる