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超濃厚どろ系ポタージュラーメン
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八百万、最近では街の人間以外にも、他国のお客様も来る様になった。
相変わらず冒険者からは人気で、たまに病人なんかも混じっている、そんな不思議な店。
最近では色んな冒険者さんの差し入れで、大量に送られてくる食材なんかを使っているので、仕入れに出る事も少なくなった。
街全体も活性化して、以前より人口が増えた様な気がする。
屋台の並んでいる通りなんかは、お祭りみたいに人でいっぱいになったりまして、他のお店もかなり儲けているみたいだ。
元から王都にもダンジョンにも港町にも近い、立地のいい街だったし、移動も楽だから人気になって当たり前だったのかもしれないな。
さて、今日はまたラーメンを作るぞ。
家系ラーメンに続き、俺が好きな超濃厚どろ系ポタージュラーメン、一見ポタージュラーメンは難しいんじゃないかと思われるが、意外と簡単に作れたりする。
って言ってもインターネットで作っている先駆者がいるから、その人のレシピに異世界の素材でアレンジするだけなんだが。
まず今回は鳥か豚骨かで悩んだけど、濃厚な豚を味わいたいので、チャーシューにしてとろとろで脂がサクッとして美味い段バラ豚を使う、骨を一度茹で、水で洗いながら汚れをとり、骨髄が溶けやすいように砕いて煮る。
生姜、玉ねぎ、にんにく、青ネギ、チャーシューも一緒に煮る。
ここに更にジャガイモ、人参なども一緒に入れて煮よう。
次にかえしだ。
肉昆布の根昆布に干しシェルジュエルの貝柱、厚切りの七星カツオ節、干し天狗茸を醬油に漬け込んで、みりん、砂糖、塩少々、これを長い時間煮て出汁をとり、一定温度で24時間寝かせて、尖った味をまろやかにさせる。
煮込んだ、ジャガイモ、人参、チャーシューの一部と途中で入れたまだ原形の残っている玉ねぎなどをミキサーでどろどろにして、粘度をだして、それを豚骨スープと合わせ、更に煮込み粘度を上げていく。
かえしとどろどろのスープを合わせて、麺は細麺、メンマ、ネギ、キクラゲ、段バラ豚の厚切りチャーシューを二枚どんどん、と乗せれば、特製どろ系ポタージュラーメンの出来上がり。
もったりとしたスープが苦手な人もいるが、一度ハマると抜け出せなくなる魅惑の粘度があるラーメン。
「みんな~出来たよ~」
いつも通りみんなを呼ぶと、足音が聞こえてくる。
「くわぁ~また凄い匂いだね」
「またラーメンか?匂いも慣れるもんだな」
「この強烈な匂いはラーメンですね!」
「濃厚ポタージュラーメンだよ」
「「「「いただきます」」」」
「うわぁ!どろどろしてる!これもラーメンなの!?」
「今までのはスープがもっと普通だったよな」
「これは、ちょっと怖いですね」
俺が先にすする!
うん!どろっとしたスープが細麺に絡んで、濃厚な豚の味!なんせ肉までミキサーでとろとろにしたからな!甘味もしっかり感じる。
俺も初めて食べた時は、これがラーメンなのかと頭がパニックになったもんだ。
違うものを食べている様な感じがして、一度はこれはラーメンじゃないとまで思ったが、慣れてくるとこのドロドロがたまんなくなる、濃い旨味が凝縮された、ある意味でどこかに到達したラーメンの完成形の一つ。
都会にいた時は、色んなラーメンを食べ歩けるけど、田舎にいくと自分で作らなきゃいけないのが難点だ、しかも家系もそうだけど、どのラーメンも中毒性が高く定期的に食べたくなるんだよなぁ。
これだけ濃厚なかえしの美味いラーメンなら、背油ちゃっちゃ系のラーメンに、あのごわつく麺でちゃっちゃ系も作れるかもしれないな、でもなぁ似て非なるものにどうしてもなっちゃうかもしれない。
「もぐ!うん!美味しいかも!どろどろしてるけど、これ濃厚で美味しい!」
「前と麺が違うな、確かにどろどろなのに食いやすけど、ラーメンって感じしないな、美味いけど」
「前のスープ達が普通だったから、なんだかどろどろだと違う食べ物みたいです。でも美味しいですね!私は好きです!」
「なんだか、メンマとかネギとかのトッピングが凄い際立ってる感じがする!」
「肉うんまぁ~とろとろのザックザクする脂の感触がたまんない!」
「慣れてくると濃厚なスープ、凄くいいですね!食べるスープみたい!」
細麺の一玉だと、結構すぐに麺がなくなってスープが余る。
俺はここにご飯を投入!そしてニンニクを投入!豆板醬を投入!
うんまい!このジャンク感がたまらなく美味い!家系でも活躍したニンニク!こいつがまたパワー満点って感じで、俺の胃を刺激する、なんてラーメンと相性いいんだろうなぁ。
豆板醬の辛さも程よく、この食べ方でしか味わえないこの感じがたまらない!。
「ねねもご飯いれてみよ!」
「あたしも!」
「私もやる!」
「もぐもぐ!これすっごい好き!にんにくと合う!」
「うまいなこれ!ラーメンって米と合うよなぁ」
「こんな感じのお米は初めてで、美味しい!」
酢やラー油なんか足してもいいかもしれないな。
ギョーザなんかつけてもいいかもしれない、結構食べるお客さん多いからこれだけだとちょっと物足りないなんて言われちゃうかもしれないな。
相変わらず冒険者からは人気で、たまに病人なんかも混じっている、そんな不思議な店。
最近では色んな冒険者さんの差し入れで、大量に送られてくる食材なんかを使っているので、仕入れに出る事も少なくなった。
街全体も活性化して、以前より人口が増えた様な気がする。
屋台の並んでいる通りなんかは、お祭りみたいに人でいっぱいになったりまして、他のお店もかなり儲けているみたいだ。
元から王都にもダンジョンにも港町にも近い、立地のいい街だったし、移動も楽だから人気になって当たり前だったのかもしれないな。
さて、今日はまたラーメンを作るぞ。
家系ラーメンに続き、俺が好きな超濃厚どろ系ポタージュラーメン、一見ポタージュラーメンは難しいんじゃないかと思われるが、意外と簡単に作れたりする。
って言ってもインターネットで作っている先駆者がいるから、その人のレシピに異世界の素材でアレンジするだけなんだが。
まず今回は鳥か豚骨かで悩んだけど、濃厚な豚を味わいたいので、チャーシューにしてとろとろで脂がサクッとして美味い段バラ豚を使う、骨を一度茹で、水で洗いながら汚れをとり、骨髄が溶けやすいように砕いて煮る。
生姜、玉ねぎ、にんにく、青ネギ、チャーシューも一緒に煮る。
ここに更にジャガイモ、人参なども一緒に入れて煮よう。
次にかえしだ。
肉昆布の根昆布に干しシェルジュエルの貝柱、厚切りの七星カツオ節、干し天狗茸を醬油に漬け込んで、みりん、砂糖、塩少々、これを長い時間煮て出汁をとり、一定温度で24時間寝かせて、尖った味をまろやかにさせる。
煮込んだ、ジャガイモ、人参、チャーシューの一部と途中で入れたまだ原形の残っている玉ねぎなどをミキサーでどろどろにして、粘度をだして、それを豚骨スープと合わせ、更に煮込み粘度を上げていく。
かえしとどろどろのスープを合わせて、麺は細麺、メンマ、ネギ、キクラゲ、段バラ豚の厚切りチャーシューを二枚どんどん、と乗せれば、特製どろ系ポタージュラーメンの出来上がり。
もったりとしたスープが苦手な人もいるが、一度ハマると抜け出せなくなる魅惑の粘度があるラーメン。
「みんな~出来たよ~」
いつも通りみんなを呼ぶと、足音が聞こえてくる。
「くわぁ~また凄い匂いだね」
「またラーメンか?匂いも慣れるもんだな」
「この強烈な匂いはラーメンですね!」
「濃厚ポタージュラーメンだよ」
「「「「いただきます」」」」
「うわぁ!どろどろしてる!これもラーメンなの!?」
「今までのはスープがもっと普通だったよな」
「これは、ちょっと怖いですね」
俺が先にすする!
うん!どろっとしたスープが細麺に絡んで、濃厚な豚の味!なんせ肉までミキサーでとろとろにしたからな!甘味もしっかり感じる。
俺も初めて食べた時は、これがラーメンなのかと頭がパニックになったもんだ。
違うものを食べている様な感じがして、一度はこれはラーメンじゃないとまで思ったが、慣れてくるとこのドロドロがたまんなくなる、濃い旨味が凝縮された、ある意味でどこかに到達したラーメンの完成形の一つ。
都会にいた時は、色んなラーメンを食べ歩けるけど、田舎にいくと自分で作らなきゃいけないのが難点だ、しかも家系もそうだけど、どのラーメンも中毒性が高く定期的に食べたくなるんだよなぁ。
これだけ濃厚なかえしの美味いラーメンなら、背油ちゃっちゃ系のラーメンに、あのごわつく麺でちゃっちゃ系も作れるかもしれないな、でもなぁ似て非なるものにどうしてもなっちゃうかもしれない。
「もぐ!うん!美味しいかも!どろどろしてるけど、これ濃厚で美味しい!」
「前と麺が違うな、確かにどろどろなのに食いやすけど、ラーメンって感じしないな、美味いけど」
「前のスープ達が普通だったから、なんだかどろどろだと違う食べ物みたいです。でも美味しいですね!私は好きです!」
「なんだか、メンマとかネギとかのトッピングが凄い際立ってる感じがする!」
「肉うんまぁ~とろとろのザックザクする脂の感触がたまんない!」
「慣れてくると濃厚なスープ、凄くいいですね!食べるスープみたい!」
細麺の一玉だと、結構すぐに麺がなくなってスープが余る。
俺はここにご飯を投入!そしてニンニクを投入!豆板醬を投入!
うんまい!このジャンク感がたまらなく美味い!家系でも活躍したニンニク!こいつがまたパワー満点って感じで、俺の胃を刺激する、なんてラーメンと相性いいんだろうなぁ。
豆板醬の辛さも程よく、この食べ方でしか味わえないこの感じがたまらない!。
「ねねもご飯いれてみよ!」
「あたしも!」
「私もやる!」
「もぐもぐ!これすっごい好き!にんにくと合う!」
「うまいなこれ!ラーメンって米と合うよなぁ」
「こんな感じのお米は初めてで、美味しい!」
酢やラー油なんか足してもいいかもしれないな。
ギョーザなんかつけてもいいかもしれない、結構食べるお客さん多いからこれだけだとちょっと物足りないなんて言われちゃうかもしれないな。
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