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本編
15.ひっつき虫の悩みごと
しおりを挟むシルバーが失踪した満月の晩の翌日。
ヴァルトが言っていたとおり、シルバーは何事もなかったかのようにあっさりと帰ってきた。
朝日に照らされるシルバーを見た途端、色々と言いたかったことが全部すっ飛んでボロ泣きしてしまった。
とにかく無事で良かった。
その思いで胸がいっぱいになる。
そんな訳で無事にいつも通りの日常が戻ってきた。シルバーがいて、俺がいて、ふわもこ作りに勤しみつつシルバーを愛でる日々。
だがしかし、シルバーが居なくなってしまったあの夜が軽くトラウマになってしまったのは、もう自分ではどうしようもない。その結果どうなったかというと。
「あっ、シルバーどこに行くんだ?庭か?外はまだ暑いからもうちょっと涼しくなってからにしようぜ。ほらこっちは涼しいぞ~おいで!」
「ワフ……」
外に出たそうな素ぶりのシルバーを引き留め、冷却魔道具で冷やされ快適なリビングで、俺が座るラグの上をポンポンと叩く。
シルバーは玄関に向かいかけたのを止め、ポテポテと近寄ってきた。そして俺の隣にコロリと寝転ぶ。そんなシルバーのお腹をわしゃわしゃと撫でながら俺も横になり、そのまま抱きついてグリグリと頭を擦り付けた。
冷却魔道具で冷やされた肌が、ちょうど良い温かさの毛並みに包まれる。フワフワの毛を撫でまくり癒されつつ、しかし内心では「あーーーーまたやっちまった……」と密かに落ち込む。
あれ以来、シルバーがどこかへ移動する素ぶりを見るとどうしても不安になる。家の中ではそこまでではないのだが、玄関の方へ向かうたびにギクリと肩が強張るし、色々と理由をつけては室内に引き留めることばかりしてしまう。
勿論、引きこもってばかりではシルバーの体にも良くないのは分かっているので散歩だったりトイレだったりで外に出たそうにしている時はちゃんと見送っているが、それも極力一緒に着いていく。
何故かシルバーは俺にトイレをしている様子は見られたくないようで、それだけは着いてくるのを拒否されてしまうが、よっぽどのことがない限り俺がシルバーの後をついて回るのは一応嫌がられてはいない。ただ時々またか……みたいな目で見られることはあるけども。
俺、シルバーのこと縛りつけてないか?
元々野生で自由にのびのび生きていたシルバーにとって今の俺との生活は窮屈だったりしないだろうか。
シルバーは賢い。それに優しい。
だからこそ俺の不安を感じ取って、自分の気持ちを押し込めて我慢してそばにいてくれるんじゃないか。そう考えると自己嫌悪に苛まれて鬱々とした気持ちでいっぱいになる。
だからこそ、こんな事は良くないと毎回反省して次こそは引き留めないぞと誓うのに、毎度毎度ほぼ反射的にシルバーを引き留めてしまっては落ち込むという負のループがここ最近もうずっと続いている。
はぁ……どうしたら良いんだろう。
「……ヴァルトに会いたいな」
こんな俺の事情を知っているのはヴァルトしかいない。シルバーについて今後どうしていくべきか色々相談したいけれど、この世界では誰かと連絡を取り合うには手紙を魔力で飛ばす方法しかないのだが、それも送り先の主の魔力で出来た魔石がなければ送ることが出来ない。
勿論そんなものはヴァルトと交換できていない。あの日は色々とあったせいで大事な連絡手段のことをすっかり忘れていたし、正直シルバーのことで頭がいっぱいだった。
そんな訳でどんなに会いたくてもヴァルトが出向いてくれない限り会うことは出来ないのだ。
どうしたものかと頭を悩ませていたその次の日。仕事が一段落したタイミングで、玄関の呼び鈴がカランカランと来客を知らせた。
珍しいなと不思議に思いながら扉を開けて、そこに立っている人物を見て思わず口をポカンと開けて呆けてしまった。
「ヴァルト!?」
「……仕事で近くまで来たから寄ったんだ。入ってもいいか?」
「はっ!勿論!入って入って!」
まさかの来客に驚いたが、その相手がヴァルトだなんて更に驚いた。
正直また会いたいとの俺の提案に頷いてくれたのはリップサービス的なアレだと思っていたから嬉しかった。
ヴァルトをソファに促して、冷蔵貯蔵庫から冷やしたレモネードハーブティーをグラスに注ぎテーブルに置く。
「はいこれ、外暑かっただろ?スッキリするから良かったら飲んで」
「あぁ、ありがとう」
そう言って早速グラスに手をつけたヴァルトはコクリと一口飲んでから、ほうっと息を吐いた。どうやらお気に召してくれたようでゴクゴクとグラスを空にしたので、おかわりと俺の分を注いでソファの向かいのクッションの上に腰を下ろした。
「それにしても、来てくれて嬉しいよヴァルト!ずっとお礼を言いたかったんだ。シルバーも次の日にちゃんと帰ってきてくれたし、本当に色々と世話になった。ありがとな!」
「そうか、良かったな」
「おう!あ、そうだ悪い。今ちょうどシルバーのやつ散歩に行ってて居ないんだ。ヴァルトにも会わせてやりたかったんだけど……」
「いや、大丈夫だ。向こうも急に知らない人間が来たら警戒するだろ」
「そうかなぁ?シルバーは賢いから、俺の恩人だって紹介すればすぐに懐いてくれると思うよ。いやさ、本当に可愛いんだよシルバーは!最初は俺のことも警戒して中々近付いてこなかったんだけど、結構人懐っこい性格だったみたいで段々甘えてくれるようになったんだよなぁ。特に俺が撫でると尻尾がパタパタするんだけどそれがもう本当に可愛くて可愛くて」
「……そ、そうか」
何故か頬を染め目を逸らすヴァルトに、もしかしてまだ暑かったかな?と冷却魔道具の温度を少し下げておいた。
「あーー……その、なんだ。何か話したい事でもあるんじゃないのか?」
「えっ!?なんで分かったの!」
「そんな顔をしてたから」
「ええ~~マジで?そんな分かりやすかったかなぁ俺」
恥ずかしいやら気まずいやらでポリポリと頬を掻く。だが、せっかくこうしてヴァルトが会いに来てくれたんだ。この機会を逃すわけにはいかない。
「あのさ、実は今シルバーのことでちょっと悩んでて……」
そうしてここ最近の束縛気味な自身のことや、それに対する不安を時々俺自身の考えも交えつつ吐露していく。ヴァルトは終始真剣な表情で俺の話を聞いてくれて、俺が話し終えると少しだけ考える素ぶりをしてそれから口を開いた。
「本人が嫌がってないなら別にいいんじゃないか?」
「……でも、シルバーが嫌がってないか我慢してくれてるかどうかの判断が出来ないんだ。もしも我慢させてたとしたら、それが原因でストレスが溜まってるんじゃないかと思うと不安で……」
「動物は人間と違って建前とかそういうのとは無縁な生き物だ。自分が嫌なことは絶対にしないし、逆にやりたい事は止められても我を突き通す」
「そう……かな」
「あぁ。確かにケイトに止められたから自分のやろうと思っていたことを中断することもあるだろうけど、それも含めて自分がそれでいいと判断した故の行動なんじゃないか?そもそも別に監禁してる訳じゃないんだし、そこまで気にする必要ないだろ」
「そっか……そうなのかな」
でも確かに、シルバーはトイレの件しかり俺を突っぱねる事もそれなりにある。そこの引き際は心得ているつもりだし、無理強いはしたくないから名残惜しさはあれどそれ以上引き留めはしない。それをシルバーも理解してくれてるってことなのかな。
シルバーの意思で俺のそばにいることを選んでくれているのなら、それ以上に幸せなことなんてないよな。
「ありがとうヴァルト。ずっと悩んでたから、そう言ってくれてちょっと安心した」
「まぁ、あまり気にしすぎるなよ。狼はそういう感情には敏感だからな」
「うん、そうするよ」
笑顔で頷けばヴァルトも微かに笑って返してくれた。
「あ、そうだヴァルト。良かったらさ俺と魔石交換してくれないか?実はずっとヴァルトに会いたかったんだけど連絡手段がなくて困ってたから……ダメかな?」
「それは別に構わないが……」
ヴァルトは何か思案したかと思うと、不意に立ち上がり俺のそばまで近寄ってきた。そして俺に目線を合わせるようにしゃがみ込むと、コテンと小首を傾げる仕草をして言った。
「そんなに俺に会いたかったのか?」
「え………や!いやいや!そ、そんな深い意味は無いからな!?相談!ずっと悩んでたって言っただろ!?」
「ふぅん?」
何やら意味合いの変わってくる含みのある言い方をされて急に恥ずかしさが込み上げてきた。ヴァルトは慌てふためく俺を見て不敵な笑みをこぼすと、俺の頭をくしゃくしゃと撫でた。
そして掌に魔力を込めポウと優しい明りに包まれると、掌の上にアクアマリンのような色をした魔石がちょこんと転がっていた。
「ほら」
「ありがとう!あ、俺の分も」
ヴァルトと同じように掌に魔力を込め、俺の瞳と同じブラウンの魔石を作り出す。それらを交換して手にしたヴァルトの魔石を照明に透かすようにして眺める。
「ヴァルトの魔石、すげぇ綺麗な色だな。シルバーの右目とおんなじだ。俺、この色好きなんだよね」
「………」
ヴァルトは俺の顔をじっと見つめてから掌の上の俺の魔石を徐に摘み上げると、それを俺の顔の横に持っていって微笑んだ。
「俺も好きだよ。ケイトの瞳の色」
「……っ!」
ドッと強く胸が叩かれたかと思うほどの衝撃が襲った。じわじわと顔が赤くなって、目線を合わせて居られなくなって俯く。
あれ……なにこれ。
なんでこんなに暑いんだ。
なんかめちゃくちゃ心臓痛い。
あ、これ多分熱中症だ。
そうに違いない。
部屋の中にいてもなるっていうし、さっきヴァルトも暑そうだったからまだ部屋の涼しさが足りてないのかも。
限界まで冷却魔道具の温度を下げてゴクゴクとレモネードハーブティーを喉に流し込む。
一気に飲んだせいで頭がキーンと痛くなったが、なんかもうそれどころではなかった。
「おい、下げすぎじゃないか?風邪引くぞ」
「そう?全然大丈夫むしろ丁度良いよ!」
「……そうか?」
不審そうな眼差しを流しつつ笑って誤魔化す。
そのあとは軽く雑談をしてから帰っていったヴァルトは去り際に「じゃあ、また会いたくなったら連絡してこいよ」とニヤリと笑った。そのせいでせっかく雑談の間にマシになってた体温がまたもや急上昇してしまった。半ば追い払うように背中を押してヴァルトを帰した後、フラフラとソファに倒れ込んで頬を抑える。
「あつ……」
くそー。無駄に顔がいいせいで変な感じになっちまったじゃん!なんかあの時のヴァルトの笑顔を思い出すたびに、動悸息切れが止まらなくなってソファの上で悶えていると、それから暫くして扉をカリカリと引っ掻く音がした。玄関を開けると、そこには予想通りシルバーがちょこんとお座りしていた。
「おかえりシルバー、ちょっと待ってろ今タオル持ってくるから」
足が拭き終わり、部屋の中に入ってきたシルバーはブルリと身体を震わせると俺の身体に擦り寄った。そしてそのまま冷却魔道具に近づいていくと前足で器用に叩いて俺に向かって吠えた。
「ワフ!」
「え、もしかして寒かった?わー!ごめんなシルバー」
慌てて冷却魔道具の温度を上げると、満足したのかフスンと鼻を鳴らして丸くなった。
外は暑いとはいえ流石にこの温度は寒かったらしい。動物と人間じゃ体感温度も違うとか聞いたことあるしな。謝罪も込めてシルバーの頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めた。
シルバーの横に寝そべりいつものように抱きつくと、太陽に晒されていたであろうシルバーの身体はまだ微かに温かい。毛布のような心地よさに思わず擦り寄るとシルバーも人肌が丁度良かったのかじっと大人しく俺を受け入れてくれた。
シルバーに抱きついていると、次第に俺の心臓も落ち着いてきてあんなに暑かった身体もすっかりいつも通りだ。さっきのは一体何だったんだろう。あまり考えすぎるとまた暑くなりそうな気がしてフルフルと頭を振って思考を切り替える。
「そうだ、さっきまでヴァルトが家にきてくれてたんだ。お前にも会わせてやりたかったんだけど、タイミングが悪かったな」
「ワフ」
「魔石の交換も出来たからいつでも連絡取れるし、今度こそシルバーのこと紹介してやらなきゃなぁ」
「ワフン……」
「ん?大丈夫だよ、ヴァルト凄く良いやつだから。素っ気ない言い方するけど、ちゃんと俺の話聞いてくれるし優しいやつなんだ。お前もきっと気に入るよ」
「………クゥン」
シルバーが急にそっぽを向いてしまった。
なんだ?もしかして拗ねたのか?
そういえば前にも狼のぬいぐるみに嫉妬してたし、あんまり他の人のこと褒めすぎたから妬いちゃったのかな?ニマニマするのが抑えられない。
「なーんだよシルバー!こっち向けって」
わちゃわちゃと身体中撫で回してグリグリ抱きついてもシルバーは全然こっちを向いてくれない。でも尻尾がパタパタと揺れているのを視界の端で捉えてムフフと笑いを堪える。
冷却魔道具で冷やされた身体がシルバーに抱きついているうちに丁度良い温度に馴染む。
結局この日はシルバーにじゃれついているうちにあっという間に過ぎ去っていった。
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