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12歳・学園生活の始まり。ここは地獄ですか!?
初登校です!そんなに話しかけてこないでくれませんか!?
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真新しい制服に、私は袖を通す。
髪はおろし、ハーフアップにされる。
「よし!」
皆さんごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです。
今日から学院に登校です!
「お嬢様、とてもお似合いです」
「ありがとうございます、メアリー」
この学院の制服は春服、夏服、冬服の三種類、各2着ずつ配布される。
春服は、紺色のブレザータイプで、折り返し部分は赤のチェック柄。白のブラウスに、同じ赤のチェック柄のリボンネクタイと、プリーツスカート。
紺色のニーハイソックスに、茶色のローファー。
胸元には校章のバッチがキラキラと輝いている。
夏服はいわゆるセーラー服のようなデザインで、淡い水色のワンピース。袖はパフスリーブで、袖には紺色の線が入っている。セーラー服の特徴ともいえる襟は白で、袖と同じ紺色の線が入っている。リボンは赤いチェック柄。胸元には校章のバッジ。寒いときなど用に白のショートブレザー。折り返し部分は水色のチェック柄で、金色で縁取られている。
冬服は、春服のブレザータイプの制服に同じく紺色のコートと、ロングブーツ。コートと、ブーツにはポンポンがついている。
これらがこの学院の制服です。
どれもとても可愛らしいですね
デザインは変わることもあるらしいです。
理由は、洋裁を選択した生徒がデザインすることがあるからです。
それが採用されると、学院の制服として使われます。
「それじゃあ、行きましょうか。メアリー」
「はい、お嬢様」
そうして、私達は寮を出て、学院へ向かうのだった。
「おはようございます。皆さま」
クラスに入ると毎日、扉を背にして挨拶する。
これはわたしにとって癖みたいなものだ。
その後、仲のいい人、挨拶を返してくれる人、席の周りの人に挨拶をする。
「おはようございます。サフィー、ローザ」
「「おはようございます(わ)」」
「おはようございます、ミリア」
「おっおはようございます!!フィアナ様!!」
そうして、席に座る。
ガララララ
扉が開いた瞬間、令嬢方から歓声が上がる。
私は特に反応しない。
この反応によって、誰が来たか分かるからだ。
「おはようございます、フィアナ嬢」
「………おはようございます。ハルト様、クレオ様」
私はハルト様に対していやいや挨拶を返す
「あぁ、おはよう」
「これは手厳しいね………」
と、クレオ様はいつも通り、ハルト様は楽しそうに笑うのだった。
(はぁ………この二人がわたしに構わなければ私は一部のご令嬢方の目の敵にされないのに………)
と、私は心のなかで呟くのだった。
この二人は入学以降よく話しかけてくる。
まるで、私がハルト様達が話しかけてくるせいで、友達と仲良くできないという状況を楽しんでるようだ(クレオ様除く)
「はぁ………」
私はまたため息をこぼすのだった。
髪はおろし、ハーフアップにされる。
「よし!」
皆さんごきげんよう。
フィアナ・ヴァレンタインです。
今日から学院に登校です!
「お嬢様、とてもお似合いです」
「ありがとうございます、メアリー」
この学院の制服は春服、夏服、冬服の三種類、各2着ずつ配布される。
春服は、紺色のブレザータイプで、折り返し部分は赤のチェック柄。白のブラウスに、同じ赤のチェック柄のリボンネクタイと、プリーツスカート。
紺色のニーハイソックスに、茶色のローファー。
胸元には校章のバッチがキラキラと輝いている。
夏服はいわゆるセーラー服のようなデザインで、淡い水色のワンピース。袖はパフスリーブで、袖には紺色の線が入っている。セーラー服の特徴ともいえる襟は白で、袖と同じ紺色の線が入っている。リボンは赤いチェック柄。胸元には校章のバッジ。寒いときなど用に白のショートブレザー。折り返し部分は水色のチェック柄で、金色で縁取られている。
冬服は、春服のブレザータイプの制服に同じく紺色のコートと、ロングブーツ。コートと、ブーツにはポンポンがついている。
これらがこの学院の制服です。
どれもとても可愛らしいですね
デザインは変わることもあるらしいです。
理由は、洋裁を選択した生徒がデザインすることがあるからです。
それが採用されると、学院の制服として使われます。
「それじゃあ、行きましょうか。メアリー」
「はい、お嬢様」
そうして、私達は寮を出て、学院へ向かうのだった。
「おはようございます。皆さま」
クラスに入ると毎日、扉を背にして挨拶する。
これはわたしにとって癖みたいなものだ。
その後、仲のいい人、挨拶を返してくれる人、席の周りの人に挨拶をする。
「おはようございます。サフィー、ローザ」
「「おはようございます(わ)」」
「おはようございます、ミリア」
「おっおはようございます!!フィアナ様!!」
そうして、席に座る。
ガララララ
扉が開いた瞬間、令嬢方から歓声が上がる。
私は特に反応しない。
この反応によって、誰が来たか分かるからだ。
「おはようございます、フィアナ嬢」
「………おはようございます。ハルト様、クレオ様」
私はハルト様に対していやいや挨拶を返す
「あぁ、おはよう」
「これは手厳しいね………」
と、クレオ様はいつも通り、ハルト様は楽しそうに笑うのだった。
(はぁ………この二人がわたしに構わなければ私は一部のご令嬢方の目の敵にされないのに………)
と、私は心のなかで呟くのだった。
この二人は入学以降よく話しかけてくる。
まるで、私がハルト様達が話しかけてくるせいで、友達と仲良くできないという状況を楽しんでるようだ(クレオ様除く)
「はぁ………」
私はまたため息をこぼすのだった。
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