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ついに来てしまいました………
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(ついに………やって来てしまった………)
ここは、王立魔法学園『セプトリア』。
ここには、魔力があれば誰でも入ることができる魔法学園。
また、成績上位ならば、学校から入学中いろいろと援助してもらえる制度もある。
今の私は無一文に等しいのだから、勉強を頑張るしかないのだ。
「頑張ろう………」
と、気合いを入れて、私は職員室へと歩きだした。
この世界には魔法や精霊などが存在する。
今回の私の入学は、希少な聖属性の魔力に目覚めたのもあるが、他にも理由があり、もうひとつの理由は精霊との契約と、加護だ。
今の私は覚えていないけど、ティアナは魔法学園入学前に光の精霊『ラル』と聖属性の精霊王の加護を持っているのだ。
この世界の属性は主に5つ。
火、風、土、水、緑の5つだ。
その中で希少なものが闇、光、無、聖属性などだ。
ヒロインのティアナは聖属性の他に緑、水、風を持っている。
また、光の精霊との契約のお陰で光属性も使える。
人の平均の適正属性数は、2つ~3つなのだ。
そう考えるとティアナはチートなんだと思う。
また、聖属性とは浄化や癒しの魔法が使える。
光属性は灯りや雷魔法が使えたり、聖獣、精霊の召喚、契約魔法も使える。
逆に闇属性は光と反対に、暗闇や魅了などの魔法や魔獣、魔物の召喚、契約ができる魔法で、光、聖属性とは相対の関係になる。
今度は精霊について。
精霊は属性ごとにいて、契約すると適正がなくても、その属性の魔法が使えたり、威力が上がったりする。
ただ、私は今のところその光属性の精霊『ラル』に会っていない。
(うーん………テレパシーとか使えば会えるのかな?てかテレパシーとか使えるのかな私……
まぁとにかくやってみよう)
(ラル~?ラルさーん。もし私と契約してるなら出てきてくださーい)
『はいはーい!』
「うわっ!びっくりした……」
『びっくりしたって……呼んだのはティナの方でしょ?』
(そういやヒロインの愛称ってティナだったっけ)
『……あれ?あなた……ティナじゃないわね……あなたは誰?』
「え!?私がティアナじゃないってわかるの!?」
『そりゃあわかるわよ~だって精霊だもの』
「精霊ってすごいんだね~」
『でしょでしょ~?それであなたは誰?見たところ転生者みたいだけど……どうしてティナになってるのかしら』
「私って転生者なの?」
『あら違うの?』
「……わからない」
『え?』
「気づいたら馬車の中にいて……記憶も曖昧なの……ここがゲームの世界で、私はこの世界のヒロイン『ティアナ・ベルリアント』になってることは分かるんだけど……」
『なるほどねぇ………ちなみにげぇむって何?』
「えーと………なんていうのかなぁ………遊びみたいなの………かな?パソコンっていう機械があってね、それでできる恋愛シュミレーションゲームっていうかなんというか」
『うーん………』
「えーと………ようするにたくさんの人がこのティアナの立場になって、男の人たちと恋愛するのを体験するもの………かな?」
『うーん………よくわからないけど。ようするにあなたはこの世界のことを知ってるってことでいいのかしら?』
「ゲームに出てきたストーリーとかしかわからないから、ルールとかティアナとか攻略対象者の過去とかはあまりわからないよ」
『そう………じゃあ私がいろいろ教えてあげるね』
「ありがとう!ラルさん!」
『ラルでいいわよ。それで………ティアナじゃない時のあなたの名前は?』
「香織………秋風香織。秋風が名字で、香織が名前ね」
『了解!私もあなたがどうしてここにいて、ティナになっているのかはよくわからないけど、それでも今のあなたは私の契約者のティアナ・ベルリアントだから、その間は私がサポートしてあげるわね!誰もいないときはあなたの本当の名前で呼ぶわね、カオリ!』
「うん!よろしくね!ラル!」
『さぁ、新しい人生を楽しんで!』
ここは、王立魔法学園『セプトリア』。
ここには、魔力があれば誰でも入ることができる魔法学園。
また、成績上位ならば、学校から入学中いろいろと援助してもらえる制度もある。
今の私は無一文に等しいのだから、勉強を頑張るしかないのだ。
「頑張ろう………」
と、気合いを入れて、私は職員室へと歩きだした。
この世界には魔法や精霊などが存在する。
今回の私の入学は、希少な聖属性の魔力に目覚めたのもあるが、他にも理由があり、もうひとつの理由は精霊との契約と、加護だ。
今の私は覚えていないけど、ティアナは魔法学園入学前に光の精霊『ラル』と聖属性の精霊王の加護を持っているのだ。
この世界の属性は主に5つ。
火、風、土、水、緑の5つだ。
その中で希少なものが闇、光、無、聖属性などだ。
ヒロインのティアナは聖属性の他に緑、水、風を持っている。
また、光の精霊との契約のお陰で光属性も使える。
人の平均の適正属性数は、2つ~3つなのだ。
そう考えるとティアナはチートなんだと思う。
また、聖属性とは浄化や癒しの魔法が使える。
光属性は灯りや雷魔法が使えたり、聖獣、精霊の召喚、契約魔法も使える。
逆に闇属性は光と反対に、暗闇や魅了などの魔法や魔獣、魔物の召喚、契約ができる魔法で、光、聖属性とは相対の関係になる。
今度は精霊について。
精霊は属性ごとにいて、契約すると適正がなくても、その属性の魔法が使えたり、威力が上がったりする。
ただ、私は今のところその光属性の精霊『ラル』に会っていない。
(うーん………テレパシーとか使えば会えるのかな?てかテレパシーとか使えるのかな私……
まぁとにかくやってみよう)
(ラル~?ラルさーん。もし私と契約してるなら出てきてくださーい)
『はいはーい!』
「うわっ!びっくりした……」
『びっくりしたって……呼んだのはティナの方でしょ?』
(そういやヒロインの愛称ってティナだったっけ)
『……あれ?あなた……ティナじゃないわね……あなたは誰?』
「え!?私がティアナじゃないってわかるの!?」
『そりゃあわかるわよ~だって精霊だもの』
「精霊ってすごいんだね~」
『でしょでしょ~?それであなたは誰?見たところ転生者みたいだけど……どうしてティナになってるのかしら』
「私って転生者なの?」
『あら違うの?』
「……わからない」
『え?』
「気づいたら馬車の中にいて……記憶も曖昧なの……ここがゲームの世界で、私はこの世界のヒロイン『ティアナ・ベルリアント』になってることは分かるんだけど……」
『なるほどねぇ………ちなみにげぇむって何?』
「えーと………なんていうのかなぁ………遊びみたいなの………かな?パソコンっていう機械があってね、それでできる恋愛シュミレーションゲームっていうかなんというか」
『うーん………』
「えーと………ようするにたくさんの人がこのティアナの立場になって、男の人たちと恋愛するのを体験するもの………かな?」
『うーん………よくわからないけど。ようするにあなたはこの世界のことを知ってるってことでいいのかしら?』
「ゲームに出てきたストーリーとかしかわからないから、ルールとかティアナとか攻略対象者の過去とかはあまりわからないよ」
『そう………じゃあ私がいろいろ教えてあげるね』
「ありがとう!ラルさん!」
『ラルでいいわよ。それで………ティアナじゃない時のあなたの名前は?』
「香織………秋風香織。秋風が名字で、香織が名前ね」
『了解!私もあなたがどうしてここにいて、ティナになっているのかはよくわからないけど、それでも今のあなたは私の契約者のティアナ・ベルリアントだから、その間は私がサポートしてあげるわね!誰もいないときはあなたの本当の名前で呼ぶわね、カオリ!』
「うん!よろしくね!ラル!」
『さぁ、新しい人生を楽しんで!』
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