乙女ゲームのヒロインが攻略するのは、攻略対象者だけじゃない!?

SAKURA

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自己紹介とか殺す気ですか!?

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「初めましてティアナさん。私があなたのクラスの担任の『エリーザ・クルシエット』です」
「え、えっと………あき………じゃなくて、ティアナ・ベルリアント……です。よ……よろしくお願いします……」
ペコリ
「はい、よろしくお願いします。それじゃあ教室に行きましょうか」

コツコツコツ
「ここセプトリア魔法学園は、身分関係なく平等に学べる学園を目指しているの。
だから、勉強するときはクラスで行っているの。
全寮制だから、寮のことはまた後で説明するわね。
また、学園では学期に一度、試験があってその成績が、上位の方に入ると学園生活をするに当たっての援助を国からしてもらえたり、生徒会にスカウトされたりすることがあるの。
だから、ティアナさんも頑張ってね」
「は、はい」
「今は朝の自由時間で、五分前に予鈴、その後にに本鈴がなるわ。
そうしたら、連絡事項を伝えるホームルームがあって、終わりのチャイムがなったら10分の休憩、その後に50分間の授業があるわ。それが5時間分あって、それが終われば学校は終わり。寮に戻ったり、王都にいく人もいるわね。週に一度お休みがあって、その日は自由に過ごせるわ。
寮には門限があるから気を付けてね」
「はい」
「と、ここがあなたの教室よ。先に私が入って話をするから、私が呼んだら、入って自己紹介をしてね。それじゃあ」
「はい」
(ん?自己紹介……?………………うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!無理無理無理無理無理ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!人前とか死ぬ!死ぬから!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!お願い先生!自己紹介とかさせないで!?ほんとに!お願いだからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)


「え……えと……あ……あの……その………」
「緊張しなくていいのよ?大丈夫だから」
(そんな事言われましてもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!)
「あ……あ……」
周りには人、人、人………
(やっぱり………無理………)
『香織が思ってるほど、周りの人たちは悪い人じゃないと思うよ。誰も笑ったりしないよ。大丈夫。勇気を出して。もし笑われたりしたら私がやっつけてあげるから!』
(あ……れ………?今の………誰………?すごく………懐かしい………)

「…………スゥーハァー」
と深呼吸をする。
「え……えっと……ティアナ・ベルリアント……です。よっ……よろしく……お願いします………!」
ガバッと頭を下げる。
「「「………」」」
パチパチパチパチ………
まばらだが、少しずつ拍手が上がる。
「はい、ありがとうございます。それじゃあ席はあそこね」
「は………はい!」
(良かったぁ………とりあえずなんとかなったよ………)


だけど、今の私は達成感に夢中で気づかなかった。
多くの男性達の顔が赤いことに………
そして、何人かの女性が敵意の眼差しを向けていることに………
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