【R18】寝取られ願望がある旦那様のご要望で、年下の美しい国王陛下に抱かれることになった夜。

yori

文字の大きさ
3 / 6

3

しおりを挟む


 翌日。王城の客間に旦那様と訪れ、「この服に着替えるように。私は先に帰っているからね」と、渡されて、続き部屋へと行ってしまわれた。
 旦那様を追いかけ、扉を開けようとしても、鍵がかかって入れない。とうとう諦めて、用意された服に着替える。渡されたお召し物は、何故か、王城のメイド服だった。

 結婚する前の閨授業の時に、旦那様以外の練習相手と致したのだから、それを思い出しながら、陛下の言う通りにすれば、きっと大丈夫よね……?

 鏡を見ながら、ヘッドドレスを装着し、ヒールなしのパンプスへ履き替えると、目の前には、どこからどう見ても、王城メイドに擬態したわたくしがいた。

 緊張して喉が渇いたので、ソファに腰をかけて、用意されていた紅茶をゆっくりと口につけた。
 紅茶がなくなった頃、入ってきた扉が、ノックもなしにガチャリと開いた。

 そこには、美しい青年である、アルバート・ド・ルーク国王陛下が、いらっしゃった。お肌まで陶器のように透き通っている。
 わたくしは、慌てて立ち上がり、片足を後ろへ引き、カーテシーをする。

「国王陛下にご挨拶を申し上げます」
「ウィルソン侯爵夫人。面(おもて)をあげよ」
「恐れ入ります」

 顔をあげると、紫水晶の瞳と視線がぶつかる。柔らかげな雰囲気だけれど、上に立つものの独自のオーラがある。
 あの綺麗な指が私に触れることになるだなんて……。つい想像し、喉を鳴らしてしまった。

「ウィルソン侯爵夫人。今宵の貴女は、僕のご奉仕メイドだ」
「? ご奉仕メイド、ですか」
「嗚呼、夫人は知らなかったか。性的な奉仕をするメイドの事だよ。よって、主人である僕に逆らってはいけない。貴女のことは、ミアと呼ぶよ」

「はい。陛下」
「今夜だけは、アルバートと」
「あっ、」

 唐突に始まる、愛などない、欲を満たすだけのキス。
 乱暴と思えるほどに、荒々しく、でも繊細に、下唇を甘噛みし、吸い付く。

「舌を出しなさい」

 コクリと頷き、恐る恐る舌を外に出す。「もっとだ」と言われると、もう出しきれないくらい、はしたなく舌を露出する。

「その顔のまま、四つん這いになりなさい」

 おずおずと膝をつく。陛下……、アルバート様のお顔を見ると、目に情欲を浮かべながら、微笑んでいた。

「そのまま犬のようにお尻をふってごらん」
「えっ」

 それは流石に……。生まれながらにして貴族で、侯爵夫人としての尊厳があるわたくしに対して、愛玩動物のように振る舞うよう、強要され、戸惑う。

 しかし有無を言わさぬ目をしている、若き国王陛下に逆らえる訳もなく、ゆっくりと左右にお尻を動かした。……恥ずかしい……、このように辱められている姿を、ましてや、旦那様以外に見られているだなんて……。

 一向に止められる気配もなく、舌を出し、お尻をひたすら振る。
 すると、何故だか、お腹の奥が疼いてくる。背徳感のあるその行為に、どうしようもなく、発情してきてしまう。

 国王陛下とはいえ、年下の青年に、あられのない格好を観察されて……。それに先ほどお茶を飲んだからか、少し尿意が……。どうしようと思ったその時、アルバート様は、目を細めた。

「いい子だ。よく出来たね」

 アルバート様は、そういうと、四つん這いになったわたくしの頭をそっと撫でてくださる。やっと終わりかと、ホッとしたのは一瞬だった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。

恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。 パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

ブラック企業を退職したら、極上マッサージに蕩ける日々が待ってました。

イセヤ レキ
恋愛
ブラック企業に勤める赤羽(あかばね)陽葵(ひまり)は、ある夜、退職を決意する。 きっかけは、雑居ビルのとあるマッサージ店。 そのマッサージ店の恰幅が良く朗らかな女性オーナーに新たな職場を紹介されるが、そこには無口で無表情な男の店長がいて……? ※ストーリー構成上、導入部だけシリアスです。 ※他サイトにも掲載しています。

処理中です...