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第二十六話
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伯爵様との話を終えると、ルーノア王が部屋に入ってきた。
「ベリルや、わしの娘が大変失礼な事をしたようで、本当にすまなかった」
え、一国の王が頭を下げている。この世界って王族って簡単に謝らないんじゃないっけ?
私が戸惑っていると、伯爵様が小声で教えてくれた。
「この潔さが国民からの支持を得られる理由なんだ。」
あぁ、なるほど。これは好感が持てる人だ。
「あ、えっと謝罪を受け入れます」
「ありがとう。やっとできた女の子が嬉しゅうて、嬉しゅうて、欲しいものしたい事は何でも叶えてあげておっての…それが父親を変えたいことが願い事だったとは…」
父親を変えたいことは伝えられてなかったのか…王位継承権争いから守るためにクレイルン王国に送り出したと思っていたら、父親が嫌で、クレイルン王国で新しい父親と楽しく暮らしてるって知ったらショックかもね。
「それも、サーシャの様子を伝えるために一緒に送り出した侍女のルーシーからはリーレイ伯爵家で好き放題してる報告がなかったのだ。知らなかったとはいえ、君たち家族には大変迷惑をかけた」
ルーシー様は、サーシャの侍女だったのね。それにしては我が物顔のように伯爵家を仕切っていたけど…ちらりと伯爵様を見ると、何か隠しているようで私から視線を逸らした。
伯爵様が何かしたから、あの態度と行動だったのだろう。伯爵様が何かしたのであれば、あのセバスの言動も理解できる。
「サーシャを連れて来てくれい」
ルーノア王の言葉を受けて、護衛がサーシャを連れて来た。
「またあんたね!どれだけ私の邪魔をすれば気が済むわけ!?」
怒鳴りつけるサーシャの後ろには、顔色が真っ青なルーシー様がいた。
ルーシー様はこれからどうなるのかわかっているような雰囲気だった。
「あ!お父様!迎えに来てくれたのね!早くクレイルン王国に帰りましょ!王子様にも早く会いたいの!」
伯爵様を見つけて、実の父親をそっちのけで話しかけている。
「サーシャ!黙れ!」
ルーノア王が迫力のある声でサーシャを鎮めた。
さすが一国の王ということなのか、こんな一面もあるのね。関係ない私でさえ、体が固まってしまった。
「う…うえーん!なんなのよ!なんなのよー!」
堪えきれなくなったサーシャは子どもみたいに泣きだした。
「サーシャ、おまえのことを甘やかし過ぎた。わしの育て方が間違っておったようだ。礼儀も知らずに育ってしまった。ここにおっても何も直らんだろう。北の修道院へ行き、今までの行いを反省してこい!」
「はぁ!?なんで私があんな所に行かなきゃいけないのよ!意味わかんない!行かなきゃいけないのは、ベリルでしょっ!私の邪魔ばかりするくせに!」
勢いよく私の近くまで来て、髪の毛を掴もうとした時、
「護衛!サーシャをそのまま連れて行け!」
「はっ!」
暴れるサーシャを無理やり護衛が部屋から連れ出した。
「ルーシー、お前にも責任がある。一緒にサーシャと共に修道院へ行くように」
「仰せの通りに…」
ルーシー様はわかっていたのだろう。反論することなく、修道院行きを承知し部屋を出た。
ルーノア王にとって、この判断は辛いことだろう。ここにいてもあの性格は絶対に直らない。サーシャがきちんと更正され戻れる日が来るのを待つしかないだろつな。時間かかりそう…
「ベリルや、わしの娘が大変失礼な事をしたようで、本当にすまなかった」
え、一国の王が頭を下げている。この世界って王族って簡単に謝らないんじゃないっけ?
私が戸惑っていると、伯爵様が小声で教えてくれた。
「この潔さが国民からの支持を得られる理由なんだ。」
あぁ、なるほど。これは好感が持てる人だ。
「あ、えっと謝罪を受け入れます」
「ありがとう。やっとできた女の子が嬉しゅうて、嬉しゅうて、欲しいものしたい事は何でも叶えてあげておっての…それが父親を変えたいことが願い事だったとは…」
父親を変えたいことは伝えられてなかったのか…王位継承権争いから守るためにクレイルン王国に送り出したと思っていたら、父親が嫌で、クレイルン王国で新しい父親と楽しく暮らしてるって知ったらショックかもね。
「それも、サーシャの様子を伝えるために一緒に送り出した侍女のルーシーからはリーレイ伯爵家で好き放題してる報告がなかったのだ。知らなかったとはいえ、君たち家族には大変迷惑をかけた」
ルーシー様は、サーシャの侍女だったのね。それにしては我が物顔のように伯爵家を仕切っていたけど…ちらりと伯爵様を見ると、何か隠しているようで私から視線を逸らした。
伯爵様が何かしたから、あの態度と行動だったのだろう。伯爵様が何かしたのであれば、あのセバスの言動も理解できる。
「サーシャを連れて来てくれい」
ルーノア王の言葉を受けて、護衛がサーシャを連れて来た。
「またあんたね!どれだけ私の邪魔をすれば気が済むわけ!?」
怒鳴りつけるサーシャの後ろには、顔色が真っ青なルーシー様がいた。
ルーシー様はこれからどうなるのかわかっているような雰囲気だった。
「あ!お父様!迎えに来てくれたのね!早くクレイルン王国に帰りましょ!王子様にも早く会いたいの!」
伯爵様を見つけて、実の父親をそっちのけで話しかけている。
「サーシャ!黙れ!」
ルーノア王が迫力のある声でサーシャを鎮めた。
さすが一国の王ということなのか、こんな一面もあるのね。関係ない私でさえ、体が固まってしまった。
「う…うえーん!なんなのよ!なんなのよー!」
堪えきれなくなったサーシャは子どもみたいに泣きだした。
「サーシャ、おまえのことを甘やかし過ぎた。わしの育て方が間違っておったようだ。礼儀も知らずに育ってしまった。ここにおっても何も直らんだろう。北の修道院へ行き、今までの行いを反省してこい!」
「はぁ!?なんで私があんな所に行かなきゃいけないのよ!意味わかんない!行かなきゃいけないのは、ベリルでしょっ!私の邪魔ばかりするくせに!」
勢いよく私の近くまで来て、髪の毛を掴もうとした時、
「護衛!サーシャをそのまま連れて行け!」
「はっ!」
暴れるサーシャを無理やり護衛が部屋から連れ出した。
「ルーシー、お前にも責任がある。一緒にサーシャと共に修道院へ行くように」
「仰せの通りに…」
ルーシー様はわかっていたのだろう。反論することなく、修道院行きを承知し部屋を出た。
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