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ひとりぼっち惑星
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最近とあるアプリが流行ってますね
題名にもありますが、ひとりぼっち惑星ってやつです
私もいくつか、お話を送信したのだけれど
もう少し書きたくなってしまったのでここに書きます
もし私のメッセージを受信した方いらっしゃいましたら
すごいな、と思います。感想頂けたら嬉しいです
物語の舞台は惑星ルーエン
地球に向けての定時連絡には、毎回その星に住む女の子からメッセージが入るらしい
ルーエンと地球はよい関係のようで
特に貿易で、ルーエンにとって地球はよい商売相手。女の子をメッセージに出すことで地球の紳士たちも少女たちの楽しげなメッセージを喜んでいるご様子。
今日も3時に定時連絡がきたようだ
「あのね いまね
あたま いたいの
それだけ
なんでもいって いいよ
って いわれたけど
これしか でてこなかったや
えへへ!
わたしの ほし は
おとな いません
おとな って なに?
わたし は いま ごさい です
このほし では
じゅうななさい が
いちばん おねいさんです
それより うえに なると
けんきゅうじょ って ところに
いくみたいです
みんな こわがってます
ころされる より
ひどいこと される
みたい で
わたしは こわくないです
あんまり
ちょっとだけ こわいかも
もうじかん みたい です
となりの おねいさん が
おわりにして って いってます
いやだつれてかないでわたしをたすけてこのわくせいへんなの
おかいしいのいやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」
ー鈍い音がきこえる
ー小さな女の子の泣き声
しばらくして、取り繕うように
定時連絡は喋り出した
「つうしんき ふちょう
ごめいわくを おかけしました
かのじょは すこし
とりみだしていたようです
どうぞ おきになさらず
こんごも わがわくせい
るーえん を ごひいきして
いただきたく ぞんじます
それでは ていじれんらく を
しゅうりょう させていただきます」
小さな女の子がその後どうなったかは
ご想像におまかせしよう
風のうわさによればそのあと
通信機から何かを殴るような音が聞こえたらしい
このことがあってから地球の紳士たちは重い腰を上げ惑星ルーエンの調査をはじめた
良い取引相手だったことで目をつぶっていたが
その異常性をやっと認識したのだろう
ルーエンは女性しかいない惑星だった
科学が発展しすぎたことにより
ルーエンの住民達は若いころからIQが高く
5歳にもなれば地球でいう大学生ほど
姿かたちは幼くとも頭脳は地球よりよく出来ており、地球とよい貿易関係を結ぶため女性が台頭していった結果
男性のいない美人だらけの惑星ができあがった
そんなルーエンの大統領は御年10歳
彼女たちは次第に歳を重ねた住民を
価値がないと迫害するようになった
幼くとも頭のいい少女が発言した“研究所”
おそらく彼女は歳を重ねた女がどうなるかわかった上で言っていたに違いない、研究所に送られた女たちは次の世代を効率よく産むための実験に使われたり子供を育てさせられたりしていることを
地球の人々がルーエンに着陸した時残されていたのは17歳より歳が上のものだけだった
彼らは難民として彼女たちを受け入れ
彼女たちはその頭脳でその後の地球を支えたという
ルーエンにいた少女たちはまた別の星へ逃げたのか、消息はまだ分かっていない
もし居場所が発見された暁には宇宙法によりその行いを裁かれることになる
こうして地球に綺麗で頭の良い女性が住むようになり、彼らは優遺伝子という貿易では手に入らない貴重なものを偶然の幸運により獲得した。
題名にもありますが、ひとりぼっち惑星ってやつです
私もいくつか、お話を送信したのだけれど
もう少し書きたくなってしまったのでここに書きます
もし私のメッセージを受信した方いらっしゃいましたら
すごいな、と思います。感想頂けたら嬉しいです
物語の舞台は惑星ルーエン
地球に向けての定時連絡には、毎回その星に住む女の子からメッセージが入るらしい
ルーエンと地球はよい関係のようで
特に貿易で、ルーエンにとって地球はよい商売相手。女の子をメッセージに出すことで地球の紳士たちも少女たちの楽しげなメッセージを喜んでいるご様子。
今日も3時に定時連絡がきたようだ
「あのね いまね
あたま いたいの
それだけ
なんでもいって いいよ
って いわれたけど
これしか でてこなかったや
えへへ!
わたしの ほし は
おとな いません
おとな って なに?
わたし は いま ごさい です
このほし では
じゅうななさい が
いちばん おねいさんです
それより うえに なると
けんきゅうじょ って ところに
いくみたいです
みんな こわがってます
ころされる より
ひどいこと される
みたい で
わたしは こわくないです
あんまり
ちょっとだけ こわいかも
もうじかん みたい です
となりの おねいさん が
おわりにして って いってます
いやだつれてかないでわたしをたすけてこのわくせいへんなの
おかいしいのいやだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ」
ー鈍い音がきこえる
ー小さな女の子の泣き声
しばらくして、取り繕うように
定時連絡は喋り出した
「つうしんき ふちょう
ごめいわくを おかけしました
かのじょは すこし
とりみだしていたようです
どうぞ おきになさらず
こんごも わがわくせい
るーえん を ごひいきして
いただきたく ぞんじます
それでは ていじれんらく を
しゅうりょう させていただきます」
小さな女の子がその後どうなったかは
ご想像におまかせしよう
風のうわさによればそのあと
通信機から何かを殴るような音が聞こえたらしい
このことがあってから地球の紳士たちは重い腰を上げ惑星ルーエンの調査をはじめた
良い取引相手だったことで目をつぶっていたが
その異常性をやっと認識したのだろう
ルーエンは女性しかいない惑星だった
科学が発展しすぎたことにより
ルーエンの住民達は若いころからIQが高く
5歳にもなれば地球でいう大学生ほど
姿かたちは幼くとも頭脳は地球よりよく出来ており、地球とよい貿易関係を結ぶため女性が台頭していった結果
男性のいない美人だらけの惑星ができあがった
そんなルーエンの大統領は御年10歳
彼女たちは次第に歳を重ねた住民を
価値がないと迫害するようになった
幼くとも頭のいい少女が発言した“研究所”
おそらく彼女は歳を重ねた女がどうなるかわかった上で言っていたに違いない、研究所に送られた女たちは次の世代を効率よく産むための実験に使われたり子供を育てさせられたりしていることを
地球の人々がルーエンに着陸した時残されていたのは17歳より歳が上のものだけだった
彼らは難民として彼女たちを受け入れ
彼女たちはその頭脳でその後の地球を支えたという
ルーエンにいた少女たちはまた別の星へ逃げたのか、消息はまだ分かっていない
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