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喜びの宝石
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愕然とするロイの前から幻影が消える。ロイは震える声を必死に抑えながら呟いた。
「まさか…………こんな……」
「過ぎたことよ」
「ですが……!」
ロイが言葉にならず無言になる。今は何を言っても慰めにならない。
ヨミはテラを睨んだ。
「こんなものを見せて、どういうつもり?」
テラが平然と説明する。
「五年もヨミととも過ごし、親しくしていた。だが、守れなかった。それどころか、守れなかったことさえ忘れている。だから、見せてあげた」
「本人が望んで忘れたことじゃない!」
(確信はない。でも……)
そんなヨミの思いを嘲笑うようにテラが目を細める。
「そうかな? 忘れて楽になる道を選んだ可能性もある」
反論できないヨミは言葉に詰まった。テラが笑みを消す。
「守れなかった過去を覚えていない者に、未来は守れない」
反論できないヨミはどうにか声を絞り出した。
「……だから、すべてを戻すのよ。すべてを」
「石を使って?」
ヨミは黒猫のまま黄金の瞳でテラを見上げる。そのヨミの姿がどう映ったのか、テラは諦めたようにため息を吐いた。
「わかった。今日のところは引き上げよう。人形は預けておく」
「待て!」
あっさりと踵を返したテラの背中にロイが剣をかまえる。
「まだ終わっていない! 恐怖の感情の宝石を返せ!」
「時間切れ……いや、魔力切れだ」
テラの言葉に呼応したようにロイの髪が黒くなり、体が子どもになった。魔力も消え、手に持っていた剣が霧散する。
「なっ!?」
完全にロイから興味をなくしたテラがヨミに声をかけた。
「ヨミ、そろそろ世界のバランスが崩れ始める頃だ」
状況を忘れ、ヨミは思わず息を呑んだ。
「どういうこと? 私は甦ったばかりよ。早すぎるわ」
「今回はいつもと違うんだよ。私が死ぬ前にヨミが甦った。つまり、前回と今回。二回分の負の魔力が世界に溜まっている」
テラの言葉の意味を理解したヨミの目が丸くなる。
「そこの小さな使い魔くんが余計なことをしなければ、まだ時間に余裕はあったんだけど、ね。まあ、私には些細なことだ」
微笑みを残してテラが消える。ロイは小さな手で床を殴った。
「クソっ!」
「……まずはカフェに戻りましょう。依頼を終わらせないと」
そこへグリスがヨミに杖を差し出した。
「ここで杖と人形を交換しても、よろしいですが」
「ちょっと確認したいことがあって。もう少し付き合ってもらっても、いいかしら?」
「私の時間はいくらでもありますからな。付き合うのは問題ありません」
「ほら、行くわよ」
ヨミに促されたロイは自分の血が付かないように人形を持ち、立ち去った。
※※
カフェに戻ると、ヨミは魔法でロイの傷を治し、いつもの定位置で丸くなった。
一方のロイはいつもの余裕がある表情で淡々と緑茶を淹れている。内面を表に出すことはないが、探らせることすらさせない。
ロイはカウンターに座るグリスに頭を下げながら緑茶を出した。
「お見苦しいところをお見せして、すみません」
「いやいや。なかなか大変でしたな」
グリスが緑茶をすする。
「やはり美味しいですな」
「ありがとうございます」
「また緑茶を飲みに来ても、よろしいですかな?」
カウンターの定位置で寝転んでいたヨミは吹き出した。
「ここは簡単には来れない場所なのよ」
「そのようですな。正の魔力と負の魔力のバランスをワザと崩し、ここをどこにもあって、どこにもない場所にしている。そのため周囲の魔力が不安定になっており、気をつけないと魔力の狭間に落ちてしまう」
「そこまで分かっていて、また来たいって……何者?」
グリスがホッホッホッと口髭を揺らす。
「ただの隠居です」
ヨミはロイに目配せをしたが、我関せず、と無言でカップを布で拭いている。仕方なくヨミはロイを一睨みして、グリスに視線を戻した。
「この世界は正の魔力と負の魔力が均等であることでバランスが保たれているわ。でも、そのことを知っているのは魔力の知識がある者ぐらい。一般には知られていないことよ」
「そう言われましてもなぁ」
マイペースに緑茶を飲むグリスにヨミは諦めた。
「分かったわ。いつでもお好きな時に、どうぞ。ただし、途中で魔力の狭間に落ちても知らないわよ」
「ホッホッホッ。ありがとうございます」
グリスは礼を言うと正面からロイを見据えた。ロイがどことなく居心地悪そうな顔になる。
そんなロイの心情を知ってか、知らずか、グリスが残念そうに声を出した。
「それにしても惜しかったですなぁ」
思わぬ言葉にロイが訊ねる。
「なにがですか?」
「先程の勝負。実力的には同じぐらいですのにな」
「そうですか?」
「はい。だからこそ、迷いがあるマスターの方が分が悪い」
「そのようなことは……いや、あなたの見立てなら間違いないのでしょう。ですが……」
ロイは目を伏せて、長いまつ毛で瞳を隠した。グリスがアドバイスをする。
「とくにマスターが使われている種類の剣は、持ち主の感情が素直に出ますからな。言うなれば癖が強い。そのぶん迷いを捨て、すべてに集中できれば本来の力が発揮され、勝機もありましょう」
「あの剣を扱ったことがあるのですか?」
「若い頃に少々」
「それでその杖、ね」
ヨミの言葉にグリスが苦笑いをした。
「気づいておりましたか」
「仕込み杖。実際に見たのは初めてだけど」
グリスが杖の柄を握る。引き抜くと銀に輝く細い刀身が現れた。ヨミが体を起こしカウンターを歩く。
「ちょっと、そのままで」
ヨミは刀身の付け根に顔を近づけた。そこには黄色に輝く飾り宝石。
「やっぱり、ね」
「どうかしましたかな?」
「ここ、見て」
ヨミはカウンターに置いてある人形の左目を尻尾で示した。グリスが人形の顔を覗き込む。黄色の左目の瞳孔が不自然に輝いている。
「左目に何かありますな。なんですか?」
「イヤリングよ」
ロイが気づいたように声を出す。
「喜びの宝石ですか?」
「そう。喜びの宝石はイヤリングの形をしていて、二つで一つ。人形の片眼と剣の付け根にそれぞれ埋め込まれているわ。なぜ、こんな形になったのかは不明だけど」
顔を上げたグリスがヨミを見る。
「そういえば人形を買った時、杖もセットでしたな。必ず一緒にしておくように、と言われたのを忘れておりました。ところで、喜びの宝石とは、なんですかな?」
「人から喜びの感情を引き出す宝石。人形があるところに喜びが溢れるというのも、この宝石の影響だと思うわ」
ロイが頷く。
「この人形だけだと喜びを引き出すだけで、人を集めるには弱いです。そこに中毒性がある葉の茶や煙を使い、依存性を高めていた」
「そう。人は快楽に弱いから。人形を見ることで喜びという快楽と、葉による中毒。その二つを無意識に求めて、人形を見るために町の人は何度も通っていた」
「葉の中毒が抜けるまで町の人は苦労しそうですな」
「そう、ね」
ヨミが応接室でのことを思い出す。
「ロイ。あそこで出されたお茶は、もしかして……」
「あの葉を使った茶でしたね」
しっかりと飲んだ割にロイは平然としている。
「大丈夫なの?」
「ある程度の毒には耐性がありますから。あと、飲んだのは最初の一口で、残りは魔法で消して飲んだふりをしました」
「あ、そう」
心配して損した、と言わんばかりにヨミは呆れ顔になった。グリスが顎に手を当てて考える。
「あなた方が欲しいのは人形と杖に埋め込まれた、この宝石ですかな?」
「そう。なので、提案をしたいんだけど」
ヨミが尻尾で人形の目と杖を交互に指す。
「人形と杖に埋め込まれた宝石を対価に変更してもいいかしら?」
「では、宝石を抜き取った人形と杖は?」
「あなたに渡すわ」
「いいでしょう」
グリスが快諾する。
「今までのように喜びに溢れることはなくなるけど、いいかしら?」
「それで思い出が消えるわけではありませんからな」
その言葉にロイの表情がピクリと動く。ヨミは見なかったことにして話を続けた。
「じゃあ、契約変更、ね」
ヨミはカウンターを蹴りくるんと回る。人の姿に戻ると人形と杖の前に立ち、人形の顔と杖の柄を撫でた。それだけで、ヨミの手に黄色の宝石が付いたイヤリングが転がる。
「じゃあ、これは対価としてもらうわ。人形の左目は代わりの目を入れておいたから」
「それは、それは。丁寧にありがとうございます」
グリスは愛おしそうに人形を抱えた。シワと節が目立つ手で優しく人形の頭を撫でる。
「おかえり」
言葉とともに緑茶の香りがカフェを優しく包んだ。
「まさか…………こんな……」
「過ぎたことよ」
「ですが……!」
ロイが言葉にならず無言になる。今は何を言っても慰めにならない。
ヨミはテラを睨んだ。
「こんなものを見せて、どういうつもり?」
テラが平然と説明する。
「五年もヨミととも過ごし、親しくしていた。だが、守れなかった。それどころか、守れなかったことさえ忘れている。だから、見せてあげた」
「本人が望んで忘れたことじゃない!」
(確信はない。でも……)
そんなヨミの思いを嘲笑うようにテラが目を細める。
「そうかな? 忘れて楽になる道を選んだ可能性もある」
反論できないヨミは言葉に詰まった。テラが笑みを消す。
「守れなかった過去を覚えていない者に、未来は守れない」
反論できないヨミはどうにか声を絞り出した。
「……だから、すべてを戻すのよ。すべてを」
「石を使って?」
ヨミは黒猫のまま黄金の瞳でテラを見上げる。そのヨミの姿がどう映ったのか、テラは諦めたようにため息を吐いた。
「わかった。今日のところは引き上げよう。人形は預けておく」
「待て!」
あっさりと踵を返したテラの背中にロイが剣をかまえる。
「まだ終わっていない! 恐怖の感情の宝石を返せ!」
「時間切れ……いや、魔力切れだ」
テラの言葉に呼応したようにロイの髪が黒くなり、体が子どもになった。魔力も消え、手に持っていた剣が霧散する。
「なっ!?」
完全にロイから興味をなくしたテラがヨミに声をかけた。
「ヨミ、そろそろ世界のバランスが崩れ始める頃だ」
状況を忘れ、ヨミは思わず息を呑んだ。
「どういうこと? 私は甦ったばかりよ。早すぎるわ」
「今回はいつもと違うんだよ。私が死ぬ前にヨミが甦った。つまり、前回と今回。二回分の負の魔力が世界に溜まっている」
テラの言葉の意味を理解したヨミの目が丸くなる。
「そこの小さな使い魔くんが余計なことをしなければ、まだ時間に余裕はあったんだけど、ね。まあ、私には些細なことだ」
微笑みを残してテラが消える。ロイは小さな手で床を殴った。
「クソっ!」
「……まずはカフェに戻りましょう。依頼を終わらせないと」
そこへグリスがヨミに杖を差し出した。
「ここで杖と人形を交換しても、よろしいですが」
「ちょっと確認したいことがあって。もう少し付き合ってもらっても、いいかしら?」
「私の時間はいくらでもありますからな。付き合うのは問題ありません」
「ほら、行くわよ」
ヨミに促されたロイは自分の血が付かないように人形を持ち、立ち去った。
※※
カフェに戻ると、ヨミは魔法でロイの傷を治し、いつもの定位置で丸くなった。
一方のロイはいつもの余裕がある表情で淡々と緑茶を淹れている。内面を表に出すことはないが、探らせることすらさせない。
ロイはカウンターに座るグリスに頭を下げながら緑茶を出した。
「お見苦しいところをお見せして、すみません」
「いやいや。なかなか大変でしたな」
グリスが緑茶をすする。
「やはり美味しいですな」
「ありがとうございます」
「また緑茶を飲みに来ても、よろしいですかな?」
カウンターの定位置で寝転んでいたヨミは吹き出した。
「ここは簡単には来れない場所なのよ」
「そのようですな。正の魔力と負の魔力のバランスをワザと崩し、ここをどこにもあって、どこにもない場所にしている。そのため周囲の魔力が不安定になっており、気をつけないと魔力の狭間に落ちてしまう」
「そこまで分かっていて、また来たいって……何者?」
グリスがホッホッホッと口髭を揺らす。
「ただの隠居です」
ヨミはロイに目配せをしたが、我関せず、と無言でカップを布で拭いている。仕方なくヨミはロイを一睨みして、グリスに視線を戻した。
「この世界は正の魔力と負の魔力が均等であることでバランスが保たれているわ。でも、そのことを知っているのは魔力の知識がある者ぐらい。一般には知られていないことよ」
「そう言われましてもなぁ」
マイペースに緑茶を飲むグリスにヨミは諦めた。
「分かったわ。いつでもお好きな時に、どうぞ。ただし、途中で魔力の狭間に落ちても知らないわよ」
「ホッホッホッ。ありがとうございます」
グリスは礼を言うと正面からロイを見据えた。ロイがどことなく居心地悪そうな顔になる。
そんなロイの心情を知ってか、知らずか、グリスが残念そうに声を出した。
「それにしても惜しかったですなぁ」
思わぬ言葉にロイが訊ねる。
「なにがですか?」
「先程の勝負。実力的には同じぐらいですのにな」
「そうですか?」
「はい。だからこそ、迷いがあるマスターの方が分が悪い」
「そのようなことは……いや、あなたの見立てなら間違いないのでしょう。ですが……」
ロイは目を伏せて、長いまつ毛で瞳を隠した。グリスがアドバイスをする。
「とくにマスターが使われている種類の剣は、持ち主の感情が素直に出ますからな。言うなれば癖が強い。そのぶん迷いを捨て、すべてに集中できれば本来の力が発揮され、勝機もありましょう」
「あの剣を扱ったことがあるのですか?」
「若い頃に少々」
「それでその杖、ね」
ヨミの言葉にグリスが苦笑いをした。
「気づいておりましたか」
「仕込み杖。実際に見たのは初めてだけど」
グリスが杖の柄を握る。引き抜くと銀に輝く細い刀身が現れた。ヨミが体を起こしカウンターを歩く。
「ちょっと、そのままで」
ヨミは刀身の付け根に顔を近づけた。そこには黄色に輝く飾り宝石。
「やっぱり、ね」
「どうかしましたかな?」
「ここ、見て」
ヨミはカウンターに置いてある人形の左目を尻尾で示した。グリスが人形の顔を覗き込む。黄色の左目の瞳孔が不自然に輝いている。
「左目に何かありますな。なんですか?」
「イヤリングよ」
ロイが気づいたように声を出す。
「喜びの宝石ですか?」
「そう。喜びの宝石はイヤリングの形をしていて、二つで一つ。人形の片眼と剣の付け根にそれぞれ埋め込まれているわ。なぜ、こんな形になったのかは不明だけど」
顔を上げたグリスがヨミを見る。
「そういえば人形を買った時、杖もセットでしたな。必ず一緒にしておくように、と言われたのを忘れておりました。ところで、喜びの宝石とは、なんですかな?」
「人から喜びの感情を引き出す宝石。人形があるところに喜びが溢れるというのも、この宝石の影響だと思うわ」
ロイが頷く。
「この人形だけだと喜びを引き出すだけで、人を集めるには弱いです。そこに中毒性がある葉の茶や煙を使い、依存性を高めていた」
「そう。人は快楽に弱いから。人形を見ることで喜びという快楽と、葉による中毒。その二つを無意識に求めて、人形を見るために町の人は何度も通っていた」
「葉の中毒が抜けるまで町の人は苦労しそうですな」
「そう、ね」
ヨミが応接室でのことを思い出す。
「ロイ。あそこで出されたお茶は、もしかして……」
「あの葉を使った茶でしたね」
しっかりと飲んだ割にロイは平然としている。
「大丈夫なの?」
「ある程度の毒には耐性がありますから。あと、飲んだのは最初の一口で、残りは魔法で消して飲んだふりをしました」
「あ、そう」
心配して損した、と言わんばかりにヨミは呆れ顔になった。グリスが顎に手を当てて考える。
「あなた方が欲しいのは人形と杖に埋め込まれた、この宝石ですかな?」
「そう。なので、提案をしたいんだけど」
ヨミが尻尾で人形の目と杖を交互に指す。
「人形と杖に埋め込まれた宝石を対価に変更してもいいかしら?」
「では、宝石を抜き取った人形と杖は?」
「あなたに渡すわ」
「いいでしょう」
グリスが快諾する。
「今までのように喜びに溢れることはなくなるけど、いいかしら?」
「それで思い出が消えるわけではありませんからな」
その言葉にロイの表情がピクリと動く。ヨミは見なかったことにして話を続けた。
「じゃあ、契約変更、ね」
ヨミはカウンターを蹴りくるんと回る。人の姿に戻ると人形と杖の前に立ち、人形の顔と杖の柄を撫でた。それだけで、ヨミの手に黄色の宝石が付いたイヤリングが転がる。
「じゃあ、これは対価としてもらうわ。人形の左目は代わりの目を入れておいたから」
「それは、それは。丁寧にありがとうございます」
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