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~現代女子高生が異国で生活編~
~街並み計画と夜会の招待状~
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アザレアの北側の農園予定地の土地整備や木の植え替え作業開始から7日後。
土地整備はもともと整備していたことと、数千という人数で作業したこともあり予定よりも早く作業を終え、今の作業としては植え替えの班に人数が少し加わりこちらも予定よりも早めに北の境界の木はすべて運び終わり、次は南の境界の木を運ぶ作業に移っている。
さらに、植え替え班とは別で作業班を組みウッドとその弟子達の協力のもとアザレアの街の建設と農園の加工場の建設作業も行っている。
実はウッドはオリヴァーのつてでアザレアに駆け付けてくれた建築家だ。
以前、オリヴァーとハンプス、ウッドの3人で話していたのは街並みの事だ。
木造の簡易的な建物のままじゃ心もとないのでせっかく復興するのであれば建物も手を加えようとオリヴァーの発案だ。
それを後に聞いた美桜はとても喜び思わずうれし泣きをしてしまった。
その様子を見たオリヴァーはこんなにも喜んでくれる娘は見たことなく、娘の政策に協力をしてよかったと心から思い、この件が落ち着いたら以前の娘に対する態度への謝罪の言葉を伝えようと思うのだった。
――――フローライト家。カノンの自室。
美桜は計画書に目を通したり、日記を書いたりしている。
美桜がこの異世界で目が覚めてから約ひと月と少し経つ。この世界でも日本のように四季があるようで今は冬の最中。
アザレアの計画は順調に進み植え替えや建設もだいぶ進んできている。次の春が来る頃にはすべての作業が終わり本格的に砂糖やチョコレートの実の認知を広める予定だ。
「私が出来る作業も炊き出しくらいしかなくなりましたね。木の植え替えも順調ですしハサミの納品も順調で、実の収穫や加工も街の女性の皆さんが頑張ってくれてますので、例えるならお米5キロ分の袋が短期間で20個ほど積みあがってました。建設のほうもウッドさんやお弟子さん達数十名の方々も加わりすごい勢いできれいなレンガのお家が建っていってます。日にちが経つのもあっという間でした…。日本だとそろそろクリスマスの時期ですね…。この世界にはさすがにないようですが…何かできないでしょうか…。」そう生まれ故郷を懐かしむ美桜。
手を止め考え事をしていたら部屋をノックする音が聞こえた。返事をして招き入れるとリリーが封筒をもって訪ねてきたのだ。
「カノン様、失礼いたします。お仕事中、申し訳ありません。少しよろしいでしょうか。」
「はい、大丈夫ですよ。どうかしたのですか?」
「それが…カノン様と旦那様宛に王宮主催の夜会の招待状が届きました。日にちは2週間後で…その内容なのですが……」言葉を濁しながら報告するリリーに疑問に思う美桜。
「リリーさん、どうしたのですか?何か言いにくいことが書いてあるのですか?」
「……夜会に参加する際の条件なのですが……。どうやらこの間のお茶会のお菓子が王妃様のお耳に入ったようでして、何種類かのお菓子を夜会で披露して欲しいとの事なのです。」リリーは躊躇いがちに言った。
「お菓子をですか…。(あのお茶会の事がもう広がるとはさすがですね…もう少し後と思っていましたのに…)致し方ありません。お話が広がり始めているのでしたらこの機をチャンスに変えます。夜会はいつですか?それまでに何のお菓子にするか厨房の皆さんと相談してアザレアの加工場にも相談しましょう。大量に材料がいりますので、さっそくお父様にも相談して準備に取り掛かります。」
そう勢いよく決断した美桜にリリーは感心を受け一緒に準備をすることを決める。
美桜がさっそくオリヴァーに相談すると、他の貴族にアザレアの事を何か言われないように計画を立てることになった。幸いこちらには各貴族間とのアザレアに関する契約があるのだが、万が一に備えてくれるそうで、全面的に協力すると言ってくれた。
そうしてオリヴァーと計画を立てているときに美桜は先ほど思ったクリスマスの事が頭をよぎった。ちょうど夜会の日が24日で現代ではイヴの日だ。
美桜は何かアザレアと侯爵家のあるフリージアだけでも何かできないかと尋ねてみる。
「お父様、計画の途中で話が脱線してしまいますがよろしいですか?」
「どうした?何か不安でもあるのか?」
「24日と25日のなのですが、24日は私たちは夜会がありますが、街や侯爵領の皆さんで何かお祝いのようなものはできないかと思いまして…。その…パーティー料理を作ったりプレゼント交換などをしたり色とりどりの電気で街や植木を飾り付けたり一種のお祭りのようなものなのですが…。普段、領民の皆さんのおかげで私たちの生活が成り立っているのでそれで…。」
「うーん…。その提案は素晴らしいが、書庫に引きこもっていたから忘れたのかい?ちょうど25日は女神祭なのだよ。まぁ、女神祭と言っても特に何もすることはないが…。」
「女神祭…ですか。その女神祭に各家庭でお祝いしたり…。街を飾るだけでもいいのです!せっかくですので楽しくお祭りにできませんか?」
「そうだな…。カノンがそこまで言うのなら、ウッドに相談してみよう。」
オリヴァーは美桜の提案を実行しようと夜会とは別で計画を立てることにした。
美桜はオリヴァーに任せる事にして、二人はまた夜会について話し合うのだった。
土地整備はもともと整備していたことと、数千という人数で作業したこともあり予定よりも早く作業を終え、今の作業としては植え替えの班に人数が少し加わりこちらも予定よりも早めに北の境界の木はすべて運び終わり、次は南の境界の木を運ぶ作業に移っている。
さらに、植え替え班とは別で作業班を組みウッドとその弟子達の協力のもとアザレアの街の建設と農園の加工場の建設作業も行っている。
実はウッドはオリヴァーのつてでアザレアに駆け付けてくれた建築家だ。
以前、オリヴァーとハンプス、ウッドの3人で話していたのは街並みの事だ。
木造の簡易的な建物のままじゃ心もとないのでせっかく復興するのであれば建物も手を加えようとオリヴァーの発案だ。
それを後に聞いた美桜はとても喜び思わずうれし泣きをしてしまった。
その様子を見たオリヴァーはこんなにも喜んでくれる娘は見たことなく、娘の政策に協力をしてよかったと心から思い、この件が落ち着いたら以前の娘に対する態度への謝罪の言葉を伝えようと思うのだった。
――――フローライト家。カノンの自室。
美桜は計画書に目を通したり、日記を書いたりしている。
美桜がこの異世界で目が覚めてから約ひと月と少し経つ。この世界でも日本のように四季があるようで今は冬の最中。
アザレアの計画は順調に進み植え替えや建設もだいぶ進んできている。次の春が来る頃にはすべての作業が終わり本格的に砂糖やチョコレートの実の認知を広める予定だ。
「私が出来る作業も炊き出しくらいしかなくなりましたね。木の植え替えも順調ですしハサミの納品も順調で、実の収穫や加工も街の女性の皆さんが頑張ってくれてますので、例えるならお米5キロ分の袋が短期間で20個ほど積みあがってました。建設のほうもウッドさんやお弟子さん達数十名の方々も加わりすごい勢いできれいなレンガのお家が建っていってます。日にちが経つのもあっという間でした…。日本だとそろそろクリスマスの時期ですね…。この世界にはさすがにないようですが…何かできないでしょうか…。」そう生まれ故郷を懐かしむ美桜。
手を止め考え事をしていたら部屋をノックする音が聞こえた。返事をして招き入れるとリリーが封筒をもって訪ねてきたのだ。
「カノン様、失礼いたします。お仕事中、申し訳ありません。少しよろしいでしょうか。」
「はい、大丈夫ですよ。どうかしたのですか?」
「それが…カノン様と旦那様宛に王宮主催の夜会の招待状が届きました。日にちは2週間後で…その内容なのですが……」言葉を濁しながら報告するリリーに疑問に思う美桜。
「リリーさん、どうしたのですか?何か言いにくいことが書いてあるのですか?」
「……夜会に参加する際の条件なのですが……。どうやらこの間のお茶会のお菓子が王妃様のお耳に入ったようでして、何種類かのお菓子を夜会で披露して欲しいとの事なのです。」リリーは躊躇いがちに言った。
「お菓子をですか…。(あのお茶会の事がもう広がるとはさすがですね…もう少し後と思っていましたのに…)致し方ありません。お話が広がり始めているのでしたらこの機をチャンスに変えます。夜会はいつですか?それまでに何のお菓子にするか厨房の皆さんと相談してアザレアの加工場にも相談しましょう。大量に材料がいりますので、さっそくお父様にも相談して準備に取り掛かります。」
そう勢いよく決断した美桜にリリーは感心を受け一緒に準備をすることを決める。
美桜がさっそくオリヴァーに相談すると、他の貴族にアザレアの事を何か言われないように計画を立てることになった。幸いこちらには各貴族間とのアザレアに関する契約があるのだが、万が一に備えてくれるそうで、全面的に協力すると言ってくれた。
そうしてオリヴァーと計画を立てているときに美桜は先ほど思ったクリスマスの事が頭をよぎった。ちょうど夜会の日が24日で現代ではイヴの日だ。
美桜は何かアザレアと侯爵家のあるフリージアだけでも何かできないかと尋ねてみる。
「お父様、計画の途中で話が脱線してしまいますがよろしいですか?」
「どうした?何か不安でもあるのか?」
「24日と25日のなのですが、24日は私たちは夜会がありますが、街や侯爵領の皆さんで何かお祝いのようなものはできないかと思いまして…。その…パーティー料理を作ったりプレゼント交換などをしたり色とりどりの電気で街や植木を飾り付けたり一種のお祭りのようなものなのですが…。普段、領民の皆さんのおかげで私たちの生活が成り立っているのでそれで…。」
「うーん…。その提案は素晴らしいが、書庫に引きこもっていたから忘れたのかい?ちょうど25日は女神祭なのだよ。まぁ、女神祭と言っても特に何もすることはないが…。」
「女神祭…ですか。その女神祭に各家庭でお祝いしたり…。街を飾るだけでもいいのです!せっかくですので楽しくお祭りにできませんか?」
「そうだな…。カノンがそこまで言うのなら、ウッドに相談してみよう。」
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