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~カノンの生活編~
~カノンと女神祭~
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父のオリヴァーと、料理長二人とのお菓子指導の計画がまとまりフリージアの街に出る準備をするカノン。
フリージアの街。ステンドグラス風ツリーのライトアップ時間10分前。
フリージアの街に着いたカノンは目の前の光景に目を見開く。
「すごいですわ…。日本で見たクリスマスそのものね…。ツリーも…。イルミネーションのような色とりどりの電飾がないから代わりにガラス板と電飾を組み合わせたステンドグラス風のツリー…。それを思いつくとは美桜さんすごいわ。この光景を見ていると日本でいのりちゃんや雅君としたクリスマスパーティーを思い出すわね。」
カノンはフリージアの街の様子を見て日本でイヴの日にしたクリスマスパーティーを思い返す。
――カノンの現代日本での回想。
「美桜ちゃん!今年の二学期の終業式の日ってちょうどクリスマスイヴだから峰岸君誘って三人でクリスマスパーティーしようよ!と言っても学生のお小遣いに限りはあるからファーストフード店とかファミレスで…と思っているんだけどどうかな?予定入ってたりする?」
「(クリスマス…。そういえばひと月前から街で色とりどりの電飾をよく見かけますわ。調べたところ宗教的に有名な方の降誕祭…だったかしら…。それぞれの国でお祝いのやり方が違ったりするとも調べた時にありましたわ。)
クリスマスですわね。その日は予定はありませんわ。部活もお教室もお休みですの。何か準備するものとかありますの?」
「やったーー!美桜ちゃんお誘い成功ーー!それじゃあ、金額決めてプレゼント交換するのはどう?誰のかは本人しかわからないようにローテーションするの」
「それは面白そうですわね!」
「それじゃ、ある程度まとまったし場所とかはまた三人で話そう!私、峰岸君誘ってくるねーー。」
それから峰岸君も予定がないとのことで三人で話し合いファミレスでクリスマスパーティーをすることになった。プレゼント交換をした結果、カノンは峰岸君のプレゼントがあたり、テディベアをもらった。三人は遅くならないように気をつけつつ談笑して楽しく過ごした。
その日の夜、カノンは寝る前におまじないの本を手に取り撫でながら、初めての学校生活やクリスマスを過ごす事が出来た事、自分の中で何かが変わった事を思い返し本やおまじないに感謝をした。
「リアライズチェンジ…不思議な本におまじない…奇跡をありがとうございます。」
本を机の上に置きベッドに入り眠りについた。
――回想終了。
「初めてのクリスマスパーティー。お友達としたこともあり楽しかったですわ。」
日本での思い出を振り返っていると心の声が漏れた。
「何が楽しかったんだい?カノン嬢。」
カノンが思い出に浸っていると声を掛けられた。
声のする方を振り返るとライラック殿下がいた。だが街に出る時の姿をしている。
「(この方は…殿下?美桜さんの話や日記によるとこの女神祭の準備を手伝ってくださったり、お菓子を気に入ってくださったり、夜会でもお話をしたと仰っていたわ。)ごきげんよう。殿下。」
「しーーっ。ここでは殿下ではなくてリックと呼んで欲しいな。」
カノンの挨拶に慌てたライラックは自分の口元に人差し指を立てる。
「失礼致しました。リックさん。先程のはお恥ずかしながら独り言ですの。このような所にどうなさいましたの?」
「フリージアの街のライトアップの様子を見に来たんだ。すごく綺麗だと聞いてね。昨日のライトアップの時は夜会の準備で見れなかったから。それに、君もいると思って見に来たんだ。正解だったね。」
ライラックはカノンの問いに答えたが、カノンはライラックに何か思惑があると思って疑いの目を向ける。
「……。夜会では助けられましたわ。ありがとうございました。フリージアの街の様子を見に来た…。本当にそれだけですの?」
カノンは美桜の話に食い違いがないように話しつつ、ライラックに問う。ライラックは少し躊躇しながら答える。
「さっきも言ったけど、君がいると思って見に来たんだ…。その…またお菓子を持ってないかなと思って…」
「…………はぁ。呆れましたわ。一国の王子たるものがこうもお菓子に目がなくなるとは…。残念ながら本日はお持ちしてませんの。またお菓子を作った際に王宮にお持ちしますわ。それに他のお屋敷で働いている料理人達への指導も考えているので近々料理人宛の招待状が届くはずですわ。それまでご辛抱を。」
カノンはライラックの返事に呆れた。美桜から聞いていたが、こんなにも王子が甘党だったなんて。ましてやお菓子目当てにカノンに会いに来るくらいの入れ込みだ。
カノンの返事に肩を落とすライラックだが、料理人達への指導の話を聞いて目を輝かす。
「(お菓子はたしかに魅力的ですがまさか殿下がここまで…。背が高く金髪で、翡翠色の瞳を持ち日本でいう爽やかイケメンの類ですのに…。お菓子の事になると発言というか、発想が少々残念ですわね…。ですが……お菓子の魅力をわかって頂いて嬉しいですわ。復興もお菓子を広める活動も頑張らなければですわ。)」
二人が話し込んでいるうちにツリーのライトアップの時間が来た。
皆はツリーの輝きに歓声が上がる人もいれば魅入る人もいる、ライラックやカノンも魅入っている。
「こんなに皆が楽しそうにして、こんなに綺麗な光景が見られるなら来年は国全体でやりたいな。どうにか出来るように考えておこう…。」
ライラックの言葉を静かに聞いていたカノンは同じ思いだったようで協力できることがあればぜひと声を掛ける。
二人はそれぞれ気が済むまで街の様子を眺めていた。
フリージアの街。ステンドグラス風ツリーのライトアップ時間10分前。
フリージアの街に着いたカノンは目の前の光景に目を見開く。
「すごいですわ…。日本で見たクリスマスそのものね…。ツリーも…。イルミネーションのような色とりどりの電飾がないから代わりにガラス板と電飾を組み合わせたステンドグラス風のツリー…。それを思いつくとは美桜さんすごいわ。この光景を見ていると日本でいのりちゃんや雅君としたクリスマスパーティーを思い出すわね。」
カノンはフリージアの街の様子を見て日本でイヴの日にしたクリスマスパーティーを思い返す。
――カノンの現代日本での回想。
「美桜ちゃん!今年の二学期の終業式の日ってちょうどクリスマスイヴだから峰岸君誘って三人でクリスマスパーティーしようよ!と言っても学生のお小遣いに限りはあるからファーストフード店とかファミレスで…と思っているんだけどどうかな?予定入ってたりする?」
「(クリスマス…。そういえばひと月前から街で色とりどりの電飾をよく見かけますわ。調べたところ宗教的に有名な方の降誕祭…だったかしら…。それぞれの国でお祝いのやり方が違ったりするとも調べた時にありましたわ。)
クリスマスですわね。その日は予定はありませんわ。部活もお教室もお休みですの。何か準備するものとかありますの?」
「やったーー!美桜ちゃんお誘い成功ーー!それじゃあ、金額決めてプレゼント交換するのはどう?誰のかは本人しかわからないようにローテーションするの」
「それは面白そうですわね!」
「それじゃ、ある程度まとまったし場所とかはまた三人で話そう!私、峰岸君誘ってくるねーー。」
それから峰岸君も予定がないとのことで三人で話し合いファミレスでクリスマスパーティーをすることになった。プレゼント交換をした結果、カノンは峰岸君のプレゼントがあたり、テディベアをもらった。三人は遅くならないように気をつけつつ談笑して楽しく過ごした。
その日の夜、カノンは寝る前におまじないの本を手に取り撫でながら、初めての学校生活やクリスマスを過ごす事が出来た事、自分の中で何かが変わった事を思い返し本やおまじないに感謝をした。
「リアライズチェンジ…不思議な本におまじない…奇跡をありがとうございます。」
本を机の上に置きベッドに入り眠りについた。
――回想終了。
「初めてのクリスマスパーティー。お友達としたこともあり楽しかったですわ。」
日本での思い出を振り返っていると心の声が漏れた。
「何が楽しかったんだい?カノン嬢。」
カノンが思い出に浸っていると声を掛けられた。
声のする方を振り返るとライラック殿下がいた。だが街に出る時の姿をしている。
「(この方は…殿下?美桜さんの話や日記によるとこの女神祭の準備を手伝ってくださったり、お菓子を気に入ってくださったり、夜会でもお話をしたと仰っていたわ。)ごきげんよう。殿下。」
「しーーっ。ここでは殿下ではなくてリックと呼んで欲しいな。」
カノンの挨拶に慌てたライラックは自分の口元に人差し指を立てる。
「失礼致しました。リックさん。先程のはお恥ずかしながら独り言ですの。このような所にどうなさいましたの?」
「フリージアの街のライトアップの様子を見に来たんだ。すごく綺麗だと聞いてね。昨日のライトアップの時は夜会の準備で見れなかったから。それに、君もいると思って見に来たんだ。正解だったね。」
ライラックはカノンの問いに答えたが、カノンはライラックに何か思惑があると思って疑いの目を向ける。
「……。夜会では助けられましたわ。ありがとうございました。フリージアの街の様子を見に来た…。本当にそれだけですの?」
カノンは美桜の話に食い違いがないように話しつつ、ライラックに問う。ライラックは少し躊躇しながら答える。
「さっきも言ったけど、君がいると思って見に来たんだ…。その…またお菓子を持ってないかなと思って…」
「…………はぁ。呆れましたわ。一国の王子たるものがこうもお菓子に目がなくなるとは…。残念ながら本日はお持ちしてませんの。またお菓子を作った際に王宮にお持ちしますわ。それに他のお屋敷で働いている料理人達への指導も考えているので近々料理人宛の招待状が届くはずですわ。それまでご辛抱を。」
カノンはライラックの返事に呆れた。美桜から聞いていたが、こんなにも王子が甘党だったなんて。ましてやお菓子目当てにカノンに会いに来るくらいの入れ込みだ。
カノンの返事に肩を落とすライラックだが、料理人達への指導の話を聞いて目を輝かす。
「(お菓子はたしかに魅力的ですがまさか殿下がここまで…。背が高く金髪で、翡翠色の瞳を持ち日本でいう爽やかイケメンの類ですのに…。お菓子の事になると発言というか、発想が少々残念ですわね…。ですが……お菓子の魅力をわかって頂いて嬉しいですわ。復興もお菓子を広める活動も頑張らなければですわ。)」
二人が話し込んでいるうちにツリーのライトアップの時間が来た。
皆はツリーの輝きに歓声が上がる人もいれば魅入る人もいる、ライラックやカノンも魅入っている。
「こんなに皆が楽しそうにして、こんなに綺麗な光景が見られるなら来年は国全体でやりたいな。どうにか出来るように考えておこう…。」
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二人はそれぞれ気が済むまで街の様子を眺めていた。
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