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可愛らしいけどうるさい二匹の猫
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「ねえ、遊んでにゃん!」
「遊んでにゃんたら遊んでにゃん!」
二匹のチビ猫は俺の足に顔をこすりつけにゃんにゃんと騒ぐ。
「よし! 遊んであげるぞ」
「わ~い! ありがとうにゃん」
「ありがとうにゃんたらありがとうにゃん」
二匹の小さなチビ猫達は俺の足にぎゅっとしがみつく。めちゃくちゃ可愛らしいではないか。これこそ正に猫達に囲まれた猫パラダイスではないか。
そう理想の生活でありチビ猫達も可愛らしいのだけど……。
「にゃんにゃんにゃ~ん!」
「うにゃにゃにゃ~ん!」
小さな体のチビ猫達は部屋の中を走り回る。どうやら鬼ごっこがしたいらしい。
「お兄ちゃんもお姉ちゃんも遅いよ~あ、猫太お兄ちゃんは運動音痴すぎるにゃん」
「ちょっと猫太お兄ちゃんは格好悪いにゃ~ん」
なんて二匹のチビ猫は言いたい放題なんだから頭にくるのだ。
「あのな、俺は人間なんだぞ! 猫みたいに速く走れないんだよ」
俺は息をゼーゼー切らしながら走る。
「人間? 意味わからないにゃん」
「わたしもわからないにゃん」
「……仕方ないな」
俺は全速力で部屋の中を走る。高校生にもなり部屋の中を走る俺ってなんだかなと思うのだけど仕方がない。
猫助とにゃんぴもチビ猫達を追いかけている。だけど、アイツらは猫だからまだいいよな。それでも体の小さなチビ猫達に追いつかないようだが。
「にゃんにゃんにゃ~ん」
「にゃんにゃんにゃ~んたらにゃん」
チビ猫達は楽しそうに走り回っているからまあいいかななんて思いながら俺は走り続けた。この二匹の父親は家を出て行ってしまい今は母親しかいないのだった。
だから俺はチビ猫達が喜んでくれることをしてあげようと思うのだ。
「遊んでにゃんたら遊んでにゃん!」
二匹のチビ猫は俺の足に顔をこすりつけにゃんにゃんと騒ぐ。
「よし! 遊んであげるぞ」
「わ~い! ありがとうにゃん」
「ありがとうにゃんたらありがとうにゃん」
二匹の小さなチビ猫達は俺の足にぎゅっとしがみつく。めちゃくちゃ可愛らしいではないか。これこそ正に猫達に囲まれた猫パラダイスではないか。
そう理想の生活でありチビ猫達も可愛らしいのだけど……。
「にゃんにゃんにゃ~ん!」
「うにゃにゃにゃ~ん!」
小さな体のチビ猫達は部屋の中を走り回る。どうやら鬼ごっこがしたいらしい。
「お兄ちゃんもお姉ちゃんも遅いよ~あ、猫太お兄ちゃんは運動音痴すぎるにゃん」
「ちょっと猫太お兄ちゃんは格好悪いにゃ~ん」
なんて二匹のチビ猫は言いたい放題なんだから頭にくるのだ。
「あのな、俺は人間なんだぞ! 猫みたいに速く走れないんだよ」
俺は息をゼーゼー切らしながら走る。
「人間? 意味わからないにゃん」
「わたしもわからないにゃん」
「……仕方ないな」
俺は全速力で部屋の中を走る。高校生にもなり部屋の中を走る俺ってなんだかなと思うのだけど仕方がない。
猫助とにゃんぴもチビ猫達を追いかけている。だけど、アイツらは猫だからまだいいよな。それでも体の小さなチビ猫達に追いつかないようだが。
「にゃんにゃんにゃ~ん」
「にゃんにゃんにゃ~んたらにゃん」
チビ猫達は楽しそうに走り回っているからまあいいかななんて思いながら俺は走り続けた。この二匹の父親は家を出て行ってしまい今は母親しかいないのだった。
だから俺はチビ猫達が喜んでくれることをしてあげようと思うのだ。
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