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にゃんぴとカフェ

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「にゃんぴはエライね。カフェのお手伝いやチビ子とチビ助の面倒も見てるもんね」

  俺はフォークでふわふわなパンケーキを口に運びながら言った。口の中でふわふわとろけてそれはもう美味しくて幸せだ。

「俺も尊敬するよ。にゃんぴはエライ」

  言いながら猫助の口の周りは生クリームとはちみつでベタベタになっているのだから情けなくてなんだか可笑しい。

「それはありがとう。わたしもティータイムにしようかな。休憩だ~い!」

  にゃんぴはそう言ったのとほぼ同時に俺の隣の木製の椅子に腰を下ろした。

「なんだ、にゃんぴもう休憩なんだ」

  俺はにゃんぴの横顔をちらりと見て言った。

「同級生が呑気にパンケーキなんて食べてるんだもん。やる気なくすわよ。それにあれは何よ」

  にゃんぴは口の周りを生クリームやはちみつで汚しながら満面の笑みを浮かべパンケーキを食べている猫助を指差した。

「あはは、あれは笑えるな」

「でしょ。子供みたいだよね」

   俺とにゃんぴは顔を見合わせて笑い合った。

「うん?  俺がどうかしたの?」

  猫助はきょとん顔で首を傾げ俺達の顔を見た。その猫助の口の周りは生クリームとはちみつまみれなのだから笑いが止まらない。

「ねえ、何なんだよ~」と言う猫助を無視して俺は紅茶を飲みにゃんぴは、「あ、イチゴのショートケーキとダージリティーを持ってきてください」とテーブルの横を通ったウェイトレスに言った。


「わ~い!  わたしイチゴのショートケーキ好きなんだ~」

  にゃんぴはウェイトレスが運んで来たイチゴのショートケーキに目をキラキラ輝かせている。

  そして、にゃんぴはイチゴのショートケーキにフォークを縦に入れてカットし口に運んだ。

「う~ん、美味しいよ~」

   満面の笑みを浮かべイチゴのショートケーキを食べているにゃんぴを見ていると俺も食べたくなってきた。
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