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朝風呂
しおりを挟む昨日はミケにゃんにお風呂を占領されたので入らずに寝た。なので今日は朝風呂だったのだけどそれがまた気持ちいい。
ちょっと熱めのお湯に浸かり目がパッチリ覚めた。ミケにゃんが使っていたアヒルのおもちゃを湯船にぷかぷか浮かべてみた。
朝から歌を歌いたくなったけれどそれではミケにゃんみたいになってしまうのでやめた。
窓から入ってくる朝日を浴びてお風呂にゆっくり浸かる。なんだかそれだけで幸せだなと感じた。窓の外ではカラフルな鳥達が飛んでいる。
「あ、そうだ。カラフルな鳥のおもちゃも浮かべよう」
わたしはニヒヒと笑いながらカラフルな鳥のおもちゃも湯船に浮かべた。うふふ、なんだか幼き頃の自分に戻れたような気がして嬉しくなる。お気に入りのおもちゃを抱えて遊んだ懐かしい日々達がキラキラと輝いて見えた。
朝風呂から上がると冷蔵庫にあったイチゴミルクをゴクゴク飲んだ。もうお風呂から上がり飲むイチゴミルクはどうしてこんなに美味しいのだろうかと思う。
ああ、幸せだ。
わたしはイチゴミルクをゴクゴクと飲み干した。ふぅー良い湯だった。体も心もぽかぽかに温まり幸せだ。
「あら、満里奈ちゃん早いのねにゃん」
「あ、シロッコちゃんおはよう~」
わたしは振り返り元気よく朝の挨拶をした。
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