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~6. 公国の戦略~
静かな絶頂*
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殿下の逞しい腕の中で、口吻が深くなっていく。生温かくて、少しだけ強引な殿下の舌が、私の舌に絡まる。
肌越しに、大きく鳴る殿下の心臓の音が聴こえる。私相手に、こんなに胸を高鳴らせて下さっている。まるで愛されているみたいだ…
「ん…っ、ふぁ…っ」
なぜだろう…。お腹の奥が疼いている。口吻に集中する殿下は、ただ静かに、私の膣内を満たしている。動いているわけではないのに、悦い箇所を擦られたときのように、膣内が切なく収縮している。
「─…っ!」
脚を拡げられ、繋がった其処の結合が急に深くなる。昂った殿下の尖端が最奥にグッと押し付けられた瞬間、身体が跳ねた。
「待…っ、これ…、変…ですわ…っ、んぅ…ッ」
離れた唇を、殿下が再び塞ぐ。
「んん…ッ! ふ…っ、ぅん…ッ」
塞がれた唇から、声にならない喘ぎが漏れる。おかしい。口吻をされ、深く挿れられているだけなのに、なぜか身体が昇ろうとしている。
「んぅ…ッ! あぅ…ッ、れん…あ…っ!」
痙攣し始める身体に戸惑い、逃れようと必死に殿下の胸板を押す。筋肉で分厚いそれは、びくともしない。それどころか、殿下は私の脈打つ下半身を押さえつけるように、上から体重を掛けた。
「─…ッ!? ふぅぅん…ッ♡」
塞がれた唇から、涎が頬を伝う。身体が熱い。痙攣するたびに、自分から擦り付けるように、殿下の充血した尖端が最奥に押し付けられる。
「んぅ…ッ、うぅん…! んんんんん──…ッ!!♡」
くぐもった喘ぎ声の中で、数回大きく身体を震わせると、私はあっけなく絶頂を迎えた。
◇
「ハァ…ッ、ん…」
息を整える私の頬を、殿下が優しく撫でる。
「動いてもいないのに、達したのか?」
「─…っ!」
その言葉に、恥ずかしくなる。殿下の言う通りだ。私自身も戸惑っている。まさかこんなに簡単に、達してしまうだなんて…
「も、申し訳…、ありません…」
「謝る必要はないさ」
そう言って、殿下が私の手を取り、手の甲に優しく口吻をする。
「身体を重ねるたびに、敏感になっていく貴女を見るのは、嬉しい」
「─…っ!」
「それに、今のように、溶けそうに熱い貴女の膣内にいる瞬間を、幸せだと思う」
その言葉に、繋がった其処がキュウ…と収縮する。その瞬間、ビク…っと小さく、殿下の身体が反応した。
「はは。欲張りだな。もう次が欲しいのか?」
「ち、違います…っ! 今のは…!」
「つれないな。僕は今、堪らなく貴女が欲しいのに…」
そう言った殿下を、もう一度、膣内が締め付ける。私の身体は、一体どうしてしまったのだろう。先ほど達したばかりなのに、もうお腹の奥が疼いている。
「欲しいと、ねだってくれないか、ロザリア」
「─…っ!」
「ほら、こんなに締め付けて、貴女も欲しいのだろう…?」
見透かすように殿下がそう言う。
「あ、悪趣味…ですわ…」
「恥じらう貴女を見ながらするのが悦いと言っただろう? それに…」
「……?」
「貴女に乞われて、今夜はしたい…」
熱い瞳が私を見つめる。ずるい。そんな瞳で見ないで欲しい。殿下に心を奪われた私は、その求めに抗う術を知らない。
「ほ、欲…しい…ですわ…」
絞り出すような私のその言葉に殿下は満足そうに微笑むと、繋がった其処で、大きく腰を動かし始めた…
肌越しに、大きく鳴る殿下の心臓の音が聴こえる。私相手に、こんなに胸を高鳴らせて下さっている。まるで愛されているみたいだ…
「ん…っ、ふぁ…っ」
なぜだろう…。お腹の奥が疼いている。口吻に集中する殿下は、ただ静かに、私の膣内を満たしている。動いているわけではないのに、悦い箇所を擦られたときのように、膣内が切なく収縮している。
「─…っ!」
脚を拡げられ、繋がった其処の結合が急に深くなる。昂った殿下の尖端が最奥にグッと押し付けられた瞬間、身体が跳ねた。
「待…っ、これ…、変…ですわ…っ、んぅ…ッ」
離れた唇を、殿下が再び塞ぐ。
「んん…ッ! ふ…っ、ぅん…ッ」
塞がれた唇から、声にならない喘ぎが漏れる。おかしい。口吻をされ、深く挿れられているだけなのに、なぜか身体が昇ろうとしている。
「んぅ…ッ! あぅ…ッ、れん…あ…っ!」
痙攣し始める身体に戸惑い、逃れようと必死に殿下の胸板を押す。筋肉で分厚いそれは、びくともしない。それどころか、殿下は私の脈打つ下半身を押さえつけるように、上から体重を掛けた。
「─…ッ!? ふぅぅん…ッ♡」
塞がれた唇から、涎が頬を伝う。身体が熱い。痙攣するたびに、自分から擦り付けるように、殿下の充血した尖端が最奥に押し付けられる。
「んぅ…ッ、うぅん…! んんんんん──…ッ!!♡」
くぐもった喘ぎ声の中で、数回大きく身体を震わせると、私はあっけなく絶頂を迎えた。
◇
「ハァ…ッ、ん…」
息を整える私の頬を、殿下が優しく撫でる。
「動いてもいないのに、達したのか?」
「─…っ!」
その言葉に、恥ずかしくなる。殿下の言う通りだ。私自身も戸惑っている。まさかこんなに簡単に、達してしまうだなんて…
「も、申し訳…、ありません…」
「謝る必要はないさ」
そう言って、殿下が私の手を取り、手の甲に優しく口吻をする。
「身体を重ねるたびに、敏感になっていく貴女を見るのは、嬉しい」
「─…っ!」
「それに、今のように、溶けそうに熱い貴女の膣内にいる瞬間を、幸せだと思う」
その言葉に、繋がった其処がキュウ…と収縮する。その瞬間、ビク…っと小さく、殿下の身体が反応した。
「はは。欲張りだな。もう次が欲しいのか?」
「ち、違います…っ! 今のは…!」
「つれないな。僕は今、堪らなく貴女が欲しいのに…」
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「……?」
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