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三章 人形部隊(ドールズ)
五
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【ωが言わなくてもこんなことになるだろうとは思ったけどさー】
【誰がどう言ったってそんなこったろうとは思ったけどさー】
【γ、φ、無駄口を叩くな。μ、隊列の後方に位置取りして、僕のサポートを頼めるかな。傭兵の相手をしてまだダメージが残ってるだろう?】
【うん、ありがとう】
εの気遣いに礼を言うと、μは少し部隊の後方へと下がった。
アンドロイドたちの緊急発進は迅速だった。
命令が下るや否や、全員が無言で一糸乱れぬ敬礼をした。各々、武装を数秒で展開。その間に、空の各種機体の位置情報を取得、航路を決定し、航空管制に軍用機の発進と通過ルートを通知する。道を空けてもらうより、こちらが避けて飛ぶ方が遥かに速いからだ。
浮遊準備に要した数瞬のあと――爆裂するような音と共に、二十四機は地上から遙か上空へと瞬時に舞い上がっていた。眼下で暴風に煽られて人間たちがたたらを踏んだのがちらりと見えたものの、コンマ数秒の間に目標座標を全員で確認し合ったあとは、一路、南方を目指して一気に加速した。
「エメレオ・ヴァーチン。何が陸軍特殊部隊だ――あれでは高速戦闘機だ! 空軍に『陸のカメに遅れをとるとは』と嫌味を言われるのが分かり切っているぞ!」
「ええ、どちらかというと疲れを知らないハチドリですから……よしてください、私は最善を尽くしただけだ!」
「誰がそこまでやれと言ったあああ!」
そんなやりとりの声がしたようだが、すべて背後に置き去りにした。
雲が多い空を突っ切り、成層圏の最も低層に近い高度を通行する。機械作りの肉体には酸素の供給は必要ない。頑丈な肉体は周囲の温度変化をものともせず、体表に展開したシールドで空気抵抗はほとんど消滅している。
「こちら人形部隊。残りおよそ三百秒で現地に到着します」
『――了解した。敵艦隊は転移ゲート付近に存在すると思われる。警告後、攻撃があった場合は迎撃・交戦を認める』
「了解」
司令部から返ってくる通信は努めて冷静であろうとしているものの、どこか困惑に満ちていた。現地までの距離は五百キロを優に超える。そこにものの十数分で到着するのである。高速戦闘機ならばともかく、通常のアンドロイドが出せるとは思えない速度なのは確かだ。――ただ、あのエメレオ・ヴァーチンが開発しているのだ、という事実だけが、すべての常識を容易く覆していく。
「――最小サイズの高速戦闘機として我々を扱ってください。」
誰が何を言うこともなく、『普段通り』に部隊長役を買って出たεは、そんなオペレーターの困惑を読み取り、あっさりと告げた。
「音速以上の速さで無軌道に動く、常識外れの新型兵器。それぐらいの役割なら、十全にこなしてみせましょう」
『――ああ、そうさせてもらおう』
どこか拍子抜けしたか、安心したような声色に、知らず、何人かのアンドロイドは微笑んでいた。
【――にしてもさぁ、博士、何か考え込んでなかったぁ?】
世間話のように、目にかかった橙色の髪を払いつつ、βが口を尖らせた。
【んんー、犯人の人物像が読めないからなぁ】δが答える。【スパイが防空システムに入るって難しいんだよ。人が制御しているわけじゃないから、特権命令でも出さない限り、申請を割り込ませるなんて、どだい無理なはずで】
【えー、ってことは開発組が犯人?】
【君もシステム部隊が怪しいって思うでしょ。でもね、博士の件でMOTHERがざっと人員に対して再調査と網をかけたそうだけど、そこからは怪しい人間は出てこなかったらしい】
【いつの間に聞いたんだよ、そんなこと】
【ちゃっかりだな、δ】
γとφが茶々を入れると、δは眉を寄せた。
【ついさっき、MOTHERに申請入れたら教えてくれたけど】
【【MOTHER、ずっとついていきます、すごすぎます】】
【ってことは……内部の犯行じゃないってこと?】
話を聞いていたμが口を開くと、δは頷いた。
【外部からシステムに通常の手法の範囲で不正アクセスを仕掛けるのは難しい、とシミュレートで結論が出ている。だから、どこかに何か、知られていない穴がある。――かつて内部にいて、今はいない人物が何かを仕掛けていった、とか、こっそりどこかが改ざんされている、とかね】
【何だ、裏口手法か……手に汗握るハック戦が繰り広げられたかと思ったのに】
μは別に何があったわけでもないのに、内燃機関が一瞬空転したと感じた。人間風に言うなら『どきっとした』。そういえば昨日の夜だかに、どこかの博士にうっかり改造されたのだ。一体何を実装されたのか、未だによく分からない。何だったのだろう、あれは。
【つまり、鼠は既に船を脱したあと……ってわけだ】
【ねー、その人物ってさー……】
【最近どっかの科学者にさ、施設から懲戒解雇されてエントに流れていった奴がいなかったっけ……】
【あー、ウォルター・バレットだねー】βがくるりと顔を巡らせる。【エメレオ・ヴァーチンと戦闘型アンドロイド開発の主任を争って、別の不祥事で敗退したって人だっけー? 噂でしか知らないけど、ド変態だったってホント?】
【うむ、あのMOTHERが『詳しく調べてはいけません、目と耳が腐ります』って手厳しいお言葉を下した相手か】
【それが本当ならすべてを知ると思しきMOTHERの、あの清らかに見えるお目々とお耳が腐っているということになるのだが】
【γ、φ、おまえたちいい加減にしろ】
【【MOTHERのお目々とお耳が腐れ科学者程度の情報で穢れるわけがなかろう】】
【α、ω、相手にするな。そろそろ全員、推理の時間は終わりだ。接敵するぞ。容疑者の名前が出たところで我々のすることは変わらない。警告が通じなければ撃墜する。それだけだ】
【【【【了解、真面目】】】】
【おまえたち、本当にあとで反省室に叩き込むぞ……】
【――熱源感知。敵艦隊と推定】
今まで無言だったρの告知に、全員の纏う空気が、がらりと酷薄なものへと変わる。
【――高度を二千下げて展開しろ。警告後、相手の応答がない場合は太陽を背にして前衛隊は強襲をかけろ。遠距離砲装の装備者は上空から砲撃用意】
εのよどみない指揮に従い、薄い雲の尾を引いて空を裂き、それぞれが位置についた。μも高度を下げつつ用意していた砲装を構え、チャージを始める。
下降してきたアンドロイドたちの視力が捉えたのは、飛行する数十隻の戦艦の群れだ。一見して、かなり大規模なものであることが分かる。
『こちら人形部隊。テレポート・ゲートエリア付近にて飛行している艦隊を発見。空母二隻、巡洋艦十五隻、駆逐艦十隻。総数二十七隻の大艦隊です』
【げーっ、どっかの何番艦隊ぐらいの規模なんだけどっ……!】
『こちら司令部。報告ご苦労。了解した。第七艦隊がそちらに向かっている。警告後は戦闘になる可能性が高い。合流まで時間を稼いでくれ』
『……了解』
ああやっぱり。横で聞いていたアンドロイドたちは呻いた。薄々分かってはいたことだが、初陣にして最初に敵部隊と接触、および戦闘である。
【空軍の援軍はまだかぁー……】
【こっちはたったのアンドロイド二十四機なのに、ずいぶんな扱いじゃない?】
【まあ、やるしかないがな。何とかみんなで生き残ろう】
出会う前から使い捨てとは、嫌われたものだ、とαが呟いた。始まる前から分かる。激しい空戦になるだろう。
【ωが言わなくてもこんなことになるだろうとは思ったけどさー】
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命令が下るや否や、全員が無言で一糸乱れぬ敬礼をした。各々、武装を数秒で展開。その間に、空の各種機体の位置情報を取得、航路を決定し、航空管制に軍用機の発進と通過ルートを通知する。道を空けてもらうより、こちらが避けて飛ぶ方が遥かに速いからだ。
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「エメレオ・ヴァーチン。何が陸軍特殊部隊だ――あれでは高速戦闘機だ! 空軍に『陸のカメに遅れをとるとは』と嫌味を言われるのが分かり切っているぞ!」
「ええ、どちらかというと疲れを知らないハチドリですから……よしてください、私は最善を尽くしただけだ!」
「誰がそこまでやれと言ったあああ!」
そんなやりとりの声がしたようだが、すべて背後に置き去りにした。
雲が多い空を突っ切り、成層圏の最も低層に近い高度を通行する。機械作りの肉体には酸素の供給は必要ない。頑丈な肉体は周囲の温度変化をものともせず、体表に展開したシールドで空気抵抗はほとんど消滅している。
「こちら人形部隊。残りおよそ三百秒で現地に到着します」
『――了解した。敵艦隊は転移ゲート付近に存在すると思われる。警告後、攻撃があった場合は迎撃・交戦を認める』
「了解」
司令部から返ってくる通信は努めて冷静であろうとしているものの、どこか困惑に満ちていた。現地までの距離は五百キロを優に超える。そこにものの十数分で到着するのである。高速戦闘機ならばともかく、通常のアンドロイドが出せるとは思えない速度なのは確かだ。――ただ、あのエメレオ・ヴァーチンが開発しているのだ、という事実だけが、すべての常識を容易く覆していく。
「――最小サイズの高速戦闘機として我々を扱ってください。」
誰が何を言うこともなく、『普段通り』に部隊長役を買って出たεは、そんなオペレーターの困惑を読み取り、あっさりと告げた。
「音速以上の速さで無軌道に動く、常識外れの新型兵器。それぐらいの役割なら、十全にこなしてみせましょう」
『――ああ、そうさせてもらおう』
どこか拍子抜けしたか、安心したような声色に、知らず、何人かのアンドロイドは微笑んでいた。
【――にしてもさぁ、博士、何か考え込んでなかったぁ?】
世間話のように、目にかかった橙色の髪を払いつつ、βが口を尖らせた。
【んんー、犯人の人物像が読めないからなぁ】δが答える。【スパイが防空システムに入るって難しいんだよ。人が制御しているわけじゃないから、特権命令でも出さない限り、申請を割り込ませるなんて、どだい無理なはずで】
【えー、ってことは開発組が犯人?】
【君もシステム部隊が怪しいって思うでしょ。でもね、博士の件でMOTHERがざっと人員に対して再調査と網をかけたそうだけど、そこからは怪しい人間は出てこなかったらしい】
【いつの間に聞いたんだよ、そんなこと】
【ちゃっかりだな、δ】
γとφが茶々を入れると、δは眉を寄せた。
【ついさっき、MOTHERに申請入れたら教えてくれたけど】
【【MOTHER、ずっとついていきます、すごすぎます】】
【ってことは……内部の犯行じゃないってこと?】
話を聞いていたμが口を開くと、δは頷いた。
【外部からシステムに通常の手法の範囲で不正アクセスを仕掛けるのは難しい、とシミュレートで結論が出ている。だから、どこかに何か、知られていない穴がある。――かつて内部にいて、今はいない人物が何かを仕掛けていった、とか、こっそりどこかが改ざんされている、とかね】
【何だ、裏口手法か……手に汗握るハック戦が繰り広げられたかと思ったのに】
μは別に何があったわけでもないのに、内燃機関が一瞬空転したと感じた。人間風に言うなら『どきっとした』。そういえば昨日の夜だかに、どこかの博士にうっかり改造されたのだ。一体何を実装されたのか、未だによく分からない。何だったのだろう、あれは。
【つまり、鼠は既に船を脱したあと……ってわけだ】
【ねー、その人物ってさー……】
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【あー、ウォルター・バレットだねー】βがくるりと顔を巡らせる。【エメレオ・ヴァーチンと戦闘型アンドロイド開発の主任を争って、別の不祥事で敗退したって人だっけー? 噂でしか知らないけど、ド変態だったってホント?】
【うむ、あのMOTHERが『詳しく調べてはいけません、目と耳が腐ります』って手厳しいお言葉を下した相手か】
【それが本当ならすべてを知ると思しきMOTHERの、あの清らかに見えるお目々とお耳が腐っているということになるのだが】
【γ、φ、おまえたちいい加減にしろ】
【【MOTHERのお目々とお耳が腐れ科学者程度の情報で穢れるわけがなかろう】】
【α、ω、相手にするな。そろそろ全員、推理の時間は終わりだ。接敵するぞ。容疑者の名前が出たところで我々のすることは変わらない。警告が通じなければ撃墜する。それだけだ】
【【【【了解、真面目】】】】
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【――熱源感知。敵艦隊と推定】
今まで無言だったρの告知に、全員の纏う空気が、がらりと酷薄なものへと変わる。
【――高度を二千下げて展開しろ。警告後、相手の応答がない場合は太陽を背にして前衛隊は強襲をかけろ。遠距離砲装の装備者は上空から砲撃用意】
εのよどみない指揮に従い、薄い雲の尾を引いて空を裂き、それぞれが位置についた。μも高度を下げつつ用意していた砲装を構え、チャージを始める。
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『こちら司令部。報告ご苦労。了解した。第七艦隊がそちらに向かっている。警告後は戦闘になる可能性が高い。合流まで時間を稼いでくれ』
『……了解』
ああやっぱり。横で聞いていたアンドロイドたちは呻いた。薄々分かってはいたことだが、初陣にして最初に敵部隊と接触、および戦闘である。
【空軍の援軍はまだかぁー……】
【こっちはたったのアンドロイド二十四機なのに、ずいぶんな扱いじゃない?】
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