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「私が『良し』と言うまで、帰れると思うなよ?」
耳元で囁かれた低音ボイスに、私の背筋がゾクリと震えた。
普通のご令嬢なら「きゃあ、素敵!」と顔を赤らめるシチュエーションかもしれない。
相手はこの国で一、二を争う美貌の持ち主、アレクセイ公爵なのだから。
しかし、私の脳内にはピンク色のときめきなど微塵も発生していなかった。
代わりに警報音が鳴り響いている。
『緊急事態発生。労働の危機。直ちに回避行動を取られたし』
私は深呼吸をして、アレクセイ閣下の顔を真っ直ぐに見返した。
「……閣下。一つ確認させてください」
「なんだ」
「貴方は、この国の労働基準法……いえ、雇用に関する法律をご存知ですか? 本人の同意なき労働の強制は、誘拐および監禁罪に抵触する恐れがあります」
「ほう。よく勉強しているな」
閣下は口元を歪めて笑った。
冷笑ではない。獲物を追い詰めた狩人の笑みだ。
「だが、残念ながらその法律には『国家の非常事態においては、徴用令を発動できる』という特例条項がある」
「……非常事態?」
「ああ。現在、我が国の行政機能は麻痺寸前だ。原因は、次期国王となるべきクラーク殿下の執務能力が著しく低下……いや、露呈したことにある」
閣下は私の顔の横の壁から手を離し、腕を組んだ。
「君が婚約破棄をして去った昨夜から、王城の決裁書類が一切進んでいない。物流、税収、外交、全ての案件がストップしている。これはまさに国家の危機だ」
「それは……殿下が無能だからでは?」
「その通りだ。だが、その無能を裏で支え、完璧にカモフラージュしていた有能な人物が突然いなくなった。現場は大混乱だ」
閣下はジロリと私を見た。
「責任を取ってもらおうか、ヨーネリア嬢」
「理不尽です! 私は被害者ですよ? 婚約破棄された哀れな令嬢として、家で泣き暮らす権利があるはずです!」
「泣き暮らす?」
閣下は私の恰好を上から下まで眺めた。
「朝から優雅に二度寝を決め込もうとしていた女が、何を言う」
「ぐっ……」
痛いところを突かれた。
「とにかく、私は働きません。今日からの私は『高等遊民』として生きると決めたのです。土と戯れ、野菜を育て、晴れた日には布団を干す。そういう人間らしい生活を送るのです」
私は拳を握りしめて熱弁した。
しかし、閣下は懐から新たな紙を取り出した。
「給与は現行の事務官の三倍だ」
「……ふん、お金で釣ろうなんて浅ましい」
「特別手当として、王都の一等地に別邸を用意しよう」
「……住居には困っておりません」
「さらに、君が欲しがっていた隣国の希少なハーブティーの茶葉、一年分を現物支給する」
「なっ……!?」
私の眉がピクリと動いた。
あのハーブティーは、入手困難で有名な幻の逸品だ。それを一年分だと?
揺らぐ。非常に揺らぐ。
だが、ここで頷いたら負けだ。私のスローライフが。
「……お断りします。私はお金や物よりも、時間を愛しているのです」
「そうか。交渉決裂か」
閣下はあっさりと引き下がった。
おや? 意外と諦めがいい。
そう思った次の瞬間。
「おい、連れて行け」
「はっ!」
閣下の背後から、屈強な近衛騎士たちが現れた。
「え? ちょっと、何を……きゃあ!?」
私は両脇を抱えられ、まるで捕獲された宇宙人のように宙に浮いた。
「暴力反対! これは拉致です! お父様、お父様助けてー!」
廊下に向かって叫ぶが、父の姿はない。
むしろ、廊下の陰で父が「すまないヨーネリア……アレクセイ公爵には逆らえないんだ……」とハンカチを噛んでいるのが見えた。
あのおっさん、後で絶対に許さない。
「放して! 私はパジャマなのよ!?」
「安心しろ、馬車の中に着替えを用意してある」
「そういう問題ではありません! ああもう、非効率的ですわ! 私が暴れれば運ぶ労力が無駄にかかるでしょう!」
私はバタバタと足を動かして抵抗を試みたが、鍛え抜かれた騎士たちには何の効果もなかった。
そのまま私は屋敷の外へと連行され、王家の紋章が入った豪華な馬車へと放り込まれた。
「出発する。全速力でな」
閣下が乗り込んできて、扉が閉まる。
馬車はガタゴトと動き出した。
私のニート生活、所要時間わずか三時間。
あまりにも儚い夢だった。
◇
王城への道中、私は不貞腐れて窓の外を見ていた。
用意されていたのは、動きやすさを重視したシンプルなドレスだった。
サイズがぴったりなのが腹立たしい。私の身体測定データまで把握されているのか。
「……そんなにふくれるな。仕事が終われば帰してやる」
向かいの席で書類に目を通していた閣下が、呆れたように言った。
「信用できません。貴方の『仕事』の定義は、一般人の『死ぬまで』と同義語ですから」
「失敬な。私はホワイトな上司を目指している」
「目が笑っていませんよ」
馬車は快調に飛ばし、あっという間に王城へ到着した。
裏口から入り、迷路のような廊下を進む。
そして、通されたのは『宰相執務室』――またの名を、この国の中枢。
「入れ」
閣下が重厚な扉を開ける。
その瞬間。
どよーん……。
おどろおどろしい瘴気のような空気が、部屋の中から溢れ出してきた。
「ひっ……」
私は思わず悲鳴を上げそうになった。
そこは、地獄だった。
広い執務室には、足の踏み場もないほどに書類が散乱している。
床に積み上げられた書類の塔。机の上で雪崩を起こしている未決裁の山。
そして、その隙間で死んだ魚のような目をしてペンを動かす文官たち。
「あ、閣下……お帰りなさいませ……」
一人の文官が、よろよろと立ち上がった。目の下のクマが凄まじい。
「し、死人が動いた……!?」
「失礼な。彼は私の部下だ。三徹目らしいが」
「三徹!? 労働基準監督署はどこですか!」
「ここにはない」
閣下はスタスタと部屋の中に入っていく。
文官たちが、閣下の背後にいる私に気づいた。
「あ、あれは……ヨーネリア嬢?」
「うそだろ、幻覚か? 救いの女神が見える……」
「女神じゃない、書類処理の悪魔だ! 助かった、これで家に帰れるかもしれない!」
彼らの目に、かつてない希望の光が宿る。
まるで救世主を見るような眼差し。
やめて。そんな目で見ないで。私に期待しないで。
「状況を説明する」
閣下は私を部屋の中央に立たせ、一番高い書類の山を指差した。
「ここにあるのが、昨日の昼から今朝までに発生した『王太子の決裁が必要な案件』だ」
「……は?」
私は絶句した。
私の背丈よりも高い。どう見ても数百件はある。
「通常、これらはクラーク殿下が処理するはずのものだ。だが、彼は昨日から『文字を読むと頭が痛い』と言って自室に引きこもっている」
「あいつ……!」
怒りで言葉遣いが乱れてしまった。
「そして、こちらが各省庁から上がってきた緊急の相談案件だ」
別の山を指差す。
「さらに、こちらが隣国との通商条約に関する資料。今日中に目を通さねば、関税で我が国が大損をする」
また別の山。
部屋中が、処理待ちのタスクで埋め尽くされている。
私はこめかみを押さえた。
「……閣下。一つ聞きますが」
「なんだ」
「これらの中に、分類コード別に仕分けされているものはありますか?」
「ない。全て未整理のまま放り込まれている」
「日付順は?」
「バラバラだ」
「優先順位付けは?」
「これからやるつもりだった」
プツン。
私の中で、何かが切れる音がした。
私は、無類の『効率厨』である。
乱雑な本棚を見ると並べ替えたくなる。
絡まったコードを見ると解きたくなる。
そして、整理されていないデータを見ると――全身に蕁麻疹が出るほどイライラして、片付けたくてたまらなくなるのだ!
「……許せない」
私は震える声で呟いた。
「なんという非効率。なんという混沌。これは書類に対する冒涜です!」
私はドレスの袖をまくり上げた。
ニートになりたいという願望よりも、目の前のカオスを秩序立てたいという本能が勝ってしまった瞬間だった。
「おい、誰か! 空いている机を一つ確保しなさい!」
私が叫ぶと、文官たちがビクッと反応した。
「は、はいっ!」
「まず、この山を『緊急度高・重要度高』『緊急度高・重要度低』『緊急度低・重要度高』『ゴミ』の四つに分類します! 私がタイトルを読み上げて振り分けるので、貴方たちはそれを指定の箱に入れていくこと! いいですね!」
「イエス・マム!」
「作業開始! 目標、一時間以内にこの部屋の床を見えるようにします!」
「おおおーっ!」
文官たちが雄叫びを上げる。
私は一番近くの書類をひったくった。
「これは王宮のトイレットペーパー発注書! 緊急度低! 次、南方での洪水被害報告! 緊急度高! 次、殿下の新しい衣装のカタログ! ゴミ箱へ直行!」
バサッ、バサッ、と書類をさばいていく。
その速度は、我ながら神懸かっていたと思う。
閣下が、満足そうに頷いている気配がした。
「……計算通りだな」
その声が聞こえた気がしたが、私はもう止まれなかった。
目の前の無秩序を駆逐するまで、私の戦闘本能は収まらないのだ。
こうして、私の「自由への逃走」は失敗に終わり、代わりに「地獄のデスマーチ」が幕を開けたのである。
耳元で囁かれた低音ボイスに、私の背筋がゾクリと震えた。
普通のご令嬢なら「きゃあ、素敵!」と顔を赤らめるシチュエーションかもしれない。
相手はこの国で一、二を争う美貌の持ち主、アレクセイ公爵なのだから。
しかし、私の脳内にはピンク色のときめきなど微塵も発生していなかった。
代わりに警報音が鳴り響いている。
『緊急事態発生。労働の危機。直ちに回避行動を取られたし』
私は深呼吸をして、アレクセイ閣下の顔を真っ直ぐに見返した。
「……閣下。一つ確認させてください」
「なんだ」
「貴方は、この国の労働基準法……いえ、雇用に関する法律をご存知ですか? 本人の同意なき労働の強制は、誘拐および監禁罪に抵触する恐れがあります」
「ほう。よく勉強しているな」
閣下は口元を歪めて笑った。
冷笑ではない。獲物を追い詰めた狩人の笑みだ。
「だが、残念ながらその法律には『国家の非常事態においては、徴用令を発動できる』という特例条項がある」
「……非常事態?」
「ああ。現在、我が国の行政機能は麻痺寸前だ。原因は、次期国王となるべきクラーク殿下の執務能力が著しく低下……いや、露呈したことにある」
閣下は私の顔の横の壁から手を離し、腕を組んだ。
「君が婚約破棄をして去った昨夜から、王城の決裁書類が一切進んでいない。物流、税収、外交、全ての案件がストップしている。これはまさに国家の危機だ」
「それは……殿下が無能だからでは?」
「その通りだ。だが、その無能を裏で支え、完璧にカモフラージュしていた有能な人物が突然いなくなった。現場は大混乱だ」
閣下はジロリと私を見た。
「責任を取ってもらおうか、ヨーネリア嬢」
「理不尽です! 私は被害者ですよ? 婚約破棄された哀れな令嬢として、家で泣き暮らす権利があるはずです!」
「泣き暮らす?」
閣下は私の恰好を上から下まで眺めた。
「朝から優雅に二度寝を決め込もうとしていた女が、何を言う」
「ぐっ……」
痛いところを突かれた。
「とにかく、私は働きません。今日からの私は『高等遊民』として生きると決めたのです。土と戯れ、野菜を育て、晴れた日には布団を干す。そういう人間らしい生活を送るのです」
私は拳を握りしめて熱弁した。
しかし、閣下は懐から新たな紙を取り出した。
「給与は現行の事務官の三倍だ」
「……ふん、お金で釣ろうなんて浅ましい」
「特別手当として、王都の一等地に別邸を用意しよう」
「……住居には困っておりません」
「さらに、君が欲しがっていた隣国の希少なハーブティーの茶葉、一年分を現物支給する」
「なっ……!?」
私の眉がピクリと動いた。
あのハーブティーは、入手困難で有名な幻の逸品だ。それを一年分だと?
揺らぐ。非常に揺らぐ。
だが、ここで頷いたら負けだ。私のスローライフが。
「……お断りします。私はお金や物よりも、時間を愛しているのです」
「そうか。交渉決裂か」
閣下はあっさりと引き下がった。
おや? 意外と諦めがいい。
そう思った次の瞬間。
「おい、連れて行け」
「はっ!」
閣下の背後から、屈強な近衛騎士たちが現れた。
「え? ちょっと、何を……きゃあ!?」
私は両脇を抱えられ、まるで捕獲された宇宙人のように宙に浮いた。
「暴力反対! これは拉致です! お父様、お父様助けてー!」
廊下に向かって叫ぶが、父の姿はない。
むしろ、廊下の陰で父が「すまないヨーネリア……アレクセイ公爵には逆らえないんだ……」とハンカチを噛んでいるのが見えた。
あのおっさん、後で絶対に許さない。
「放して! 私はパジャマなのよ!?」
「安心しろ、馬車の中に着替えを用意してある」
「そういう問題ではありません! ああもう、非効率的ですわ! 私が暴れれば運ぶ労力が無駄にかかるでしょう!」
私はバタバタと足を動かして抵抗を試みたが、鍛え抜かれた騎士たちには何の効果もなかった。
そのまま私は屋敷の外へと連行され、王家の紋章が入った豪華な馬車へと放り込まれた。
「出発する。全速力でな」
閣下が乗り込んできて、扉が閉まる。
馬車はガタゴトと動き出した。
私のニート生活、所要時間わずか三時間。
あまりにも儚い夢だった。
◇
王城への道中、私は不貞腐れて窓の外を見ていた。
用意されていたのは、動きやすさを重視したシンプルなドレスだった。
サイズがぴったりなのが腹立たしい。私の身体測定データまで把握されているのか。
「……そんなにふくれるな。仕事が終われば帰してやる」
向かいの席で書類に目を通していた閣下が、呆れたように言った。
「信用できません。貴方の『仕事』の定義は、一般人の『死ぬまで』と同義語ですから」
「失敬な。私はホワイトな上司を目指している」
「目が笑っていませんよ」
馬車は快調に飛ばし、あっという間に王城へ到着した。
裏口から入り、迷路のような廊下を進む。
そして、通されたのは『宰相執務室』――またの名を、この国の中枢。
「入れ」
閣下が重厚な扉を開ける。
その瞬間。
どよーん……。
おどろおどろしい瘴気のような空気が、部屋の中から溢れ出してきた。
「ひっ……」
私は思わず悲鳴を上げそうになった。
そこは、地獄だった。
広い執務室には、足の踏み場もないほどに書類が散乱している。
床に積み上げられた書類の塔。机の上で雪崩を起こしている未決裁の山。
そして、その隙間で死んだ魚のような目をしてペンを動かす文官たち。
「あ、閣下……お帰りなさいませ……」
一人の文官が、よろよろと立ち上がった。目の下のクマが凄まじい。
「し、死人が動いた……!?」
「失礼な。彼は私の部下だ。三徹目らしいが」
「三徹!? 労働基準監督署はどこですか!」
「ここにはない」
閣下はスタスタと部屋の中に入っていく。
文官たちが、閣下の背後にいる私に気づいた。
「あ、あれは……ヨーネリア嬢?」
「うそだろ、幻覚か? 救いの女神が見える……」
「女神じゃない、書類処理の悪魔だ! 助かった、これで家に帰れるかもしれない!」
彼らの目に、かつてない希望の光が宿る。
まるで救世主を見るような眼差し。
やめて。そんな目で見ないで。私に期待しないで。
「状況を説明する」
閣下は私を部屋の中央に立たせ、一番高い書類の山を指差した。
「ここにあるのが、昨日の昼から今朝までに発生した『王太子の決裁が必要な案件』だ」
「……は?」
私は絶句した。
私の背丈よりも高い。どう見ても数百件はある。
「通常、これらはクラーク殿下が処理するはずのものだ。だが、彼は昨日から『文字を読むと頭が痛い』と言って自室に引きこもっている」
「あいつ……!」
怒りで言葉遣いが乱れてしまった。
「そして、こちらが各省庁から上がってきた緊急の相談案件だ」
別の山を指差す。
「さらに、こちらが隣国との通商条約に関する資料。今日中に目を通さねば、関税で我が国が大損をする」
また別の山。
部屋中が、処理待ちのタスクで埋め尽くされている。
私はこめかみを押さえた。
「……閣下。一つ聞きますが」
「なんだ」
「これらの中に、分類コード別に仕分けされているものはありますか?」
「ない。全て未整理のまま放り込まれている」
「日付順は?」
「バラバラだ」
「優先順位付けは?」
「これからやるつもりだった」
プツン。
私の中で、何かが切れる音がした。
私は、無類の『効率厨』である。
乱雑な本棚を見ると並べ替えたくなる。
絡まったコードを見ると解きたくなる。
そして、整理されていないデータを見ると――全身に蕁麻疹が出るほどイライラして、片付けたくてたまらなくなるのだ!
「……許せない」
私は震える声で呟いた。
「なんという非効率。なんという混沌。これは書類に対する冒涜です!」
私はドレスの袖をまくり上げた。
ニートになりたいという願望よりも、目の前のカオスを秩序立てたいという本能が勝ってしまった瞬間だった。
「おい、誰か! 空いている机を一つ確保しなさい!」
私が叫ぶと、文官たちがビクッと反応した。
「は、はいっ!」
「まず、この山を『緊急度高・重要度高』『緊急度高・重要度低』『緊急度低・重要度高』『ゴミ』の四つに分類します! 私がタイトルを読み上げて振り分けるので、貴方たちはそれを指定の箱に入れていくこと! いいですね!」
「イエス・マム!」
「作業開始! 目標、一時間以内にこの部屋の床を見えるようにします!」
「おおおーっ!」
文官たちが雄叫びを上げる。
私は一番近くの書類をひったくった。
「これは王宮のトイレットペーパー発注書! 緊急度低! 次、南方での洪水被害報告! 緊急度高! 次、殿下の新しい衣装のカタログ! ゴミ箱へ直行!」
バサッ、バサッ、と書類をさばいていく。
その速度は、我ながら神懸かっていたと思う。
閣下が、満足そうに頷いている気配がした。
「……計算通りだな」
その声が聞こえた気がしたが、私はもう止まれなかった。
目の前の無秩序を駆逐するまで、私の戦闘本能は収まらないのだ。
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