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第二章 本章スタート
第二十七話 地獄の新学期…初日
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「皆さん、お久しぶりですが…休暇は休めましたか?」
「先生…は、もう男の姿でいる事はやめたのか?」
「えぇ、本来の姿で居ようと思いまして…」
「まぁ、その姿でいるのは構わないけど…」
「先生、そのお願いがあります!」
「何でしょうか?」
「先生の片目なんですが、どちらかを隠しては頂けませんか?」
この世界でオッドアイは相当に珍しい。
魔力が高い者に現れる兆候なのだが、伝承の英傑にもオッドアイがいたという話だが、実際に目にすると気持ち悪いのか違和感を感じてしまうみたいだ。
「そうですよね、気持ち悪いですよね…」
「先生の左右の目が違うのは羨ましくはあるのですが、面等向かっているとまだ少し慣れなくて…」
「ボクは別に…子供の頃から見慣れていたから平気だけど。」
「せんせぇ~は女の姿になると美人なのねん。スタイルも羨ましいん。」
「そうだな、女性としての理想的なパーツが揃っている感じだ。」
「私は美人なのですか?初めて言われましたね。」
地球で生活している時は、周りに私よりレベルの高い女の子達がいたのでモテていたという記憶はない。
この世界でもナンパに似た行為をしてきた者がいたけど、女なら誰でも良いという輩だったので特に気にしていなかった。
「先生は休みの時に何をしていたんだ?」
「私は授業用の薬品や魔道具の作成に、30階層に着いた際のプレゼント作り、他には…かつての仲間達に会いに行ったのと、ダンジョンに鍛錬エリアを追加したくらいでしょうか?」
「結構…色々やっていたんだな。っていうか、鍛錬エリア?」
「皆さんが休暇中に私の宿題をちゃんとしていたかどうかの確認の為に、今から鍛錬エリアに行きましょう!」
私はクラス内に転移魔法を発動すると、ダンジョン鍛錬エリアというフィールドダンジョンに移動した。
この鍛錬エリアは、空があり川があり湖があり山があり谷があり…と何でも揃っているエリアで、四季や天候等も操作できるというエリアだった。
「ここがスタート地点で、はるか先に見える大木に行って証を入手してこの場所に戻ってくるというのが最初の授業です。」
「あの大木って…結構離れていないか?」
「このエリアは魔物はいないのですか?」
「安心して下さい、魔物は一切いませんよ。」
魔獣はいるけどね。
「1日…では無理なのねん!」
「いえ、1日以内に帰って来るのです。」
「お姉様、とてもじゃないけど1日では戻って来れないと思うよ。」
「氣功術の応用で、氣功術を発動しながら目的地に行って帰って来るのです!休暇中に私の宿題をちゃんとしていれば、可能だと思いますよ。」
「ちなみに帰って来れない場合は…?」
「聞きたいのですか?もちろん罰ゲームが待っていますよ~地獄の様な…」
5人は怯えた顔をしながらスタート地点に立つと、氣功術を発動して全身に纏った。
私はスタートの合図を出すと、5人は一斉にスタートした。
「全身に纏ったら途中でへばっちゃうのに…」
私が出した宿題を理解している者はいなかった。
~~~~~~~~~~~~
5人は草原地帯を駆け抜けていた。
この草原地帯は何もいないし、魔物は出ないという言葉を信じてか…あっという間に草原エリアを抜けて森のエリアに足を踏み入れた…のだが?
「おかしい…魔物はいない筈なのに、あっちこっちから鳥や獣の鳴き声がする。」
「野生動物の類じゃないのかな?」
「そうなのねん。先生は魔物は居ないと言っていたけど、野生動物なら魔物に入らないという意味で言ったんじゃないのかなん?」
「あそこにいるのを見ても、野生動物って言える?」
アイーシャが指を差した方向に、巨大なボアが眠っていた。
「どうみても野生動物じゃないよな?」
「皆、静かに通るのよ!」
5人はなるべく静かに移動していた。
だが、ベルリーニが木の根らしき物を踏んで…状況が変わったのだった。
『ゴォワォォォォォォ!!!』
5人は声をした方を見ると、巨大なオオカミの尻尾を踏んでしまったのだった。
それによって、巨大なボアも目を覚ましたのだった。
「ベル、何をしたんだ‼」
「怒らないでよ…って、そんな事をしている場合じゃないわ‼」
「さっさと逃げるのねん‼」
5人は必死に逃げて行った。
そして森を抜けると、目の前には崖になっていて…対面迄結構な距離があった。
崖の下を見ると、かなりの高さで下には川が流れていた。
「どうやって渡る⁉」
「近くに橋は無いかしら?」
「そんな物は無いのねん!」
「そんな事よりも、さっきの奴等が森を抜けて来るよ!」
「迂回する…には時間が掛かり過ぎるか。飛び越えるしかないのか?」
「あの距離を?」
対面迄はゆうに50mはある。
近くに橋が無い所を見ると、下に降りてから川を渡って対岸に行ってから昇らないといけない。
「助走して飛び越えられないか?」
「無理に決まっているでしょ!中間に足場があれば別だけど…」
アイーシャの言葉に5人は一斉に頷いた。
そしてボアが突っ込んで来た所を躱してから、ボアが崖から落ちる瞬間を狙って足場にしてから飛び越えようとした。
ところが、その背後からオオカミが飛んできた。
5人はオオカミにしがみ付いてから足場にして飛ぶと、何とか対面に着地する事が出来たのだった。
そしてボアとオオカミはそのまま落ちて行った。
「この方法なら、この距離も行けるな!」
「一歩間違えたら、アイツ等と同じ風に落ちていったけどね。」
「それにしても、何が魔物はいないだ‼」
「諦めるのねん、先生はあぁいう性格なのだからん!」
5人は再び走り出した。
今度は砂漠エリアに突入したのだった。
「暑い…」
「気持ちは分かるけど、止まってはいられないわよ!」
「そうね、森の中のアレを見る限りだと…当然ここにも何かいると思った方が…」
すると5人のいる場所から激しい振動が響いて来た。
そして巨大なサンドウォームが砂の中から出現して5人を捉えた。
「またこのパターンか!」
「言っている場合じゃないわ、さっさと逃げるわよ‼」
5人は走り出した…が、砂に足を取られて上手く走れないでいた。
サンドウォームは空に向かって泣き出すと、砂が流砂の如くサンドウォームの方に向かって流れだして行った。
5人は何とか脱出しようとして懸命に走るが、流砂に逆らう事が出来ずに徐々に流されて行った。
カーリスは背後を見ると、砂の流れる先でサンドウォームは口を開いて待ち構えていた。
「このままじゃ喰われるぞ!早く脱出しろ‼」
「そんな事を言ったって、砂に足を取られて上手く進めないのよ‼」
5人は懸命になって走っていた…が、どうしても流れに逆らう事が出来なかった。
そしてカーリスが先頭で倒れると他の4人も巻き込まれて砂に流されて行き、サンドウォームの口の中に入ってから…
気が付くと、スタート地点に戻っていた。
5人は体中が粘液まみれになっていて、少し臭いを発していた。
「アタイ達は助かったのか⁉」
「見事に失敗です。さてと、罰ゲームを開始しましょうかね!」
「ちょっと待てよ先生!先生は確か…魔物は一切でないと言っていたよな‼」
「魔物は出ませんよ。」
「ならウルフとか、ボアは何なんだよ‼あれは魔物じゃないのか?まさか野生動物とでも言うつもりじゃないだろうな?」
「このダンジョンは魔物は一切出ませんが、かわりに魔獣が生息してます。なので、魔物が一切いないと言った私の言葉に嘘はありませんよ。」
「屁理屈だ…」
「屁理屈なのねん。」
「先程から遠見の魔法で見ていましたが、貴女達は動物か何かですか?何故崖の体面に渡るのに身近な道具を用いなかったのです?」
「奴等に追われていてそれどころじゃなかったんだよ‼」
「それは貴女達が焦り過ぎて周りを見ていないからです。次こそはこの様な事が無い様に頑張って下さいね。」
「それは良いが、武器は何か使わせてくれないのか?」
「武器ならあるでしょ、氣功術という武器が…」
「だから剣も防具も無い状態で走らせていたのか…」
私は太陽の位置を戻した。
「では、再開して下さいね!用意…スタート‼」
5人は一斉にスタートした。
だが何度やっても…大木に辿り着く事が出来ずにスタート地点に戻る羽目になったのだった。
サンドウォームに捕食される事3回、湖エリアで巨大な魚に喰われる事2回、草原エリアで兎にフルボッコにされる事7回…
「今日はこの辺にしておきましょうか!明日もやりますので、各自予習をしておいてくださいね。」
私は転移魔法でクラスに戻って来た。
5人は疲弊した顔をしながらクラスに戻って行った。
彼女達はこの鍛錬にクリア出来る日は来るのだろうか?
「先生…は、もう男の姿でいる事はやめたのか?」
「えぇ、本来の姿で居ようと思いまして…」
「まぁ、その姿でいるのは構わないけど…」
「先生、そのお願いがあります!」
「何でしょうか?」
「先生の片目なんですが、どちらかを隠しては頂けませんか?」
この世界でオッドアイは相当に珍しい。
魔力が高い者に現れる兆候なのだが、伝承の英傑にもオッドアイがいたという話だが、実際に目にすると気持ち悪いのか違和感を感じてしまうみたいだ。
「そうですよね、気持ち悪いですよね…」
「先生の左右の目が違うのは羨ましくはあるのですが、面等向かっているとまだ少し慣れなくて…」
「ボクは別に…子供の頃から見慣れていたから平気だけど。」
「せんせぇ~は女の姿になると美人なのねん。スタイルも羨ましいん。」
「そうだな、女性としての理想的なパーツが揃っている感じだ。」
「私は美人なのですか?初めて言われましたね。」
地球で生活している時は、周りに私よりレベルの高い女の子達がいたのでモテていたという記憶はない。
この世界でもナンパに似た行為をしてきた者がいたけど、女なら誰でも良いという輩だったので特に気にしていなかった。
「先生は休みの時に何をしていたんだ?」
「私は授業用の薬品や魔道具の作成に、30階層に着いた際のプレゼント作り、他には…かつての仲間達に会いに行ったのと、ダンジョンに鍛錬エリアを追加したくらいでしょうか?」
「結構…色々やっていたんだな。っていうか、鍛錬エリア?」
「皆さんが休暇中に私の宿題をちゃんとしていたかどうかの確認の為に、今から鍛錬エリアに行きましょう!」
私はクラス内に転移魔法を発動すると、ダンジョン鍛錬エリアというフィールドダンジョンに移動した。
この鍛錬エリアは、空があり川があり湖があり山があり谷があり…と何でも揃っているエリアで、四季や天候等も操作できるというエリアだった。
「ここがスタート地点で、はるか先に見える大木に行って証を入手してこの場所に戻ってくるというのが最初の授業です。」
「あの大木って…結構離れていないか?」
「このエリアは魔物はいないのですか?」
「安心して下さい、魔物は一切いませんよ。」
魔獣はいるけどね。
「1日…では無理なのねん!」
「いえ、1日以内に帰って来るのです。」
「お姉様、とてもじゃないけど1日では戻って来れないと思うよ。」
「氣功術の応用で、氣功術を発動しながら目的地に行って帰って来るのです!休暇中に私の宿題をちゃんとしていれば、可能だと思いますよ。」
「ちなみに帰って来れない場合は…?」
「聞きたいのですか?もちろん罰ゲームが待っていますよ~地獄の様な…」
5人は怯えた顔をしながらスタート地点に立つと、氣功術を発動して全身に纏った。
私はスタートの合図を出すと、5人は一斉にスタートした。
「全身に纏ったら途中でへばっちゃうのに…」
私が出した宿題を理解している者はいなかった。
~~~~~~~~~~~~
5人は草原地帯を駆け抜けていた。
この草原地帯は何もいないし、魔物は出ないという言葉を信じてか…あっという間に草原エリアを抜けて森のエリアに足を踏み入れた…のだが?
「おかしい…魔物はいない筈なのに、あっちこっちから鳥や獣の鳴き声がする。」
「野生動物の類じゃないのかな?」
「そうなのねん。先生は魔物は居ないと言っていたけど、野生動物なら魔物に入らないという意味で言ったんじゃないのかなん?」
「あそこにいるのを見ても、野生動物って言える?」
アイーシャが指を差した方向に、巨大なボアが眠っていた。
「どうみても野生動物じゃないよな?」
「皆、静かに通るのよ!」
5人はなるべく静かに移動していた。
だが、ベルリーニが木の根らしき物を踏んで…状況が変わったのだった。
『ゴォワォォォォォォ!!!』
5人は声をした方を見ると、巨大なオオカミの尻尾を踏んでしまったのだった。
それによって、巨大なボアも目を覚ましたのだった。
「ベル、何をしたんだ‼」
「怒らないでよ…って、そんな事をしている場合じゃないわ‼」
「さっさと逃げるのねん‼」
5人は必死に逃げて行った。
そして森を抜けると、目の前には崖になっていて…対面迄結構な距離があった。
崖の下を見ると、かなりの高さで下には川が流れていた。
「どうやって渡る⁉」
「近くに橋は無いかしら?」
「そんな物は無いのねん!」
「そんな事よりも、さっきの奴等が森を抜けて来るよ!」
「迂回する…には時間が掛かり過ぎるか。飛び越えるしかないのか?」
「あの距離を?」
対面迄はゆうに50mはある。
近くに橋が無い所を見ると、下に降りてから川を渡って対岸に行ってから昇らないといけない。
「助走して飛び越えられないか?」
「無理に決まっているでしょ!中間に足場があれば別だけど…」
アイーシャの言葉に5人は一斉に頷いた。
そしてボアが突っ込んで来た所を躱してから、ボアが崖から落ちる瞬間を狙って足場にしてから飛び越えようとした。
ところが、その背後からオオカミが飛んできた。
5人はオオカミにしがみ付いてから足場にして飛ぶと、何とか対面に着地する事が出来たのだった。
そしてボアとオオカミはそのまま落ちて行った。
「この方法なら、この距離も行けるな!」
「一歩間違えたら、アイツ等と同じ風に落ちていったけどね。」
「それにしても、何が魔物はいないだ‼」
「諦めるのねん、先生はあぁいう性格なのだからん!」
5人は再び走り出した。
今度は砂漠エリアに突入したのだった。
「暑い…」
「気持ちは分かるけど、止まってはいられないわよ!」
「そうね、森の中のアレを見る限りだと…当然ここにも何かいると思った方が…」
すると5人のいる場所から激しい振動が響いて来た。
そして巨大なサンドウォームが砂の中から出現して5人を捉えた。
「またこのパターンか!」
「言っている場合じゃないわ、さっさと逃げるわよ‼」
5人は走り出した…が、砂に足を取られて上手く走れないでいた。
サンドウォームは空に向かって泣き出すと、砂が流砂の如くサンドウォームの方に向かって流れだして行った。
5人は何とか脱出しようとして懸命に走るが、流砂に逆らう事が出来ずに徐々に流されて行った。
カーリスは背後を見ると、砂の流れる先でサンドウォームは口を開いて待ち構えていた。
「このままじゃ喰われるぞ!早く脱出しろ‼」
「そんな事を言ったって、砂に足を取られて上手く進めないのよ‼」
5人は懸命になって走っていた…が、どうしても流れに逆らう事が出来なかった。
そしてカーリスが先頭で倒れると他の4人も巻き込まれて砂に流されて行き、サンドウォームの口の中に入ってから…
気が付くと、スタート地点に戻っていた。
5人は体中が粘液まみれになっていて、少し臭いを発していた。
「アタイ達は助かったのか⁉」
「見事に失敗です。さてと、罰ゲームを開始しましょうかね!」
「ちょっと待てよ先生!先生は確か…魔物は一切でないと言っていたよな‼」
「魔物は出ませんよ。」
「ならウルフとか、ボアは何なんだよ‼あれは魔物じゃないのか?まさか野生動物とでも言うつもりじゃないだろうな?」
「このダンジョンは魔物は一切出ませんが、かわりに魔獣が生息してます。なので、魔物が一切いないと言った私の言葉に嘘はありませんよ。」
「屁理屈だ…」
「屁理屈なのねん。」
「先程から遠見の魔法で見ていましたが、貴女達は動物か何かですか?何故崖の体面に渡るのに身近な道具を用いなかったのです?」
「奴等に追われていてそれどころじゃなかったんだよ‼」
「それは貴女達が焦り過ぎて周りを見ていないからです。次こそはこの様な事が無い様に頑張って下さいね。」
「それは良いが、武器は何か使わせてくれないのか?」
「武器ならあるでしょ、氣功術という武器が…」
「だから剣も防具も無い状態で走らせていたのか…」
私は太陽の位置を戻した。
「では、再開して下さいね!用意…スタート‼」
5人は一斉にスタートした。
だが何度やっても…大木に辿り着く事が出来ずにスタート地点に戻る羽目になったのだった。
サンドウォームに捕食される事3回、湖エリアで巨大な魚に喰われる事2回、草原エリアで兎にフルボッコにされる事7回…
「今日はこの辺にしておきましょうか!明日もやりますので、各自予習をしておいてくださいね。」
私は転移魔法でクラスに戻って来た。
5人は疲弊した顔をしながらクラスに戻って行った。
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