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聖女メローナと勇者カースの章
第七話 パーティー探し!
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私は冒険者ギルドでパーティーメンバー募集の項目を見た。
普通なら聖女は…パーティーでは重宝する為に、かなりの確率で誘われると思う者も多いがそうでもない。
★が1つの聖女なら、初心者パーティーではすぐに誘われるけど、★が3つもあると…上位のパーティーでは無いと誘っては貰えないからである。
低レベルのパーティーに参加するというのも出来なくはないのだけれど…。
聖女にもノルマという訳ではないけど、★を3つになったとは言っても、いつまでも持続できる訳ではない。
ある一定の期間を過ぎると、★のランクも昇格をしないと降格する可能性があるからだ。
なので早くパーティーを見付けて参加したいのだけれど?
「無いわね…こうなったらソロでやろうかしら?」
ソロの聖女も居なくはない。
使いこなせる武器があるのなら…例えばモーニングスターや剣とかね。
パーティーに比べて経験値の稼げる量は減るけど、それでもソロだけで神殿に召し抱えられた聖女もいるという話だった。
そして私の武器は、オールマイティ。
剣から杖まで全てを使いこなせるという物だった。
なら、何故今迄ソロでやらなかったのか?
効率が悪いからです!
でも、あの馬鹿のパーティーに入る位ならソロでも良いかと思えて来る。
言っては何だけど、カースはお世辞にも戦闘が上手いとは言えなかった。
重戦士のズークに至っては、タンクの役割が出来ていなかった。
そして…アーズレバも魔法を関係なしにぶっぱなすだけで、威張ってばかりだった。
よくもまぁ…私はあんなパーティーでやって来れたと思う。
「本当にないわね? どうしようかしら…」
「だから言っただろ! お前の居場所は俺たちの所だと。」
「大神殿がある王都にでも行ってみようかなぁ? 少なくても、こんな辺境の街に比べれば、募集も多い筈だしね。」
「おい、無視をするな!」
「王都までの乗合馬車は幾らだったかしら? まぁ、蓄えはあるから別に良いのですが…」
「おい、メローナ!」
「先程から五月蠅いですねぇ…一体なんですか?」
私は振り返ると、そこにはカースとかつての仲間がいた。
治癒術士のビーシャが居ないようですが…見切りをつけたのでしょうか?
それとも、聖女偽証で捕まりましたか?
「メローナに謝罪をさせる為に、ズークとアーズレバも連れて来たんだ!」
「メローナ、今迄の事は悪かった!」
「メローナ本当にごめんなさい!」
「はい、謝罪は受け取りました! ですので今後一切私に接触しないで貰えますか?」
私はそう告げると、カースが物を言う前にズークとアーズレバが文句を言って来た。
「俺に謝らせておいて、戻って来ない気か?」
「謝るのは当然でしょ? 碌にタンクの役割も出来ない癖に、守りを出来ないのはお前のへっぽこ魔法の所為だ!…と罵ってくれましたよね? さらには、あんな辛気臭い女がパーティーの中にいるとテンションが下がると。」
「私もちゃんと謝罪したじゃない!」
「女を捨ててる、もう女ではない、生まれて来る種族を間違えたとか散々罵ってきた癖に、ごめんなさいの一言で済む訳ないでしょ! 貴女が仮にそれを言われた場合…許せるのですか?」
「私なら…許すわよ!」
「そうですか…アーズレバの底が知れましたね。 プライドを微塵も感じない人が私の事をアレコレと罵っていたのですか…」
2人は何も言えなくなった。
だが、この男…カースはまだ諦めていない様だった。
普通なら聖女は…パーティーでは重宝する為に、かなりの確率で誘われると思う者も多いがそうでもない。
★が1つの聖女なら、初心者パーティーではすぐに誘われるけど、★が3つもあると…上位のパーティーでは無いと誘っては貰えないからである。
低レベルのパーティーに参加するというのも出来なくはないのだけれど…。
聖女にもノルマという訳ではないけど、★を3つになったとは言っても、いつまでも持続できる訳ではない。
ある一定の期間を過ぎると、★のランクも昇格をしないと降格する可能性があるからだ。
なので早くパーティーを見付けて参加したいのだけれど?
「無いわね…こうなったらソロでやろうかしら?」
ソロの聖女も居なくはない。
使いこなせる武器があるのなら…例えばモーニングスターや剣とかね。
パーティーに比べて経験値の稼げる量は減るけど、それでもソロだけで神殿に召し抱えられた聖女もいるという話だった。
そして私の武器は、オールマイティ。
剣から杖まで全てを使いこなせるという物だった。
なら、何故今迄ソロでやらなかったのか?
効率が悪いからです!
でも、あの馬鹿のパーティーに入る位ならソロでも良いかと思えて来る。
言っては何だけど、カースはお世辞にも戦闘が上手いとは言えなかった。
重戦士のズークに至っては、タンクの役割が出来ていなかった。
そして…アーズレバも魔法を関係なしにぶっぱなすだけで、威張ってばかりだった。
よくもまぁ…私はあんなパーティーでやって来れたと思う。
「本当にないわね? どうしようかしら…」
「だから言っただろ! お前の居場所は俺たちの所だと。」
「大神殿がある王都にでも行ってみようかなぁ? 少なくても、こんな辺境の街に比べれば、募集も多い筈だしね。」
「おい、無視をするな!」
「王都までの乗合馬車は幾らだったかしら? まぁ、蓄えはあるから別に良いのですが…」
「おい、メローナ!」
「先程から五月蠅いですねぇ…一体なんですか?」
私は振り返ると、そこにはカースとかつての仲間がいた。
治癒術士のビーシャが居ないようですが…見切りをつけたのでしょうか?
それとも、聖女偽証で捕まりましたか?
「メローナに謝罪をさせる為に、ズークとアーズレバも連れて来たんだ!」
「メローナ、今迄の事は悪かった!」
「メローナ本当にごめんなさい!」
「はい、謝罪は受け取りました! ですので今後一切私に接触しないで貰えますか?」
私はそう告げると、カースが物を言う前にズークとアーズレバが文句を言って来た。
「俺に謝らせておいて、戻って来ない気か?」
「謝るのは当然でしょ? 碌にタンクの役割も出来ない癖に、守りを出来ないのはお前のへっぽこ魔法の所為だ!…と罵ってくれましたよね? さらには、あんな辛気臭い女がパーティーの中にいるとテンションが下がると。」
「私もちゃんと謝罪したじゃない!」
「女を捨ててる、もう女ではない、生まれて来る種族を間違えたとか散々罵ってきた癖に、ごめんなさいの一言で済む訳ないでしょ! 貴女が仮にそれを言われた場合…許せるのですか?」
「私なら…許すわよ!」
「そうですか…アーズレバの底が知れましたね。 プライドを微塵も感じない人が私の事をアレコレと罵っていたのですか…」
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だが、この男…カースはまだ諦めていない様だった。
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