聖女になんかなりたくない! 聖女認定される前に…私はバックれたいと思います。

アノマロカリス

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怪盗リアラの章

第二十六話

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 パクる計画だけど、薬草は成功したけどガラス瓶は成功とは言い難いわね。

 でも修復すれば普通に使えるので良しとしましょう。

 次に調合機材の入手なんだけど、これが少し面倒なのよね。

 錬金術ギルドからは、破損したりした場合の予備機材はある。

 だけど毎日同じ人が使う為に、それぞれの機材に名前が刻まれている。

 なのでパクれるけど、部屋をあら探しされたら見つかってまうアウトだ。

 だって…鍋の大きさが成人男性の頭より大きいからだ。

 私の収納魔法にはまず入らない。

 ただ…話によると、穢れ浄化の旅では調合機材を神殿騎士が持ち運んでくれるらしい。

 旅について行くなら調合機材は手に入る…けど、私は旅をする気は毛頭ない。

 「私は肉が食べたいの、神殿騎士が付いてきたら肉が食べられないから。」

 大体、肉や魚を食べたら回復魔法の効果や信仰心が下がるというのは怪しいものなんだよねぇ?

 そもそも私に信仰心なんて全く無いのだけど、それでも立派に回復魔法は使えている。

 その為に神殿では肉を食べられないし、旅の最中も神殿騎士が食べ物を管理させられて…旅を終えてからは王妃になる為に王子と結婚させられるけど、甘味は良くて肉はダメらしい。

 「…え? 鍋なんてその辺から適当に入手すれば良いじゃん!…って?」

 そこらにある鍋でポーションが作れるのなら苦労はしない。

 私が錬金術師なら…ポーション作りの錬成窯を作り出す事は可能だろうけど、錬成窯には中の底に錬成陣という物体を混合させる刻印が刻まれていて、これじゃ無いとポーションが作れないという話だった。

 だからその辺の鍋で適当に作るというわけにはいかないから、調合機材の入手が必要不可欠なの。

 普通の鍋でも作れない事はないのだけれど、質の悪いポーションしか出来ないという話らしい。

 旅をすれば手に入る…けど、神殿騎士から逃げられる自信は無い。

 どうしようかしら?
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