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バックれ計画の章
第三十九話
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商業都市グランリーザ迄の道のりは、真面に進む事が出来ても20日前後掛かるという。
ならばその間に私の計画を実行する為に色々と実行してみた。
私の計画…それは神殿騎士団の監視を逃れてバックレる事だ。
男性神殿騎士のアルファとオメガは何とかやり過ごす事は出来るだろうけど、女性神殿騎士のシーダとディーナは結構手強い。
お花摘み大作戦…これをやると男性神殿騎士は流石に遠慮するが、女性神殿騎士だと平気で付いて来る。
用を足す際には少し離れた場所で待機をしているが、私を挟み込む様に警備をしている為に逃がさない様にしていた。
バックレる計画を知っている訳ではないと思うので、逃がさない様にというよりも何かあった時にすぐに対応できる為の位置なのだろうけど、これを掻い潜ってバックレるのは難しいだろうなぁ…。
深夜警備抜け出し作戦…見張りは交代制で、男女2名が番をして残り2人が休むという形を取っていた。
しかも私を挟み込む様に寝ている上に、少しでも起き上がろうと動いただけで目を覚まして声を掛けて来る。
勘が鋭いのか、寝たふりをしているのかは分からないけど…此処から逃げ出すのは容易ではない。
私は両脇で寝ている2人に対して、癒しの歌と称した睡眠魔法を放ってみたが…眠りの耐性が強いのか、私のレベルが低いのかで眠りが深くなる事は無かった。
精鋭とも呼べる神殿騎士には相当強い耐性があるのか…この方法もあまり有効には思えなかった。
お食事毒物混入作戦…毒物と言っても本当の毒を混入する訳ではない。
神殿から内緒で持ち込んだ眠り草や麻痺草を食事の中に混入するという物だった。
私には聖女にちなんだ加護がある為に、そういった物が一切効かなかったのだが…?
神殿騎士の4人にも睡眠魔法同様に効果が薄かった。
「う~ん…手強いなぁ。」
魔物襲撃時にバックレ大作戦…と思ったんだけどね、さすがに精鋭と呼ばれる神殿騎士なので強さは異常な程に別格の強さだった。
更に言えば、女性騎士の2人が戦闘に加わる事なく男性騎士だけで蹴散らしていた。
ここ迄になると…スタンピードやドラゴンでも襲って来ない限り私からの注意を逸らす事はまず不可能だろう。
そして私は神殿で戦いの方法を学んだけど、私が戦闘に加わるという事は一切なかった。
バックレる為には少しでもレベルを上げておきたいんだけどなぁ…?
魔物を倒して経験値を入手してレベルを上げる…この世界での強くなる秘訣はそれしかなかった。
私に戦わせたくないのは、下手に戦闘に加わって私が怪我をするのが恐れているのか…と考えたんだけど、別な意味で私が強くなる事を望まないのかと思えて来る。
「やっぱりあのお花畑王子がゲロったのかなぁ?」
何をしてもバックレ計画の先手を打たれている様にしか思えなかった。
商業都市グランリーザに向かう途中で私達は名も無き村に立ち寄った。
その村も若干だけど穢れに侵されていたので、私は光魔法で浄化を行った。
そして村人達の怪我を癒している時に、何をやっても癒す事が出来なかった病魔に蝕ばまれた少女がいた。
私は聖女になる気は無かったけど、その少女を見た時に神殿に来る前の様な私の姿とダブった。
この少女だけは救いたい…そう思って回復魔法を施したが結局治る事も無くてその少女の死を看取った。
暗く沈んだ空気の中ならバックレるのも容易いかもしれない…という気持ちは一切起こらなかった。
私達は少女を救う事は出来なかったけど、村人達には感謝をされながら村を去った。
そして村から少し離れた場所で馬車を停止させて、私は神殿騎士達に話した。
「今回の様に助けられる命を救えませんでした。これを打開する為に私も戦いに参加したいと思います!」
「ですが…戦いの経験がないリアラ様には荷が重いと思います。」
「それは分かっています、ですが先程…女神様から啓示を受け(大ウソ)ました。より大きな力を得たいと願うのであれば、戦いに参加をしてレベルを上げなさいと。それによって私の癒しの力は強大になるでしょうと…」
レベルが上がれば私の使える能力が向上するのは間違いない。
レベルを上げる為に私は女神様からの啓示という事を神殿騎士達に話した。
神殿騎士達が神の声が聞こえるか迄は謎だけど、聖女である私の言葉を無視する事はしない筈?
馬車が再び走り出して商業都市グランリーザに向かう途中で何度か魔物の襲撃に遭ったが、そこでは私も戦闘に参加して魔物を倒して行った。
初めの戦闘では上手く行かない事があり、何度かミスをしたが騎士達は優しくアドバイスをしてくれた。
そして私も謙虚に教えを乞いながら成長をして行った。
当分の間は真剣に事に及ぶ事にした。
ある時は書物を開いて勉強をし、またある時は馬車での移動中に祈りを捧げていた。
それは聖女の使命に目覚めたから…という事は全く無くて、神殿騎士達に信用をさせる為だった。
全てはバックレる為の計画だ。
どれだけ神殿騎士達の信頼を得られるかによってバックレる確率も高くなるだろう。
そうしている内に私達は商業都市グランリーザに辿り着いた。
「ある程度は信用を得たとは思うけど、まだ足りないよね?」
私は次に信用させる行動に移ろうとしていた。
それは…かなり姑息で信頼度は上がるけど、裏切った場合には非常に恐ろしい報復が待っている様な行動だった。
さて、それはどんな行動なのだろうか?
ならばその間に私の計画を実行する為に色々と実行してみた。
私の計画…それは神殿騎士団の監視を逃れてバックレる事だ。
男性神殿騎士のアルファとオメガは何とかやり過ごす事は出来るだろうけど、女性神殿騎士のシーダとディーナは結構手強い。
お花摘み大作戦…これをやると男性神殿騎士は流石に遠慮するが、女性神殿騎士だと平気で付いて来る。
用を足す際には少し離れた場所で待機をしているが、私を挟み込む様に警備をしている為に逃がさない様にしていた。
バックレる計画を知っている訳ではないと思うので、逃がさない様にというよりも何かあった時にすぐに対応できる為の位置なのだろうけど、これを掻い潜ってバックレるのは難しいだろうなぁ…。
深夜警備抜け出し作戦…見張りは交代制で、男女2名が番をして残り2人が休むという形を取っていた。
しかも私を挟み込む様に寝ている上に、少しでも起き上がろうと動いただけで目を覚まして声を掛けて来る。
勘が鋭いのか、寝たふりをしているのかは分からないけど…此処から逃げ出すのは容易ではない。
私は両脇で寝ている2人に対して、癒しの歌と称した睡眠魔法を放ってみたが…眠りの耐性が強いのか、私のレベルが低いのかで眠りが深くなる事は無かった。
精鋭とも呼べる神殿騎士には相当強い耐性があるのか…この方法もあまり有効には思えなかった。
お食事毒物混入作戦…毒物と言っても本当の毒を混入する訳ではない。
神殿から内緒で持ち込んだ眠り草や麻痺草を食事の中に混入するという物だった。
私には聖女にちなんだ加護がある為に、そういった物が一切効かなかったのだが…?
神殿騎士の4人にも睡眠魔法同様に効果が薄かった。
「う~ん…手強いなぁ。」
魔物襲撃時にバックレ大作戦…と思ったんだけどね、さすがに精鋭と呼ばれる神殿騎士なので強さは異常な程に別格の強さだった。
更に言えば、女性騎士の2人が戦闘に加わる事なく男性騎士だけで蹴散らしていた。
ここ迄になると…スタンピードやドラゴンでも襲って来ない限り私からの注意を逸らす事はまず不可能だろう。
そして私は神殿で戦いの方法を学んだけど、私が戦闘に加わるという事は一切なかった。
バックレる為には少しでもレベルを上げておきたいんだけどなぁ…?
魔物を倒して経験値を入手してレベルを上げる…この世界での強くなる秘訣はそれしかなかった。
私に戦わせたくないのは、下手に戦闘に加わって私が怪我をするのが恐れているのか…と考えたんだけど、別な意味で私が強くなる事を望まないのかと思えて来る。
「やっぱりあのお花畑王子がゲロったのかなぁ?」
何をしてもバックレ計画の先手を打たれている様にしか思えなかった。
商業都市グランリーザに向かう途中で私達は名も無き村に立ち寄った。
その村も若干だけど穢れに侵されていたので、私は光魔法で浄化を行った。
そして村人達の怪我を癒している時に、何をやっても癒す事が出来なかった病魔に蝕ばまれた少女がいた。
私は聖女になる気は無かったけど、その少女を見た時に神殿に来る前の様な私の姿とダブった。
この少女だけは救いたい…そう思って回復魔法を施したが結局治る事も無くてその少女の死を看取った。
暗く沈んだ空気の中ならバックレるのも容易いかもしれない…という気持ちは一切起こらなかった。
私達は少女を救う事は出来なかったけど、村人達には感謝をされながら村を去った。
そして村から少し離れた場所で馬車を停止させて、私は神殿騎士達に話した。
「今回の様に助けられる命を救えませんでした。これを打開する為に私も戦いに参加したいと思います!」
「ですが…戦いの経験がないリアラ様には荷が重いと思います。」
「それは分かっています、ですが先程…女神様から啓示を受け(大ウソ)ました。より大きな力を得たいと願うのであれば、戦いに参加をしてレベルを上げなさいと。それによって私の癒しの力は強大になるでしょうと…」
レベルが上がれば私の使える能力が向上するのは間違いない。
レベルを上げる為に私は女神様からの啓示という事を神殿騎士達に話した。
神殿騎士達が神の声が聞こえるか迄は謎だけど、聖女である私の言葉を無視する事はしない筈?
馬車が再び走り出して商業都市グランリーザに向かう途中で何度か魔物の襲撃に遭ったが、そこでは私も戦闘に参加して魔物を倒して行った。
初めの戦闘では上手く行かない事があり、何度かミスをしたが騎士達は優しくアドバイスをしてくれた。
そして私も謙虚に教えを乞いながら成長をして行った。
当分の間は真剣に事に及ぶ事にした。
ある時は書物を開いて勉強をし、またある時は馬車での移動中に祈りを捧げていた。
それは聖女の使命に目覚めたから…という事は全く無くて、神殿騎士達に信用をさせる為だった。
全てはバックレる為の計画だ。
どれだけ神殿騎士達の信頼を得られるかによってバックレる確率も高くなるだろう。
そうしている内に私達は商業都市グランリーザに辿り着いた。
「ある程度は信用を得たとは思うけど、まだ足りないよね?」
私は次に信用させる行動に移ろうとしていた。
それは…かなり姑息で信頼度は上がるけど、裏切った場合には非常に恐ろしい報復が待っている様な行動だった。
さて、それはどんな行動なのだろうか?
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