古代日本小説(外部サイト)一覧

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 時は三世紀――古代日本。  北の大国・日高見国は、大和連合国の脅威から自国を守るために国外に前線基地を求め、吾妻と呼ばれる一帯を手に入れようとしていた。  日高見国の若き王・那束は、軍神のごとき強さで国々を攻め落としてゆきながらも、冷酷に敵を斬り捨ててゆく自分の中の化け物に恐れを覚えていた。  そんなさなか、那束は、播埀国との戦で、敵である播埀の媛に心を奪われてしまう。  那束は、媛の命を助け、共に生きることに救いを求めたが、媛はそれを許さなかった。 「ひとりで血まみれの道を歩いてゆくがいい」媛はそう言い残し、命を絶つ。  身も心も傷ついているにもかかわらず、それでも戦えと強いられる那束の苦悩と葛藤。  日高見王、那束の救いはどこにあるのか――――。 表紙絵・挿絵は全部自分で描いています。
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登録日 2023.05.02
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