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小説検索AIアシスタントβ

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歴史・時代 連載中 長編
昭和二十年、東京。 度重なる空襲で焼け野原となった街で、若い看護婦・小夜は、崩れかけた病院の一室で負傷兵たちの手当を続けていた。 包帯は足りず、薬もない。水も灯りも十分ではない。それでも彼女は、目の前の命を救おうと手を動かす。 かつて婚約者だった青年・龍之介は、数年前に出征し、それきり消息が途絶えていた。生きているのか、もうこの世にいないのか、それすら分からない。 ある夜、重傷の兵士が運び込まれる。 顔は煤と血で判別がつかず、意識もない。名も告げられぬまま、彼女はいつも通り処置を施す。 包帯を替え、傷口を洗い、弱くなる呼吸を必死に繋ぎ止めようとする。 兵士は目を開けることなく、そのまま息を引き取る。 後処理のために認識票を確認した瞬間、彼女の手は止まる。 そこに刻まれていたのは——かつて愛した男の名前だった。 焼け跡に立つ彼女の手には、返されることのない彼の認識票が残されている。
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小説 5,263 位 / 218,415件 歴史・時代 18 位 / 2,882件
文字数 1,976 最終更新日 2026.03.03 登録日 2026.03.03
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