「サクラ」の検索結果
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高校二年生、3月……。
未香(みか)は進路に迷っていた。
成績は問題ないのに、将来やりたいことを見つけられない。
親の仕事を継ぐ親友、壮大な夢を掲げる幼なじみ。そんな彼らと比べてひとりだけ置いてけぼり。
進級したらクラスが別れてしまうかもしれない。
そんな不安も重なって、焦燥感を感じている日々だった。
わたしは、どこへ向かえばいいんだろう……。
そんな中出会ったひとりの女性。
彼女は花蓮(カレン)。未香の良き理解者であり初恋の相手にもなった。
しかしながら、未香はまだ気づかなかった。
――わたしたちは、出会ってはいけなかった。
彼女らの思い出が結ばれるとき、運命のいたずらが交錯する。
・・・
ここは<カフェ・サクラ>。
あたたかな空間の中、大きな桜の木がわたしたちを見下ろしている。
出会いと別れの大切さを実感するために……。
文字数 58,020
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.04.02
**「ねえ陽太、やっと同じ時間を生きられるね」**
前作『君の時間は六歳で、僕の夏は十六歳で。』
前世の夏、激しい濁流の中で、僕たちは永遠に引き裂かれた。
あと数センチ、届かなかった指先。
六歳のまま止まってしまった君の時計と、後悔だけを抱えて生きた僕の人生。
そして一度神様にもらった26日。
そして天国での再会。
しかし、神様はそれ以上の祝福をくれたそうだ。
巡りゆく輪廻の果て、十六歳の春。
高校の校門で僕を待っていたのは、自分と同じ速さで時を刻む**「生まれ変わった」**君だった。
これは、神様がくれた二度目の人生。
幽霊でも幻でもない、確かな体温。
お揃いのミルクティー色の髪をなびかせ、五人の仲間と笑い合う。
前世では決して叶わなかった「共に大人になる」という当たり前の奇跡を、二人は一分一秒、慈しむように積み上げていく。
そして、サクラ舞う卒業式。
かつて濁流に消えたあの指先へ、陽太は一生をかけた約束を贈る。
**「もう、絶対に離さない。一生、僕の隣にいてください」**
死ですら分かつことのできなかった、魂の再会。
前世の「さよなら」を、永遠の「愛してる」へと書き換えるための、千九十五日間の物語。
文字数 13,402
最終更新日 2026.05.08
登録日 2026.04.29
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