「os」の検索結果
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本作は、伝統的な「除霊」を現代社会の「システムエラー(バグ)」として再定義した人間ホラー。
親譲りの霊能力をテクノロジーと融合させ、人々の人生をデバッグする実兼葬と、人々が依存する末期症状の「バグ」だけを判断し、甘い言葉で葬に流す有名占い師・栄花千怨。
この二人が、SNS、AI、仮想現実、そして「承認欲求」という名の現代病に蝕まれた人間たちの心の闇を暴き、強制的にOSをアップデート(再構築)していく。
■ 主要キャラクター
実兼 葬(じつかね そう)
【人生のデバッガー】
黒い着物に銀の回路を刺繍した装いに身を包む、偏屈な青年。霊能力をシステムのバグとして処理する独自の術式を持つ。十円玉を媒体に、対象の「キャッシュ(過去の執着)」をクリアし、未来を予約可能な状態へ書き換える。
栄花 千怨(えいか ちおん)
【毒舌と慈愛の有名占い師】
圧倒的な支持を誇るオネエマンの占い師。占いを「人生のOSを整えるためのインターフェース」と捉えている。甘い言葉でファンを魅了するが、自分を慰めるためだけに占いを利用し、自力で歩くことをやめた人間には極めて厳しい。葬とは腐れ縁で、信頼関係は厚い。
文字数 18,324
最終更新日 2026.02.01
登録日 2026.02.01
梗概
戦後の混乱期、小さな漁村、藤子は漁港で働き、寝たきりの夫、耕三の世話を焼いていた。魚行商人徳田、藤子に見惚れ行商に誘う。藤子は商才に目覚める。或る夜、徳田は藤子を宿に連れ込み手籠めにする。藤子の体に徳田は溺れる。徳田の妻が二人の濡れ場に押し掛け、徳田の股間を切り取り大騒ぎとなる。藤子、大阪へ逃げる。
港近くの焼け跡で屋台店主竜次に拾われ、店を手伝う内、夫婦同然の仲となる。竜次がやくざ者に刺殺される。
生玉神社界隈で、小料理屋や進駐軍兵士専用の売春ホテルを経営、暴力団組長、谷川に見初められ料亭で働く。谷川、風呂に入る藤子を覗き見して見つかるが、逆に挑発されて藤子の虜となる。谷川はGHQ上級将校と組み、大量の進駐軍物資を大手商社に横流ししていた。藤子は、谷川の手下の中に竜次を刺殺した男を見つけた。
文字数 68,456
最終更新日 2026.02.18
登録日 2026.02.18
大型台風の大波で墓地が流された、墓石の下から、シャツとネクタイ姿の死体が出て来た、大金を持って行方を眩ませていた漁協組合理事長、だった、
左目、左頬に刀傷、異相の刑事黒木刑事が事件捜査に着手、忽ちに容疑者を検挙して自供させた、しかし理事長が横領した組合の金が何処にも無い、
黒木佐吉の名を聞いて大阪府警依田刑事が動き出す、依田刑事の幼馴染みと同じ名前、面会したが全くの別人、また、容疑者から話を聞いて冤罪の疑いを持つ、事件を辿る、
黒木には金が要った、黒木は憲兵として朝鮮で過ごした、赴任していた中国から帰ると、妻と子が中国赤匪に嬲り殺しされたと聞いた、だが、窃盗で捕まえた男から、妻と子が、動乱の朝鮮で、黒木を恨んで生きていると聞いた、朝鮮に渡るには大金が必要だった。
文字数 91,179
最終更新日 2026.02.19
登録日 2026.02.19
『生きている壺』が、ラジオ短編小説賞2025年上期準大賞を受賞しました!
https://radioshousetsu.jimdosite.com/%E7%B5%90%E6%9E%9C%E7%99%BA%E8%A1%A8/
『生きている壺』買い取り専門店に勤める大輔に、ある老婦人が壺を置いて行った。どう見てもただの壺。誰も欲しがらない。どうせ売れないからと倉庫に追いやられていたその壺。台風の日、その倉庫で店長が死んだ……。倉庫で大輔が見たものは。
『現像してはいけない』現像したフィルムには、撮った覚えのない女の左目が写っていた。しかしとても美しい目だったので、パネルにして作品展に展示した。展示を見ていた客が立ち去ったあとに……
文字数 4,930
最終更新日 2025.02.27
登録日 2024.04.03
Ryo Kuroda, a 25-year-old former police officer dismissed for his lack of physical strength, hoped to start fresh as a private detective.
One night, he saved a very unnatural-looking cat from a pack of shadowy creatures. In return, the cat "blessed" him with a wish — for more clients.
It worked. A little too well.
What sounded like a stroke of luck quickly became a never-ending nightmare, as his office was soon flooded with the strangest and most unbelievable cases imaginable.
But with each strange case comes a lingering unease. Patterns that shouldn’t exist. Clues that feel too intentional. Ryo begins to suspect an unseen hand is pulling the strings behind the scenes.
With nothing but his sharp mind, stubbornness, and an ever-growing headache, Ryo is forced to navigate a world where the supernatural is very real and very troublesome. Ever since that cat granted his wish, a normal client might as well be a fantasy.
Now, he finds himself dragged into Hidden Lands on Earth and Strange Realms beyond… where every case involves ancient legends, twisted fairytales, and forgotten folklore.
文字数 2,367,791
最終更新日 2026.02.27
登録日 2026.02.04
『Echidna ProjectⅠ ― ラミアの眼』
声は、祈りを模した記録だった。
都市の再開発の中で生まれた〈白いペット〉エキドナは、母と子の静かな生活に入り込み、やがて“視線でつながる”新しい生命系をつくり出す。空手道場の師範代・神原美沙は、息子・蓮を救うため、集合意識〈ラミア〉と対峙する。拳が剣に変わり、祈りが支配を断つとき、母は「護るとは誰のためか」という問いに立たされる。
『ラミアの眼』は、ResonantVerse(RV)シリーズ第Ⅰ部。
祈り・記録・母性をめぐる黙示録的サスペンスであり、声が人間を、祈りが都市を変えていく最初の章である。
(全文掲載)
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『Echidna ProjectⅡ ― 八咫鏡プロトコル』
夜のスタジオ。新加入のボーカル・祈音(キオン)がマイクの前で息を吸う。最初の一音が出た瞬間、空気の密度が変わった。無音の一拍、〈祈音の拍〉。その沈黙が世界を整える。
Luminariaという光の名をもつ少女たち。
鏡の向こうでは、もう一人の“祈音”が目覚めようとしていた。
『八咫鏡プロトコル』は、AIと人間、音と記憶、祈りと赦しの境界を描く第Ⅱ部。
▶ 第1章「声のはじまり」を掲載。
▶ 続く章(第2~10章)は公式サイトへ:
https://luminaria.love/ukon/
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ResonantVerse(RV)シリーズについて
ResonantVerseは「音楽と物語が共鳴する世界」を描く連作。
声=祈りをテーマに、AIボーカル〈祈音〉を中心とした“聴く小説”の実験です。
I『ラミアの眼』――母性と集合意識の黙示録。
II『八咫鏡プロトコル』――声が祈りに変わる鏡の章。
III『黄泉の座標(YOMI Protocol)』へと続く。
祈りは消えない。
声が残る限り、物語は続く。
文字数 87,375
最終更新日 2025.12.24
登録日 2025.10.22
季節外れの朝顔が咲く庭。そこに現れた“名を呼んではならぬ女”と青年が出会う、祈りと記憶の幻想譚。
山深い旧家に派遣された若い庭師・湊。依頼書には依頼主の名もなく、ただ「庭の整備をせよ」とだけ記されていた。たどり着いた屋敷の庭には、秋にもかかわらず青紫の朝顔が五輪、音のない空気の中に咲いていた。風も鳥の声もない。不意に背を抜けた冷たい気配の先に、湊は青紫のワンピースを纏う女の姿を見る。月光の中、彼女は花を見つめ、囁くように言った。「……摘まないで」。それだけを残して、闇に溶けた。
翌朝も花は変わらず咲き続けていた。幻ではない。湊は屋敷を探り、埃をかぶった帳面の束の中から奇妙な一冊を見つける。そこには「朝顔咲ク夜、名ヲ呼ブコト勿レ」と墨で書かれていた。夜、再び女が現れ、湊はその言葉の意味を問う。彼女は微笑み、「咲いてはならぬ庭に、咲いてしまった人」と名乗る。名を呼べば花は散るという。湊は彼女の名を探す決意を固める。
納戸の奥で見つけたのは、祖父・榊原清三の日記だった。そこには同じ庭で“咲いてはならぬ朝顔”を見た記録があり、「咲けば忘れ、咲かねば憶え」と綴られていた。日記の筆跡は震え、「少女、名記せず。忘れ草なれば」と記されている。湊は悟る。祖父もまた、彼女に出会っていたのだ。
夜ごと現れる女は、次第に言葉を増やしていく。「咲くことは、忘れられること。わたしは、忘れたくないのに」と。湊は封印を解くように庭を掘り、朝顔の根元から一枚の木札を見つけた。そこにはかすれた墨で「澪」と書かれている。名を呼ぶことはできなかったが、彼女は微笑み、「忘れないでね」と囁き、月光の中に消えた。
やがて湊は知る。澪は愛されることに疲れ、誰の記憶にも残らぬよう咒となった存在だった。だが、湊の想いがその咒を変えた。彼女は再び現れ、涙をこぼしながら湊に触れ、「あなたに会えて嬉しかった」と告げる。ふたりの指が触れた瞬間、境界は消え、夜が光に包まれる。澪は穏やかな笑みを残して昇華し、朝顔は静かに散った。
一年後、湊は再び庭を訪れる。蔓は生きているが、花は咲かない。だがそれでいい。咲けば忘れ、咲かねば憶える。彼は風に向かい、「来年も来るよ」とつぶやく。花のない庭に、確かに“誰か”の気配があった。
咲くことは忘却、咲かぬことは祈り。澪が残したのは、咒いではなく、記憶を守る静かな美しさだった。
文字数 18,645
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.17
『桜の名のもとにⅡ ― 春を忘れない』
別れから二年。
結衣と尚吾は、もう戻らない春の道に再び立つ。
光を試すつもりで結衣が切った一枚の写真――
そこに映っていたのは、かつての恋人・尚吾の笑顔だった。
偶然の再会ではない。
止まっていた時間の続きを、ふたりは静かに歩き始める。
春を忘れないとは、何を守り、何を手放すことなのか。
やわらかな痛みと再生の光を描く物語。
ResonantVerse(RV)シリーズは、
“音楽と物語が共鳴する世界”を紡ぐ連作プロジェクト。
主題曲《春を忘れない》を中心に、
《Afterlight》《Daylight Brunch》へと連なる
“再生の三部作”の第一章。
――夜を抜けて、朝が訪れる。
ふたりの春が、もう一度咲く。
特設サイト:https://luminaria.love/ukon/
文字数 61,051
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.10.17
宗教法人を巡る不透明な資金の流れ。
寄付、土地取得、政治との距離――
表向きは清廉に見える教団の内側で、
帳簿に残らない数字が静かに積み上がっていく。
刑事・瑠惺は、ある経理担当者の証言をきっかけに、
教団と周辺人物の関係を追い始める。
だが調査を進めるほど、
事件は「違法かどうか」ではなく、
「なぜ沈黙が選ばれてきたのか」という問いへと姿を変えていく。
誰が嘘をついているのか。
誰が何も語らないのか。
そして、記録されなかった事実とは何なのか。
これは、
正義が声を失っていく過程を描いた物語であり、
沈黙がどのように作られるのかを追うミステリである。
文字数 56,526
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.11
ハワイ・ワイキキ。
映画の撮影で賑わうビーチとホテルを舞台に、ひとりの女優が死んだ。
南国の陽射し、観光客の喧騒、華やかなキャストとスタッフ。
すべてが順調に進んでいるように見えた撮影現場で起きた転落死は、「事故」として処理される。
作品は予定通り完成へ向かおうとしていた。
『ストロベリームーン・セレナーデ』は、ハワイの映画撮影現場という閉じられた空間で起きた死をめぐる物語である。
撮影の裏側で交わされた会話、視線、沈黙。
カメラが回っていない場所で積み重なった小さな選択が、やがて取り返しのつかない結果へと結びついていく。
恋、嫉妬、野心。
誰かが踏み出した一歩と、踏みとどまれなかった一瞬。
同じ夜に存在したそれらは、本当に偶然だったのか。
物語の終わりに示されるのは、単純な「事故」でも、わかりやすい断罪でもない。
夜が終わり、月が沈んだ朝に残るのは、目を逸らさなくてよくなった視線だけである。
文字数 68,790
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.12
死者の衣を洗う店〈ピースアー〉。――香りが戻るたび、真実がほどけていく。
タイ語で蝶を意味する「ผีเสื้อ(ピースアー)」は、直訳すれば「幽霊の衣」。
死者が羽衣をまとうように、もういちどこの世を舞う――という信仰がある。
大きな事故で夫を失った高瀬梨紗は、〈ピースアー〉という古いクリーニング店の店内で、亡き夫の衣を洗い直す提案を受ける。
店主・飛木祐奈が手に取った布には、失われた時間の温度がまだ残っていた。
香りの記録を辿るように、梨紗はかつて夫と交わした言葉を思い出していく。
青い光の蝶が舞うその瞬間、封印された“真実”が少しずつ浮かび上がっていく――。
〈ピースアー〉は、愛した人をもう一度この世に留めるための、最初で最後の洗い直しの物語である。
――真実は、洗われても跡を残す。
文字数 15,751
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.17
祠で待つ人は、声だけ先に届く。りんどうの青の下、鏡師となる青年は最期の面影に別れを告げる。
山の風はもう秋の色を帯びていた。青年・芳三郎は、祠へ続く細い径を歩いている。風に揺れるりんどうの花、袖をすり抜ける光の粒。彼がそこに向かうのは、ある約束のためだった。祠の前には、いつも彼女が先に来ている。名は紗江。穏やかに笑う声が、山の静けさの中で一番やさしい音だった。
ふたりの間に、特別な出来事はない。干菓子を分け合い、昔話をして、花を眺めるだけの時間。けれど、その何気ない瞬間が、芳三郎には何よりの喜びだった。祠のそばには、毎年同じ場所で咲くりんどうがある。変わらず咲く花のように、ふたりの時間も続くと信じていた。
ある日、紗江が言う。「変わらないって、すごいこと。でも、変わるからこそ、また咲くのよね。」
その言葉が、芳三郎の胸に残る。彼は祠に小さな草履を置き、来年もまたここで会おうと約束した。別れ際、ふたりの影が重なり、風が花々を揺らす。その一瞬が永遠のように感じられた。
季節がいくつ過ぎても、芳三郎は同じ山道を登りつづける。りんどうは咲き、祠は変わらずそこにある。けれど、どこかが少しずつ違っていく。風の向き、陽の角度、そして――彼女の声の響き。ある日、紗江は静かに笑って言った。「ねえ、また明日も来てくれる?」 彼は頷く。けれど、その「明日」は、ほんとうに訪れるのだろうか。
りんどうの花が、風に揺れている。祠の前に置かれた小さな草履は、今もそのままだ。山の静けさの中、空の色だけが澄み渡っていく。
青年は祠の前に立ち、しばらく何も言わずにいた。風が頬をなでる。目を閉じると、かすかにあの笑い声が聞こえた気がする。
そして、彼は名を呼ばずに、そっと空を仰ぐ。
雲ひとつない蒼の下――その空は、どこまでも深く、どこまでも静かだった。
蒼雲の次の物語が、あなたを待っています。
黄泉灯籠迷図(よみとうろうめいず) ―― 灯籠の声を聴く者の物語へ。
文字数 12,857
最終更新日 2025.10.18
登録日 2025.10.17
骨董品の鑑賞会が行われる旧家・西園寺邸。
結婚詐欺師として生きてきた大塚祐介は、かつての因縁を持つ骨董品詐欺師の田辺に同行し、その場に立ち会う。
祐介はテクニックがすごい詐欺師でもない。ただ、芸能人並みに顔がいい。祐介は騙しはしない。
屋敷には人が揃っている。
だが、確認されない異変が積み重なり、やがて使用人の一人が倒れているのが見つかる。
誰も騒がない。
誰も確かめない。
警察も呼ばれない。
祐介は語らず、判断せず、ただ配置と沈黙を見続ける。
言葉にされない違和感と、確定を避け続ける人間たちの選択が、静かに事件の輪郭を浮かび上がらせていく。
これは、真実を暴く物語ではない。
「なぜ、誰も確定しなかったのか」を描く、沈黙のミステリー。
文字数 52,998
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.10
徳島県牟岐沖の島を舞台にしています。
介護施設で、通称「火男さん」が死んだ、その名の通りその口は、脳梗塞の後遺症で、唇が耳の元近くにまで引き攣れ、その口の形は火吹き筒を咥えた、ひょっとこ面のよう、火男さんには飛んでもない、悪癖があった、夜中に脱出し、あちこちに放火し、地域住民を怖がらせていた。
火葬場から、その「ひょっとこさん」の遺骨が持ち去られた。骨壺を持ち去った男、鹿木は「土佐日記」に記される、海賊の頭領家の末裔で、父親の代までは莫大な資産を持っていた、事業失敗で、その殆どを失って、僅かに残った離島で、一人暮らしていた、火男さん、実名、上村吉信、は鹿木家の分家、実業家上村定信の義理の弟、だった、
上村定信には多額の資産があった、それを狙って吉信らに殺されると危惧していたか、定信は死後、残された子供らの将来、そして事業継続を案じて、遺産分配の遺書を書き残してあった…
文字数 111,805
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.02.20
「明治初期、大坂・法善寺に住する狛犬の狛(こま)、焼け落ちた寺の墓地の土中から、夜な夜な泣く一体の曝髑髏を掘り出し、法善寺、水掛不動の足元に立つ緑(あお)地蔵に届けた。曝髑髏、元は大店の娘、騙されて「斬首刑」に処せられ、その首、土中に埋もれて人畜に履まれ、哀れにも曝髑髏となり果てた、この恨み晴らしたいと緑地蔵に訴えた。聞けば、女、数人の男に絡み「人命律」に因り「梟首刑」に処せられたと云う、「人命律」とは閻魔丁でも最も厳しい「五逆の罪」に当たる。地蔵の正体は閻王直属の最高位判事、俗世に犯した罪など一切扱わぬが、何故か閻王から特別の調査命令、閻王の意、理解出来ぬまま、緑地蔵、調査する、「閻魔帳」に記録する女の罪状に、僅かながらも女の云うところと「差違」があり、それは、閻魔丁に於いて決して見逃してはならない、仏陀の教えに抵触する事実があると判った。日本で最後に執行された斬首刑」
文字数 66,817
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.02.20
「泳げないなら、歩けばいい。一緒に」
実業団を辞めた競泳選手とトライバルタトゥーの法律屋。ふたりが見つける港町の小さな謎
ある事情から泳げなくなった実業団の競泳選手のアオが、転勤先の横浜で出会うのが、とある法律屋(司法書士兼行政書士)のイオ。
イオは全身にトライバルタトゥーを入れた、大柄で不思議な男。
イオの見た目に似合わぬ優しいムードに惹かれ、アオは、風俗街の駅前にあるイオの事務所「ソアラ綜合事務所」の隣の部屋に越してきた。
きっかけは、一枚の紙片。
そこに綴られた不思議なSOSを拾ったとき、アオの「日常」とイオの「謎解き」が交差していく――
謎とも言えない小さな謎と誰かの悩みを見つけていく、ささやかな連作ミステリ。
文字数 109,707
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.06.09
思い出しましたぁ……。
私が子供の頃……夏休みも終わる頃の、ことでした。
台風が近づいていて、私はなんとなく……ワクワクして、朝早く起きたとです。
そしたら、窓の外が異様に赤くて、私は、火事かと思って……驚いて、外に様子を見に行きました……。
外に出た私は、驚きました。
それは火事ではなくて、朝焼けやったとです。
空には台風の……厚い雲が、かかってましたが……、朝日の昇っているあたりの雲が途切れて……、山際から真っ赤な太陽が顔を出しとりました。
その太陽の光が、あたり一帯を赤く染めていたとです。
空も山も海も町並みも……。
そして私自身でさえ……。
あまりの不気味さに、私は怖くなって、家に戻ると布団に飛び込み、頭からタオルケットを被って震えていました。
あの時の、地獄の業火の中で悪魔が踊っているような、不気味な朝焼けの色……この赤さは、その時の色に似とります……。
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イケメンで日本大好きだけどちょっぴり変人なギル教授・漢らしい性格な助手の由利子・超いい人な葛西刑事、彼等や仲間たちがバイオテロと対峙します。
シリアスな展開に加え、笑いあり涙あり萌えあり雑学ありの盛り沢山でお送りする、ご当地バイオテロ小説です。
……ココログで2007年から書き始めたこの小説ですが、リアルパンデミックを目の当たりにして、続きを非常に書きにくくなり、あと第5部を残すところで更新が滞っております。その前からなろう版で完成版を暫時アップしていますが、アルファポリスでは進化版としてアップしていこうと思っています。続きが気になる方はココログの『朝焼色の悪魔』更新情報をご覧ださい。
https://kuroki-rin.cocolog-nifty.com/heaven_or_hell/2025/01/post-5036f2.html
この世界ではまだ例のパンデミックは起きていません。なお、作中で感染者が何度か事件を起こしますが、これはバイオテロで画策され起きたことであり、感染者を貶める意図はまったくありません。ご了承をお願いいたします。
文字数 1,218,523
最終更新日 2026.01.02
登録日 2020.11.08
毎日通う学校が、安心、安全な場所でなくなったら、誰に何を願う?
探偵は、中一女子。
依頼人は、他校の女子中学生。
『ある公立中学校の校門前から中学一年生女子が消息をたった。
その中学校では、校門前に監視カメラをつける要望が生徒と保護者から相次いでいたが、周辺住民の反対で頓挫した。』
という旨が書いてある手記は。
私立中学校に通う中学一年生女子の大蔵奈美の手に渡った。
中学一年生の奈美は、同じく中学一年生の少女萃(すい)と透雲(とおも)と一緒に手記の謎を解き明かす。
人目を忍んで発信された、知らない中学校に通う女子中学生からのSOSだ。
奈美、萃、透雲は、助けを求めるSOSを出した女子中学生を助けると決めた。
奈美:私立中学校
萃:私立中学校
透雲:公立中学校
依頼人の女子中学生:公立中学校
中学一年生女子は、依頼人も探偵も、全員、別々の中学校に通っている。
それぞれ、家族関係で問題を抱えている。
手記にまつわる問題と中学一年生女子の家族の問題を軸に展開。
文字数 262,775
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.02.28
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