baron

16歳になり学園に入学した公爵令嬢レミリア・ユーグナーは、クラスメイトの顔を見て急に激しい眩暈に襲われて倒れ込んだ。 誰かに抱き抱えられ運ばれながら、脳内に蘇った映像。 そこには仲良さげに話す、見た事のない衣装を着た男女3人ずつのグループがいた。 その内の1人の女性に勝手に焦点が当たる。 －－－あれは、私…？ そう思った瞬間に、意識がプツリと途切れた。 医務室で前世を思い出した私は愕然とした。 ここが乙女ゲームの世界で、更に自分が悪役令嬢という立場である事に。 …そっか。私のこの想いは、こっちでも結局報われないんだね。 そう思った私は、ある事を決意した。 好きな人に幸せになって欲しい、ただそれだけを願おうと。 例えその結果、自分が辛い思いをしたとしても－－－。 ＊年齢制限ありますので、注意して下さい。 ＊設定ゆるゆるですので、あまり深く考えず息抜き程度にサラーっと読んで頂ければと思います。 ＊ざまぁには、期待が出来ません(私の能力的に) ＊ご都合主義ですので、色々とご容赦下さい。 ＊アルファポリス様では初投稿となりますが、よろしくお願いします。